年中行事
1月1日 セチウチ
  神棚に供え物をします。イモカン汁を食べます。
門松の代わりにユズリの葉(ユズリの中でも緑色のもの)を飾ります。
神主さんの家では餅の上に橙をのせユズリの葉を橙に差して飾ります。
1月2日 ノリゾメ
  船主がみかんをくばります。
1月9日 山の神祭り
1月10日 金毘羅祭り
1月15日 厄落とし
1月22〜25日 厄の日の明神様
 1月20日に御前に明神様が上陸すると言われています。そして赤い衣、鉄下駄を履いた怖い明神様が、稲根神社本殿から神の道を通って里まで降りてきて、24日の夜になると里を徘徊するという伝説があります。この日は「忌の日」と呼ばれ夕食に油で揚げた餅を食べる習慣があります。この日の夜0:00以降は村の人もあまり出歩きません。恐ろしい明神様に会ってしまうからです。25日の早朝には、里の崖下の大根が浜から船に乗って、神の集う島である神津島(神集島)に船出すると言われています。この日は海を見てはいけません。
3月21日
先祖祭(祖霊祭)
 年に二回ある先祖祭は祖霊社で行われます。祖霊社の中に入った正面の棚には旧家二十八軒の先祖が祀られています。

御蔵荘の隣にある祖霊社
8月3日 花火祭
 3日間で行われる夏祭の初日は花火祭が行われます。夜宮と言い午後6時から10時まで里の拝殿前に集まります。
(2008年は7月31日に開催)
8月4〜5日
稲根神社 例大祭
  8月4日には本殿に参拝します。朝6時に里の拝殿前に集まり、島の反対側の本殿に参拝に行きます。
  8月5日は里で神事と神輿が行われます。この日は村中のお祭りの為、村中が大忙しです。村総出で祭りへの協力が必要な為、イルカウォッチングや宿などは営業ができないことも多いです。こういう日に無理を言って宿の予約をしたりしないようにしましょう。宿泊の受け入れをしてくれた場合でも、最低限度の礼儀として神社にちゃんとお祝儀を出すなどの配慮をしたいものです。お祝儀は社務所(当日に旗が立っています)で受け付けていて、大体は行事が始まる前までにお渡しします。御神輿は朝10:30くらいから始まり,里を周った後、夕方5時〜6時くらいに終わります。

2008年は夜宮8月2日/例大祭8月3日

ナカチョウにある社務所
9月23日 先祖祭(祖霊祭)
10月10日 運動会 金毘羅祭り
 運動会も村総出で忙しい日です。
11月10日 三宝神社祭礼
 御蔵島は三宅島の支配下に置かれていましたが、奥山交竹院、加藤蔵人、桂川甫筑の三人が活躍し、三宅島から独立することができました。三宝神社はこの三人を祀っています。
11月15日 七五三  富賀神社に参拝をします。
(昔は13日から準備を始めて、15日は早朝から餅をついて村中に配りました。七五三の子供はコウシャン婆という産婆さんの家に挨拶に行き、神主さんの家で観音様を拝んだ後、富賀神社にお参りする風習がありました。)