素もぐりの練習をしよう。
 一人での練習はあぶないよ。かならず数名で行って変わりばんこに練習しようね。他の人はいつでも助けれるように隣に居ようね。琴ヶ浜の大きなタイドプールでしたら波も入って来ませんので安心して練習ができるでしょう。まずは浅瀬で水に慣れましょうね。

4.水面に浮いてみよう

(1)はじめは手すりにつかまって
  
水中を見る練習ができましたか。次には水面に浮いてスノーケルの呼吸の練習をしてみましょう。
  二人でチームを組んでお互いに練習してみましょう。
  初めての方の場合は、まずはフィンは使わず、スノーケルとマスクをつけて、波の無い、腰ぐらいまでの浅瀬で手すりや岩礁など、しっかしりた物につかまりながら海の中をそっとのぞく練習をしてみましょう。一人の人が練習しているときは、他の人は安全に気を配ってあげましょう。
 海の中を覗きながらスノーケルの呼吸ができたでしょうか?
 うまくできるようになったら、手すりや岩礁などのしっかりしたものに掴りながら、まずは腰くらいの水深のところで、水に浮いてみましょう。もう一人の人は、体を支えてあげましょう。
 
 体の力は抜いて、胴体だけでなく、足の付け根からつま先までの全体がプカプカと浮いていることを意識してみましょう。掴っている腕も力を抜いて、腕も手も浮かしてみましょう。もうひとりの人は、どこかに力が入っていないか見てあげましょう。大事なことは、体をピンと伸ばすことではなくて、リラックスして浮くことです。
 
 からだの各パーツ、頭、胴体、腰、大腿部、ふくらはぎ、足、腕、手、がそれぞれ浮いていることをひとつひとつ意識してみましょう。そうすることによって、リラックスできるようになってきます。

ワンポイント
 
御蔵島のイルカウォッチングでも、もっとも水中の視野を広くとれるのが、海面でプカプカ浮いた状態です。この練習をすると体力を使わないで、リラックスした状態でウォッチングをするスキルを身に付けられるでしょう。