素潜りの練習
 スノーケリングといえども、普通は一人での練習はしないようにします。かならず数名で行き、同時には水に潜らないようにして、他の人は水面で見ているようにします。まずは浅瀬で水に慣れましょう。
3.水中を見てみよう。

(1)陸上でスノーケルの呼吸になれよう。
  まずはスノーケルとマスクを付けて、陸上で口から息を吸う練習をしてみましょう。息を吐くときも鼻からではなくて、口から息を吐きましょう。ただし普通の口からの呼吸と異なります。ゆっくり、すするように吸う練習をしましょう。
 どうして、すするように吸うかというと、海で使用したときはスノーケルが波にかぶったり、自分が顔を動かしたりすることによってスノーケルが水をかぶり、口元まで海水が入ってきます。常にすするように呼吸をしておけば、口元に水がきたときに、口内に水がゆっくり入ってくるので海水を飲み込まずにすみます。ところが一気に息をすっていると、スノーケルが海水をかぶったときに、海水も一気に吸い込んでしまいます。この練習はまずは陸上で練習してみましょう。

(2)はじめは手すりにつかまって
  スノーケルが初めての方の場合は、まずはフィンは使わず、スノーケルとマスクをつけて、波の無い、腰ぐらいまでの浅瀬で手すりや岩礁など、しっかしりた物につかまりながら海の中をそっとのぞく練習をしてみましょう。
 (はじめはお風呂で練習してもよいですが、その場合は
湯船の外に立って湯船の外から湯船の中に顔を入れるような練習は絶対にしないように。頭から突っ込んだらおぼれてしまいます。お風呂で練習する場合は、普通に湯船の中にちゃんと入り練習してくださいね)

 腰の高さ程度までの浅瀬に顔を入れて水中をのぞいて見ることから始めましょう。どんな魚がいるか見てみましょう。スノーケルが初めての方が練習される場合は、足の立つところで手すりや岩などにつかまって、海の中をのぞくところから練習を始めると不安が少なくて良いでしょう。


(3)スノーケル・クリアの練習
  水の中を覗く練習ができましたか?次に、スノーケルの中に水が入ってきたときに、スノーケルの水を取り除く練習をしてみましょう。 しっかりした手すりや岩に掴って、水中を覗きましょう、そしてゆっくりと首を曲げて自分のおなかを見るようにすると、呼吸抵抗を少し感じるのと同時に、スノーケルから水が入ってきます。水が口に来る前に息を止め、曲げた首をもとに戻し、水面の境界まで視線を上げてから、つばを遠くに飛ばすように活きよい良くポッと口から強く息を噴出し、スノーケルの中の水を吹き飛ばしましょう。この練習は何度もやりましょう。

 実際にスノーケリングをしているときは、スノーケルに水が入りはじめると、ストローで水を吸ったときのように呼吸に抵抗が発生し、ズズズとすするような感じがします。それが水が入り始めたサインです。そのまま吸い続けると水が口元まできてしまいますので、その前に呼吸を止め、スノーケルの先端をしっかり海面上に出してスノーケルクリアをしましょう。スノーケルクリアをする息が足りないときは、すするようにして騙し騙し息を吸うようにします。