オオジイの見所

 日本で最も大きいスダジイ(シイの木)。
 2003年にオオジイまで行く道が整備されました。その整備された道を行けば、山道入り口から30分程でオオジイに到着します。このスダジイの木の周りには秋、沢山のシイの実が落ちている。それを拾って宿に帰ってから生で食べたが実に美味しかった。

オオタニワタリ(シダ類)
 オオジイの枝には、南国調の葉が見られる。
 これはオオタニワタリという着生植物。しかも沢山のオオタニワタリが着生しているのだ。オオジイに来たら、ぜひオオタニワタリも見ていって欲しい。


オオミズナギドリの巣
 木の周りにはオオミズナギドリの巣が多くあり、この木の根元もオオミズナギドリが穴を掘っていて崩れやすくなっている。森の最終形態である極相林となると、逆に生息する動植物の種類は減少してしまう。やがて森の巨樹は鳥などの住処やカタパルトに利用されて傷み、巨樹が一生を終えると極相林も崩壊し、森も新しい世代に交代し再生しはじめる。オオミズナギドリは1本の巨樹にとっては害鳥だが、森の再生にとっては大事な役割をになっているのかもしれない。
ヨコオタミチをつくるのに昔は人が材料の木を運んだが、今では仮設モノレールが運ぶ。(2003年5月の様子)
Mさんからの情報(掲示板)
  >そうそう、大ジイのところには新しい東屋ができていましたよ。 2003/06/27(Fri) 
 情報ありがとうございました。(^^) 
整備中の南郷のオオジイへの道
(2003年5月の様子)
「御蔵島の旅人」ホームページへ
御蔵島の植物
スダジイの巨木としては日本で最も大きいことが日本巨樹の会の調査で確認された。(幹13.79mm)かつて御蔵島は野生のニオイエビネが咲く島でした。しかし内地から来た人の山採り、乱獲により絶滅状態になってしまいました。いまではわずかに残ったニオイエビネを集めて増やす試みがなされています。ここで紹介するのも自然のものばかり。取ったり傷つけたりしないでそのままにしてあげてくださいね。御蔵島は全島が国立公園(富士箱根伊豆国立公園)に指定されていますよ。
オオジイへの道

 オオジイへのルートはオオジイ発見の時に通ったルートであり、私有地を通るルートだ。そこで2003年より村が土地を借り上げて道を整備することにしました。ただし周りは私有地なので、道から外れないようにする必要があり、ガイドが必要だ。
南郷のオオジイ
オオジイの見所(板根)

  巨木に独特の板根がこのスダジイにも見られる。オオジイは斜面に立っている為、山側にある根が発達して板状の根になっている。この渦巻いた大き目の板根はまだ丈夫だが、山側の真っ直ぐな板根の方はすでに相当痛んでいる。
オオジイへ行くには?

南郷のオオジイを見るにはガイドが必要です。御蔵島観光協会に連絡すれば、気さくな案内所の担当の方がガイドを探してくれます。山道入り口から片道30分程度で到着できますので初心者でも大丈夫。ガイド料は一人4000円程度。
御蔵島観光案内所
〒100-1301 東京都御蔵島村
TEL 04994-8-2022  FAX 04994-8-7070
mail : info.mikura@aioros.ocn.ne.jp