ウォッチングのマナー

   いつまでもイルカが御蔵島に居ることができるように。
   御蔵島の旅人達が、マナーをご紹介します。

 イルカの生活行動を、そのままにしたいです。 

 交尾行動、採餌行動、絡み合いなどの生活行動をしているイルカを見つけることができたらとても幸いです。貴重な瞬間なので無理して遊ばせようとしないで、できるだけ距離をおいて観察をしてみましょう。そうすることでイルカの野性生活の様子が分かりますし、実は最も長い時間イルカと一緒にいることができるノウハウがそれなのです。大人数でイルカの真上の海面をふさいだり、移動中のイルカの進行方向をふさいだりしないように、イルカをそのままにさせてあげることを考えましょう。そしてイルカをよく観察してみてください。一緒に遊ぶときよりも、多くの発見、多くの感動、多くの充実した時間があるはずです。
 ウォッチャーの中に「絡み合い行動は、交尾ではないから接近しても良い」と言っているウォッチャーがまだ居ることは残念です。そう言うウォッチャーに雄雌の識別方法をいつも聞くことにしていますが、区別を出来る人はこれまで居ませんでした。ですのでそうしたウォッチャーは、実際には交尾か、絡み合いか区別している訳ではないことが分かりました。良く観察して、イルカの観察記録等を作ってみるのも大変興味深いとおもいますよ。