アカコッコ
かつて御蔵島はニオイエビネランの咲き乱れる島でした。
ところが本土からの人々の乱獲、山採りにより、野生のものは絶滅してしまいました。
これらの生物を見ても採取したりしないでそのままにしようね。みんなで自然を守ろうね。
 カマジッコの天敵、シマヘビ。御蔵島の都道(車道)沿いの道端でも時々見つけることができます。人が近くを通ると急いで逃げて行きます。シマヘビをよく見かけるということは、カマジッコも沢山いるという事になります。
 御蔵島のカマジッコと呼ばれている日本固有のトカゲです。オカダトカゲと和名が付いているものの、当の名前をつけた本州では伊豆半島の一部に生息するだけで、そのほとんどは伊豆諸島に生息しています。旅人も本土では全く見たことがありません。カマジッコは伊豆半島の一部で見られるオカダトカゲより色が暗く、御蔵島らしく、海暗カラーになっています。旅人は他のオカダトカゲと区別して御蔵島ではカマジッコと親しみを込めて呼びましょう。写真は当時あった山十一商店から御蔵荘に続く道で撮影しました。御蔵島では、道を歩けば必ず見かけます。ただし三宅島では1982年のネズミ駆除の為のイタチ放獣の為に、現在では絶滅に近い状況と言われています。
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