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ガクアジサイ(花期6〜7月)
川田橋周辺で見られます。
こちらはガクアジサイ。葉の大きさとツヤがラセイタタマアジサイと違うことが分かるでしょうか。ガクアジサイの葉は張りがあります。また葉の大きさは指先をのばした手の大きさ程です。川田の沢のガクアジサイは圧巻。見事としか言いようがありません。里のガクアジサイは6月に、標高の高い川田のガクアジサイは7月頃に咲きます。
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ラセイタタマアジサイ(花期7〜9月)
川田橋周辺で見られます。
ガクアジサイと入れ替わるようにして咲くラセイタタマアジサイです。同じ仲間の植物同士、季節を変えて咲くことによりうまく共存しています。こちらの葉の大きさは人の顔程の大きさにもなります。葉の表面はラシャ紙のようであることからこの名前が付きました。御蔵島でも比較的標高の高いところですと10月ころまで花を見ることができるでしょう。タマアジサイが島の気候にあわせて変化した伊豆諸島の固有種です。 |
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サクユリ(花期7月)
ボロ沢に向かう車道でも見られるでしょう。
ヤマユリの変種で伊豆諸島の固有種です。ヤマユリが花被全体に斑点が均一に広がっているのに対して、サクユリはご覧のように斑点が少なく目立たない。近くで見ると斑点は薄い黄色をしているのが分かるくらい。ヤマユリよりも大型で白さが美しい。
★2002年の7月半ばには満開のサクユリが小美代で見れました。情報提供、おぐらさんより
★2004年6月下旬、里の稲根神社巨樹の森でも咲いています。 |
ハマカンゾウ(花期6〜7月)
サクユリよりも早く咲きます。ノカンゾウの変種で関東以西に見られます。海岸近くに生える為、御蔵島の里付近でも見ることができるでしょう。鮮やかなオレンジ色の花を付けます。 |
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ハチジョウショウマ(花期6-7月)
島のあちらこちらでこの時期見られます。アカショウマが島の気候にあわせて変化したものと考えられています。伊豆諸島で見られる固有種です。 |
スカシユリ(花期6月)
御蔵島ではイソユリと呼ばれています。海沿いの崖などに咲いています。御蔵島の港の崖にも咲いています。イルカウォッチング船で島の周りをまわると、崖にオレンジ色の花を見つけることができます。 |
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ハチジョウイタドリ(花期6月〜9月)
簡単に見られる所としては、ふれあい広場があります。溶岩など養分が少ない場所でも生える植物「先駆植物」で、伊豆諸島の固有種です。
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シマホタルフクロ(花期6〜7)
釣鐘状の花で、とても小さく可愛らしい花です。内地のホタルフクロより花の大きさがかなり小さい伊豆諸島の固有種です。ガクの形にも特徴があり、内地のものと違って硬くとがっています。一般には南の方に行くほど花が小さいと言われ、花の形も微妙に異なります。御蔵島の里でもよく見られます。(御蔵島2001/Aug.) |
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タイトゴメ(花期5〜7月)
タイ産のお米に葉の形が似ているということから大唐米の名がつきました。海岸の岩肌に生える植物です。関東より西〜朝鮮〜奄美諸島に生えています。御蔵島の桟橋周辺にも生えています。東海汽船の切符売り場に来たら、目の前の道路の端を見てみよう。
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ハチジョウイボタ
とても香りが強い木の花です。白くて房状の花をつけます。これも伊豆諸島の固有種です。御蔵島ではエボタと呼ばれています。エボタの木は白い花をつけていて遠くからでも目立つので、イルカウォッチングの時にも見つけやすいです。6月中旬の満開の時期になると、その甘い香りが風に乗って海まで運ばれ、イルカウォッチングの時でもはっきりと分かるほどです。 |
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ヤブコウジ
背の高さがほんの10〜15cmくらいしかない小さな木です。御蔵島ではジュウリョウと呼んでいます。センリョウやマンリョウなどと同じように赤い実がなります。夏になるとこのように白くて可憐な花をつけます。えびね公園でも見られます。 |
テイカカズラ
一見すると大きな木に咲いている花かと思ってしまいますが、実はつる性の植物で、大きな木の枝などに巻きついています。花は真白な愛らしい星型の花を咲かせます。えびね公園でも野生のテイカカズラが多く見られます。マント植物と言って、森の最も外側に生えている木に巻きついて育つため、御蔵島の外周の道路沿いでも良く見つけることができます。ジャスミンの香りに似ているため、スタージャスミンとも呼ばれます。 |
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アオノクマタケラン
背の高さは50cmから1m以上あります。タンテイロの森などで見ることができます。伊豆七島や和歌山県で見ることができます。小さい花を房状につけます。ラン科ではなくショウガ科の植物ですが、とてもきれいです。 |
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御蔵島は富士箱根伊豆国立公園に属しており、島全部が自然保護区に指定されていて
植物の採取は禁じられています。みんなで自然を守ろうね。 |