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イルカを観察しよう

イルカと泳ぐと言うこと。はじめての野性動物との出会い。
それは大変貴重な体験になることと思います。
でもあらためて思い出したいのは、御蔵島周辺の海の中はイルカの生活空間だということだと思います。

僕たちが海に入るときは、
これからイルカ達や海の生き物たちの生活空間に入らせてもらうという謙虚さを持ちたいと思いよね。
僕たちにとっては遊ぶ場所であっても、彼らにとっては生活の場所だから。

御蔵島のいるかは野生動物。水族館のいるかと違い、いつも遊んでくれるとは限らないよね。

僕達が海にはいる時は、もしかすると食事中かもしれないな。

または用があって移動中かもしれないね。または交尾中かもしれない。

そして時には人間と遊びたく思うかもしれません。
 もし海にはいってもイルカが近づいて来なかったら、
イルカを野性のイルカのままにさせてあげたいと思います。
 ぼくたちはイルカが近づいてくるのを待ちたいと思うのです。

イルカがなかなか見つからない時もあります。そんなときは・・・・。

海を渡る心地よい風、風に乗るトビウオたち、国際保護鳥のオオミズナギドリの滑空、

島から無数にしたたり落ちる白滝、たくましく生きる山のツゲやスダジイの老木・・・、

これらのイルカをとりまく自然を感じてみましょう。

そしてこれらの自然がどうやっているかを育んでいるのかを一緒に考えてみましょう・・・。