御蔵島のイルカ (捕食行動を観察しよう) |
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トビウオの捕食 水面近くを仰向けになって、飛んでいるトビウオを追います。これはイルカの視野角が腹方向に広いからであるという説もあります。それとイルカはエビゾリになって魚を捕らえるよりも、柔軟に体を曲げることができる腹方向に体を曲げてトビウオを捕らえる方が楽だから、というのがあると思われます。 |
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岩についたカニ類の捕食 カニ類は海底の岩にへばりついています。これを捕まえるときは逆立ち状態になります。ときどきその状態からすこし仰向け状態になり、前頭葉からクリックを打ちます |
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海藻の中のカニ類の捕食 海藻の畑の中にもカニが住んでいます。そうしたカニを見つけるには、海藻の畑に対して仰向けになり、くちばしで海藻を掻き分けながらクリックを併用してカニを探します。ときより砂地でも同様の行動をみることがあります。 黒崎周辺には平らな根があり、そこには広くホンダワラ等の海藻が茂っています。黒潮が御蔵島に入った時は、そのあたりでカニ類などを食べるイルカの姿を見ることができるでしょう。 |