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春の花
3月〜4月に見ることができる花
かつて御蔵島はニオイエビネランの咲き乱れる島でした。
ところが本土からの人々の乱獲、山採りにより、野生のものは絶滅してしまいました。
これらの野生の花を見ても採取したりしないでそのままにしようね。みんなで自然を守ろうね。

 
オオシマカンスゲ(花期3-4月)
 長滝山でも見れますが、里付近でも見かけることができます。白い毛のような花を付けます。御蔵島ではスダジイの深い森の中に良く生えています。
シマテンナンショウ (花期3-4月) 
 独特の形をした緑色の花です。御蔵島ではヘンゴと言います。カールをしている花の形をよく観察してみましょう。これとよく似た草でマムシグサというのがあります。シマテンナンショウはヘンゴダマといって根を食用としますが、マムシグサはそっくりでも大変毒性があり、食すると数日間舌が麻痺し変色すると言われており注意が必要です。 2003年3月御蔵島 
シチトウスミレ(花期3〜4)
  タチツボスミレが島の気候に合わせて少し変化したものだと考えられています。殆どタチツボスミレですが茎に毛を持たず托葉の切れ込みが荒く深いなどの特徴をもっていると言われています。島では普通にみることができます。(御蔵島川田 2003年3月撮影)
    
    
キケマン(花期3-4月)
 黄色い花に茶色の部分があります。数はそれほど多くなりませんが里付近でも見かけることができます。綺麗な花ですが有毒な植物ですので口に入れたりはしてはいけません。昏睡状態に陥ることもあるということです。
 御蔵島は富士箱根伊豆国立公園に属しており、島全部が自然保護区に指定されていて
 
植物の採取は禁じられています。みんなで自然を守ろうね。