2018年08月16日更新

御蔵島から朝の便で帰る
How to get to Mikurajima
●波浪予測で午後から荒れる場合
 波浪予測で帰る日の午後に海が荒れると分かっている場合は、「御蔵島>東京」の切符を買って、早朝の八丈島行きに乗ってしまうという方法がある。御蔵島>八丈島>御蔵島>東京 という順番に寄港するが、料金は御蔵島〜東京の料金だけでよい。下り便(朝の便)は朝6:00頃に御蔵島に寄港なので、前日に波浪予測を見て、午後の便が荒れそうであったら前夜からある程度荷物をまとめて帰る準備をしておいた方がよいだろう。欠航することも多い御蔵島でも、上り便と下り便のどちらか着岸した方に乗ることにしておけば帰れる確率はかなり高くなるのは言うまでもない。
 御蔵島の港が長くなってから、着岸率も上がってきた。また八丈島の方がより外洋にあるため、台風の影響を受けやすく、八丈島が欠航でも御蔵島は着岸する場合も多々見られるようになった。朝、御蔵島に着岸した時点で八丈島行きが欠航と決定した場合は、御蔵島に朝6:00時に着岸したらそのまま東京に折り返し運行となる。その場合は午後の東京行きの便は無くなる為、これも注意が必要だ。


 午後の便が欠航しそうな場合、御蔵島から東京に帰る方法 (早朝の便に乗っておく方法)
御蔵島      八丈島    御蔵島   東京 料金
帰り 東海汽船 5:55/6:00
(乗船)
8:50/9:40
(下船しない)
欠航
(12:35)
20:45
(到着)
\9,620-
午後の御蔵島着岸が危うい時は、午前中に八丈島行きに乗ってしまおう。すると午後が欠航しても東京には帰れる。早朝の船が欠航したら午後の船でもう一度、東京行きにトライすればよいので、帰るチャンスは一日に2度あるということになる。早朝と午後、どちらで乗船したとしても実は料金は同じなので安心だ。ただし八丈島では下船しないこと。下船するとこんどは八丈島>東京の切符を買わなくてはいけなくなってしまうぞ。要注意だ。(ただし時々船内放送で、御蔵島で降りれなかった人もいったん下船するようにという放送が流れる場合もある。その際はもちろん降りても大丈夫だが、降りるときは八丈島で降りる人につられて改札の人に切符を渡さないように注意が必要だ。) 
 御蔵島〜八丈島までのルートでは、東京〜御蔵島の航路では見ることができないかった美しい黒崎高尾の海蝕崖を見ることができるだろう。黒崎高尾の海蝕崖は高さが480mもあるため、すこし離れると全体の形がよく分かる。御蔵島から八丈島に向かう船の場合は、御蔵島港を出て島を通り過ぎていく際に黒崎高尾が程良い距離でよく見える。八丈島から御蔵島への航路でも同じ場所で程良い距離で見ることができるだろう。



東海汽船(写真はさるびあ丸。現在はたちばな丸)を上空から見れるかもしれない。

黒崎高尾山と海蝕崖(480m)