御蔵島の森は神の住まう森、
古くから人と神が一緒に生活してきた森
南郷(なんごう)という古い村の跡、そこからあざみの藪を掻き分け歩くこと50分
そこには日本で最も大きいシイの木が、その大きな根で、崖の上の土らをごっそりと
わしづかみにしている様に出くわしました。
7000年の深い森に踏み入れた時の冷たい空気.
それはまるで息を止めて海に潜り、突然海底の冷たく新鮮な水に出くわしたその時のような感触。
その大ジイに出会ったときはまるで、もう居なくなってしまったあのイルカに
深い海で突然再開できたようなそんな感動的な出来事でした。
私達とその大ジイの出会いは、そんな出会いでした。