イルカ・ウォッチング&スイムの概要
 
 イルカのウォッチングは、御蔵島の各宿に直接、宿泊とウォッチングの申し込みを行うのが一般的です。御蔵島は宿泊の予約が事前に無いと島に入ってはいけないので、まず予約をとりましょう。
 宿の予約の際に、イルカのウォッチングをしたい旨を伝えれば予約はOKです。現地に着いてから海の状況やお客さんの人数によって当日の乗船時間がきまります。時間帯は大まかに言うと午前、午後に分かれ、時より早朝に行うこともあります。それでは実際のウォッチングはどうやって行うのかをここで紹介しましょう。

2006.5/20更新
       
1.準備をする。
 宿であらかじめウエット・スーツを着たり、ビニールバックにタオルを入れたり、時間までに準備をしておきましょう。船の出港がおくれるとそれだけウォッチング時間が短くなってしまいます。船の上では大変喉が乾きますのでペットボトルに水を入れて持って行くとよいでしょう。
 さて、もう一つ準備しておくことがあります。ウォッチングが終わって海から帰って来たときに体は濡れています。そのまま部屋に入ることはできませんので、それぞれの宿の着替え場に着替えを用意しておきましょう。
2.ウォッチング船に乗る
 桟橋までは宿の車が送ってくれます。そこからウォッチング船に乗り込みましょう。乗船の際は人間だけどんどん乗り込んで行きましょう。乗り込む順番を待っている方は、お互いに協力して船に乗っている人に荷物を渡してあげましょう。(下船の際も、荷物は船に置いておき、ひとまず人間だけ先にどんどん上がりましょう。荷物は後で船頭さんが渡してくれますよ。先に上がった方は、後から来る方の荷物を受け取ってあげてくださいね)
 船に乗ったらウエイトベルトに重り(ウエイト)を通し、スノーケリングの準備をしましょう。
3.イルカを探す。
 船に乗ったらすぐに泳げる状態にしておきましょう。
 そして船頭さんと一緒にイルカの背びれを探してみましょう。誰が最初に背びれを見つけるかな? 
4.指示を待つ
 イルカがどんなに近づいて来ても、勝手に飛び込んではダメですよ。海に入るタイミングは船頭さんが判断してくれます。船頭さんが「いいよー」と言ったら速やかに海に入りましょう。それまでは待つのがルールなのです。早く入りすぎるとイルカがどこを通るのか分からなくなり、タイミングが遅くなると人に気付かずイルカが通りすぎてしまいます。
5.イルカ・ウォッチング&スイム
 潜れる人、水面にいる人様々です。海に入ったら周りで泳いでいる人にぶつからないように注意しながら水中にいるイルカを探してみましょう。水に入ったらまず、イルカが何をしているところかを良く観察してみましょう。そしてこの時、来る方向がある程度分かっていても常に360度探すことが大切です。水中では視野が狭くなり、頭のうしろ1mのところでイルカが通り過ぎても気付かないことがあるのです。
 なるべく人同士は距離をおきましょう。イルカが急な動きをしたときに人も急な動きをしてお互いぶつかってしまいます。イルカが何か生活行動をしていないか確認し、大丈夫ならイルカの視野に入る程度に近づいて、イルカがこちらに気付いた時の反応をよく観察しましょう。そのときすぐに近づいてくれば一緒に泳げるチャンスです。離れればそのままにしておきましょう。
6.船からの指示を意識しよう
 水面に居るときはボートの位置をこまめに確認しよう。船頭さんが手で指示を出しています。イルカが行ってしまったと思っても、2ブループ目のイルカが来たり、イルカがまた戻ってきたりするのを教えてくれます。船頭さんが呼んでいるようだったら速やかに戻り、譲り合いながら速やかに船に上がりましょう。そして場所をまた移動してウォッチングを続けます。
7.島を外から眺めるチャンス
 船に上がった時は、次の群れまで時間があるかもしれません。ぜひ御蔵島の地形を観察してみましょう。右の写真の岩など、珍しい岩があったりするのに気付くでしょう。(写真は障子根)。そうした地形を覚えておくと、イルカとどこで出会ったのかなど、後で思い出す手がかりになるはずです。有名な黒崎高尾の海蝕崖や白滝などもウォッチングボートに乗らないとなかなか見る機会が無いものです。その他、トビウオやオオミズナギドリ、アマサギなども観察できる機会があるかもしれません。
8.ウォッチングを終えたら
 ウォッチングを終えたらイルカを一生懸命さがしてくれた船頭さんにありがとうを言いましょう。そして宿の車で戻りましょう。宿についたら道具を簡単に洗っておき、シャワーを浴び、着替え室に前もって準備しておいた服に着替えましょう。その後、休憩を兼ねて、できたら地図上にイルカと出逢った場所を記録しておきましょう。イルカが何をしていたかなど、絵を書いたりして記録しておくのも楽しいものです。ウエイトを何キロつけたか、寒かったかなどを書いておくと、次回の参考になり便利です。こうした記録が増えていくのも楽しいものですよね。
「すまいるいるかさん」からの情報 (掲示板より) 投稿日:2003/07/23(Wed)
 先週、御蔵島に行ってイルカウォッチングしてきました!最初は水に顔をつけることすら不安で(笑)、スノーケルを着けて口呼吸する事にもなかなか慣れませんでしたが2日目には随分と慣れて、間近でイルカたちを観る事ができました。特に子供のイルカが私のすぐ下に来て向い合うように泳いでくれた時は、すっごく感動しました!御蔵島に行く前はイルカを観るだけでも満足!と思っていた私ですが、イルカと水中で自由自在に泳いでいる人達を見て欲が出たようで(笑)、次回はぜひ潜れるようになりたいと思いました。
 
すまいるいるかさん、情報ありがとうございました!

 それでは、御蔵島の海でいつかお会いしましょう。