テレコン比較 (DCR-2020PRO:TCON-17:BCON-314)   その1  − アウトライン −
        


 前々からちょっと気になっていたテレコン、 RaynoxのDCR−2020PROを買ってみました。
個人的にはC-2100UZ、E-100RSとの相性はTCON-17が最高と思っていますが、 2.2倍の倍率はやっぱり魅力的です。

C-3030用に買った2種類(別ページに詳細有り)のテレコンは 既に手元に残っていません。 2100UZを購入してからはこのテレコンの画質に耐えかねてTCON-14を購入し、 それ以降は使わなくなっていたので知人に譲ってしまいました。 その後、B-300、TCON-17、そして今回の2020PRO購入と、 現在は4つのテレコンが残っています。

2020PRO購入を機会に、ちょっと比較ページを作ってみます。

 サイズと重さ


TCON-17との比較。
2100UZにつけてある方がTCON-17
100RSにつけてある方が2020PROです



【サイズ】

 見ての通りですが、とにかくでかいです。
フロント側は82mmのネジが切ってあります。リア側は62mmなのですが、 標準で52→62と58→62のアダプタが付属してます。 2100UZor100RSには52→62の方を使用して、さらに49→52mmのステップアップリングを かませて取り付けます。
 TCON-17と比べると、後玉はやや径が小さいです。

【重さ】

 TCON-17と比較して、持ってみるとびっくりするくらい軽いです。
カタログ的にはTCON-17が260g、2020PROが275gで若干重いのですが、 見た目の大きさに騙される為か、非常に軽く感じます。
 その他

付属のソフトケース

どうでも良い事ですが。。。

【レンズキャップ】

かなり深さのあるキャップです。 TCON-17のキャップだと歩き回っていて時々落としそうになる事があるので、 深い分安心感があって良いです。
径のでかさと相まって、ポケットに入れてる時には邪魔です。

【ケース】

100円ショップで売っていそうな、巾着状のソフトケースがついてます。 テレコンそのものよりはやや余裕のあるサイズなので、 あまりにタイトで出し入れのしづらいTCON-17付属のケースよりも使い易いです。

個人的に付属品だけは2020PROの勝ち。
 連結テレコン(TCON-14+B300)

塩ビパイプを介してセロハンテープで固定

さらに、どうでも良い事ですが。。。

テレコン泥沼にはまった事がない人用に説明しますと、
「TCON」−「14」+「B300」ではありません。
「TCON-14」というオリンパスのテレコンと、これまたオリンパスの 「B300」というテレコンを2つつなぎ合わせた物です。 一部のローカル表記では、「BCON-314」になります。

B300というのは、オリンパスの銀鉛カメラLシリーズ用のテレコンで、 2100UZ、100RSばかりでなく、他メーカーの高倍率機との相性の良さが 人柱さん達の貴重な報告で判明しており、 しかも、とうの昔に製造中止になっていた為に品薄で、 TCON-17が発売される前までは伝説のテレコンの名を欲しいままに、 オークション等で異常な高値をつけられていました。 (ちなみに私もヤフオクで入手しました)
TCON-17というのは、このB300の復刻版です。 ユーザの「また作ってくれ〜」の声が届いたという事でしょう。 若干コーティングが良くなったとの話もありますが、 ほぼ同じと思って良いと思います。

で、B300を持っていた私もTCON-17は発売されてすぐに入手しました。 この2つを連結してやろうと考えたわけですが、 ちょっとこれはといった結果だったのでBCON-317はあきらめ、 それならTCON-14とくっつけたら?と試したのがこいつです。

塩ビのパイプがちょうど良いサイズで(長さは短く切断しています)、 センター出しとレンズ間のクリアランスは結構良い線行ってると思います。

カタログ値で単純計算すると2.38倍。(実際にはもっと低い) 多少の周辺減光がありますが、トリミング前提ならば許容範囲かと。 TCON-14がネジ式でなくバネ式で止めるタイプなので重量を支えきれず、 左手で常に支えてやる必要があります。

一時期は状況によっては使って良いかもとか本気で考えていましたが、 2020PROの購入により意味がなくなり、解体前に比較対照として特別参加です。


index      next

Topへ    アクセサリー&テストindexへ