E−100RS+ワルサーポイントサイト 取り付け例
        

ワルサーポイントサイトって?
 左のパッケージの写真を見てのとおり、本来はエアガン用の照準器です。
後端の方に付いているLEDの光が前方の丸い部分に赤い輝点として表示されます。 映画やテレビで見かけるようなレーザーサイトとは違って、光がターゲットに届くわけでは有りません。
理屈は良く理解していません。(^_^;)
通常狙いを付けるときは銃の中心線上の2点と目の3点が一直線上に来るようにするわけですが (多分)、これは銃の方の2点を1点だけで済む用にしてくれます。 つまり、取り付け時にきちんと調整しておけば、赤い輝点がターゲットと重なってさえいれば、 カメラを斜めから見てもターゲットがフレームに収まってくれるという優れ物です。

 通常の倍率ならばこんな物は必要ないのですが、100RSにテレコンをつけると17倍ズームになります。 このくらいの倍率でファインダーの中だけを見て振り回していると、何処を見ているのか分からなくなる時があります。 動きの早い物を追いかけている時は尚更で、 ちょと向きを変えられてフレームからはずれてしまうと完全に見失ってしまいmす。

その点、こういった照準期を使うと倍率は実像だし周囲も見えているので、非常に追いやすいです。 高速移動体を追いかけるには、連写の効く100RSとの組み合わせは最強だと思います。


こんな感じにしてみました

 実はこのマウントは2号機(?)です。 ワルサーポイントサイト(以下WPS)を購入したのは2002年の5月頃なのですが、 当時作ったマウントの出来が悪くて使いづらく、この1年ほとんど使用していませんでした。
使わなかったのは、
 ・ガタツキが有って安定せず、時々面倒臭い調整をする必要があった
 ・そも工作時の精度が悪く、隙間をふさいで安定させると照準がずれる
 ・ファインダーを覗かないスタイルに抵抗があった
というのが主な理由です。
この辺りの問題点を解決すべく、
 ・工作時、取り付け時の精度を気にしなくて良いように、微調整を可能にする。
 ・微調整しやすいように、両目でファインダー、WPSが見れるよう斜めに取り付ける。
を目指しました。

(おおこうちさんのサイト(なんって写真館の 何でも画像掲示板 ) にUPされた諸先輩方のアイデアを参考にして作成しています)

材料
 ・L型金具、U型金具 (穴の位置は重要です)
 ・塩ビの継ぎ手(雨樋用、60mm)
 ・程良いサイズのボルト、ナット、ワッシャ2セット
 ・スポンジ(?)シート(かなり固めの物)
 ・配線用のモール(底の幅が2cmの物)

その他にの加工道具は、パテ、両面テープ、ハサミ、糸鋸、ドライバー等です。
(左の写真は、クリックで拡大します)

作成手順
(1)  塩ビの径の細い方を糸鋸で切り落として、さらに60度分位を切り落としてC型にします。
(2)  塩ビの中央へL型の金具を両面テープで仮止めした後、パテで固定します。 (可動部を作るので、向きのズレ等は気にする必要がありません)
(3)  モールの下側をWPSの長さに合わせて適当にハサミで切ります。 このモールはWPSの留め具にジャストフィットします。
(4)  モールの上側を下側より短めにハサミで切ります。 (上下を組み合わせた時、WPSの留め具に干渉するので短くします)


(5) 上側のモールの中央に、ボルトを通す穴を開け、 U字型の金具との間にスポンジを挟むようにしてボルトで留めます。 この時、ナットは軽く力を入れれば動く程度に締め付けます。
スポンジは可動部に適度な抵抗を作る為に挟んでいます。 また、ナットを2つ使っているのは緩み止めです。
(6) 同様にして、L型U型の金具をボルトで留めます。

(7) 後はモールの上下をパチンとはめて100RSに取り付ければ完了なのですが、 斜めに取り付ける為に自重でちょっとしたショックで回ってしまいます。 始めはマジックテープで留めようと思っていたんですが、 反対側から2100UZ用に同様に加工したC型の塩ビを被せるようにはめたらバッチリ固定出来ました。 被せた側が滑って回ってしまい不安定でしたが、中央裏側に固めのスポンジシートを貼り付けただけで安定しました。
出来上がり
 艶消しブラックのスプレーで色塗って完成です。
使ってみてですが、やっぱり両目で見ながらの位置合わせは非常に楽ちんです。
ただ、マウントの高さが高く(金具がやや大きい)て、 ファインダーとWPSの間隔が両目の間隔より広くなったようで、ポインタ(赤い輝点)が 円の中央からはずれてます。(^^;)
なんとか使用可能なレベルですが、もうちょい小さい目の金具を探して交換するつもりです。
U型の金具ですが、U字型である必要は全くありません。 (まあ、電池BOXを付けるなら活用できそうですが) ナットが締めずらいので、L型同士の組み合わせの方がメンテ性が良いと思います。

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