CASIO EXILIM EX−F1 静止画テスト
その6 − 画像の歪み −
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テスト用に使った画像の無加工画像は
ここ
には
今回は一枚だけおいてあります。 |
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※ 下の画像を見ると、「え〜!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実のところ私はあまり問題視していません。 理由は後述します。 取り扱い説明書の29頁に 「COMS撮像素子の原理上、撮影モードによっては、動きの早い被写体が歪むことがあります。」 と書いてあります。 |
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そういえば、いままでCCDのカメラばかりで、CMOS機は初めて。 どう歪むのか、「撮影モードによっては」ってどういう条件なんだ?等々、そのうち実験しようとは思ってはいたんですが、 飛んでいるツバメを追いかけた画像をPCでチェックしていたら、こんな画像が。 ※ 右側の画像ツバメ写ってませんが、心眼で見ればきっと。。。 |
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ツバメに合わせて左方向へ流し撮り | 逆に右方向へ流し撮り |
背景の建物が、カメラを振った方向に傾いちゃってます。 他にも随分と数を撮ったんですが、背景に建物が写っている場合にしか気が付かなかったです。 |
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左の画像も同じ時に撮った物で、振り速度は多分似たり寄ったりのはずです。 よく見れば上と同じように背景が傾いていると思われますが、こんな絵だと気が付かないですよね〜。 ここまで3枚はいずれも、TCON-17接続テレ端約730mm相当、SS=800、F=4.6 20枚/秒の連写中の画像です。 |
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個人的には、飛んでるツバメを撮る分には背景なんて気にしないので影響無しとも言えます。 なんとなく上から下方向に走査していって、撮像素子からの読みとりに時間ずれがある為っていうのは想像がつきます。 と言うことは、縦方向に長い物が横方向に早く動く物がメイン被写体の時に、流さずに撮った場合はメイン被写体が歪むのか? そんな条件で撮る物はなんだろう?と考えましたが、1つだけ思いつきました。 |
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電車をカメラ固定と流し撮り | |
テスト内容は以下。 ・曇りで光量が無いのと画質を問わないテストなのでISOは400固定。 ・SSは極力早めで天気に合わせて適宜変動。 ・ホーム先端でホーム幅中央辺りに立ち、ワイ端で真横通過を狙う。 (電車の速度はホーム進入直後の速度) ・カメラ固定でどう写るか? 流してみてどうなるか?。 |
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【カメラ固定】 SS:1/1000、60枚/秒の連写 総武線各駅車両が新型になりました。 当然ですが、上のツバメの写真とは違い、カメラ固定で相対速度0の背景は歪み無しです。 |
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【流し撮り】 追い切れて無いです orz SS:1/100、60枚/秒の連写 シャッタースピードが違うじゃないかと声が聞こえてきそうですが。。。 当然、同じSSでも撮っているんですが、比較できるような絵にならなかったというか何というか。 SS変えても撮っていて、その中でこれがたまたま同じ絵づらだし、 低速でブレてて追い切れてないのが分かり易いかなと思い採用。 上の固定時よりは流した分だけ傾きが少ないですね。 (やや強引) 背景は逆に傾いてます。 |
下の画像はカメラ固定で撮った画像の6駒後の画像ですが、電車の反対側(左側面)の窓枠に注目。 手前側の窓枠よりも傾きが小さいです。 単純に傾くというよりは”歪む”んですね。 実際の移動スピードがどうこうと言う事では無く、画像を横切る角速度に影響されるって事ですね。 上のような横切る瞬間を撮る撮り方だと、画像の幅を完全に横切るのに60枚/秒で4駒くらいでした。 下の画像も60枚/秒の連写でカメラ固定で撮った1枚ですが、60駒かかっても横幅の1/3くらいしか進んでいません。 歪みが見えないのは角速度でいうと1/45の速度程度とかなり遅くなるからで、 こういった撮り方ならほとんど歪まないという事でしょう。 |
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SS:1/800、F:3.1、ISO:400、60枚/秒の連写 この頁では、この画像だけ無加工でアルバムにあげてあります。 |