「リトルアンカー」について
<基本事項> 発売元:D3パブリッシャー ジャンル:恋愛ADV ハード:PS2 この作品は最初にキャラデザを見た時に「よし、買い!」と決めた1本でした。 何故かって? そりゃあ、主人公ちゃんのミニスカ&ニーソックスが可愛かったからさ!!(<・・・・・・・・) いや、それは冗談として、まずSF設定っていうのが珍しかったですよね。 まあ、乙女ゲームをプレイするのはほとんどが女子で、女性はあまりSFを好まないから必然な流れと言えばそうなんでしょうが。 SF設定というと「エラン」以来かな〜、と思いながらいそいそ購入してやってみました。 <ストーリー> 舞台は未来。 地球統一政府「EUG」と宇宙コロニーを拠点とする独立都市国家永続機構「ICSEO」による戦争が続く地球。 長く続く戦争に終止符を打つため、戦争の主な理由の一つになっていたエネルギーを管理する中立機構が創られることとなり、その護衛艦として戦艦「エリュシオン」が建造された。 平和を象徴する事になるその艦の艦長に抜擢されたのが、主人公。 彼女の父はかつて民間人を戦闘から護るために戦艦ごと盾となり戦死を遂げた英雄と呼ばれていた。 英雄の娘として、新米艦長となった彼女は象徴として抜擢された事を自覚しつつもそれでも何か平和の礎になれるなら、と戦艦「エリュシオン」の推進式に臨む事になるのだが・・・・。 というのが大づかみなあらすじです。 最初は「そんな設定でどこへ着地するの!?」と思い、そしてプレイし始めて2章ぐらいで「本気でこれ、話をどこへもってくの!?」のびびったぐらい話の展開がすごいですが、ちゃんと収まりました。 ま〜、最後の11章12章あたりはキャラによっては超強引な展開もありましたけど(^^;) あと全体的にかなりリアルな「戦争」の現実みたいなものを見せつけてきます。 もちろん、これはフィクションのお話なわけですが「EUG」と「ICSEO」が争う事になった原因とか、多くの人間は平和を望んでいるはずで戦争による悲劇が色々な所で起きているのにどうして戦争が終わらないのか、とかそのあたりが現実世界で起こっている戦争と見事にリンクしてるんですよ。 だからなんか身につまされる話が多いというか(^^;) 意外なメッセージ性があったんじゃないかな、と。 勉強になる、とまで言ったら言いすぎですがこのゲームが見せてくれるストーリーを頭からフィクションと思ってやるよりも現実の世界情勢(あるいは近代以降の歴史)と照らし合わせながら考えると面白いんじゃないかなあ、と思いました。 ・・・・あ、真面目すぎる?(^^;) もちろん、そういうところばっかりじゃなくてラブストーリーもちゃんとありますよ! <システム> 会話選択制のノベルズ形式+行動選択性戦闘(時々時間制限あり)。 攻略対象は隠しキャラを含めて7人。 大体1人4時間ぐらいでいけます。 全12章構成で6章までは全員共通。 7〜12章が個別になります(※フェンネルだけ例外。彼は9章まで雪乃と同じです) 個別ルートに入ってからの好感度が高いとED2、低いとED1にいきます。 ED1とED2の違いは・・・・一応ED2の方がハッピー度が高い・・・・んだと思います(※フェンネルだけは・・・・) 戦闘は落ち着いてやれば問題なくクリアできます。 戦闘によっては「ヨシュア機被弾のメッセージを2回聞く」などの指令が出て、それを成功させると後でイベントが発生します。 でもこれは起こさなくてもEDには関係ないのでOK。 スチルもあったりなかったりっぽいです。 あとリトアン独特のシステムとしては、全章がアニメ形式になっているので1章が以下の様な流れになっている事。 OP→タイトルフリップ→本編(前半)→行動選択→キャッチ→本編(後半)→ED→次回予告 キャッチというのはキャラクタースチルが音楽と一緒に挟まるだけなんですけど、6章までは主人公ちゃん&クロエ、7章以降お目当てのキャラルートに入っていればそのキャラになります。 多分タイミング的にはアニメでCMがはいるタイミングなんだと思います。 OPとEDの曲とアニメーションも7章に入るとそれまでと変わったりとかなり創りが凝ってるんですよね。 毎回これじゃうっとうしいかな、と思うかも知れませんがスキップは1週目から可能だし、私はなんとなく見てると楽しいので攻略後半になっても時々見てました。 ストーリーの目的等は各キャラクターによって微妙に違ってきますので以下、ネタバレありのキャラトークにて! 天城藍澄(主人公) 白浪雪乃 ヴィオレ・ラファール ヨシュア・ラインベルガー ルシオ・ソアレス リウ・レイシェン アルヴァ・ローレン フェンネル・ヨーク その他キャラクター |
<天城藍澄(主人公)> |
軍服のデザインが素敵すぎる主人公ちゃん(笑) いや、正直、あのミニスカは誰がデザインしたんだよ!?と突っ込みましたよ。 でも藍澄ちゃんは私服デザインよりあの軍服で髪結んでる方が私は好きなので良いんですけどね。 しかし最初に思っていたより藍澄ちゃんは「普通の子」って感じでした。 こういう戦争系のストーリーだと主人公がやたら「良い子ちゃん」で妙にうっとうしいって言う事があるのでちょっと警戒していたんですが、藍澄ちゃんの場合は正義感は強いんだけど真面目で色んな出来事を一生懸命考えてる子って感じでした。 やたら熱い事もなかったですしね。 でもとにかくピュアなお嬢さんなのでエリュシオンのメンバーが「この人には黒いものに染まって欲しくない!」って思っちゃう気持ちがわかるというか。 EUGのめっちゃ腐り気味のところとか出てくると「やめて!藍澄ちゃんにそんな汚いことさせないでーーー!」とか思ってました(笑) でも彼女自身も5つぐらいでお父さんが戦死しちゃってるという結構ハードな生い立ちの持ち主なんですけど、攻略キャラの過去の方がハードだったりするもんだからその辺が全然出てこなかったのはちょっと残念でした。 だっていくらお父さんは民間人をかばっての戦死とはいえ、5歳の子が寂しくないわけないのに、なんであんなにピュアに育っておまけに軍隊に入ったのか、とか掘り下げれば色々ありそうなのに、惜しい。 |
<白浪雪乃> |
攻略順ではかなり最後になってしまった副艦長。 キャラデザとキャラ紹介を完璧に裏切らないキャラクターだった事にちょっと笑いました。 真面目で堅くて頭が良くて常識派で・・・・ときてついでに藍澄ちゃんのお父さん役(笑) 何かに付けとにかく艦長を守ろうとしてくれるのはすごくよかったです。 本人のルートでない時でも、だいたい最後の章の方でクルーに艦を降りるかどうするか考えてもらう展開になる時に当たり前のように残ってくれるのは心強かったです。 ただ常識派だったが故に自ルートは若干霞んだかなあ、と思うのが惜しいところ。 ぶっちゃけ雪乃ルートはフェンネルがどうなっちゃうのかがめちゃくちゃ気になっていたのでお兄ちゃんには集中できなくて・・・・ごめんなさい(^^;) そして雪乃と親密度を上げていて一番良かったと思ったのが・・・・G殲滅作戦の時で更にごめんなさい(- -;) だって!あのイベントはお腹を抱えて笑わしてもらったものだから!! いやもう、Gをみて悲鳴をあげる雪乃ってだけでも結構笑えたんですが、それをスリッパで叩こうとする藍澄ちゃんの男らしさと副艦長の殲滅作戦に巻き込まれるクルーの真面目っぷりに笑いました。 しかもヨシュアが犠牲(?)になってるし(笑) あ、やばい。ルートについて全然語ってない。 いや、雪乃ルートも良かったです! まとめ方から言えばかなり無理もなかったし、さすがはメインヒーローって感じですっきり収まっていたのではないかと。 とくにED2は王道でしたしね〜。 藍澄ちゃんにプロポーズしようと思ってデートの最初っから緊張しっぱなしの雪乃はかなり可愛かったのではないかと。 しかも他のキャラと違って変な心配しなくてすんだのは心に優しかったです(他のキャラは「もしかしてこの後!?」とか思うようなビミョーな展開でEDロールとかあったし) でも私的にはED1の雪乃&藍澄&フェンネルの組み合わせがよかったです。 つか、あれは藍澄ちゃんは確信犯なんでしょうか? ・・・・いや、違うな天然だ(笑) 白浪兄弟は是非艦長を取り合って日々わーわーしていて欲しいです。 |
<ヴィオレ・ラファール> |
記念すべきリトアンの最初の攻略キャラがヴィオレでした。 単純にボイスが谷山さんということで、気になっていたのとわりと面白そうなキャラクターということでのチョイスだったんですけど、ヴィオレよかったですよ♪ 思ったよりかなりダークな過去を持っていた事にはビックリしましたが。 そして8章だったかな?「君がいない」の回。 あの回でヴィオレは自分の気持ちを受け入れたと思うんですけど、あの回が良かったです。 藍澄ちゃんの18才らしいところと、それを見てヴィオレが純粋に「守りたい」って思えるあたりの表現がとっても繊細で見事だったなあ、と思います。 吹っ切ったヴィオレの行動も良かったですしね。 藍澄ちゃんの力になりたい、助けたいっていうのが行動の色んなところから透けて見えて「ああ、がんばってるな〜」みたいにプレイヤーが和みました(笑) さりげなくデートで告白が寸止めになるあたりもちょっと可愛かったし。 いや、あのデートであれだけラブラブな空気を垂れ流しておいて、藍澄ちゃんが全然自分の気持ちに気がついていなかったのには笑いましたが(^^;) でもあのソフィアさんにヴィオレが近づいているのを見てシュンとする藍澄ちゃんは悶絶ものに可愛かったですv そっか〜、初恋か〜vふふふふ(<怪)みたいな。 きっと後になって「実はあの時・・・」みたいな話になってヴィオレが唖然とする絵が目に浮かぶようです(笑) まあ、この辺が恋愛のピークって感じでしたけどね。 あの後は政治的な問題と物語のEDへとだーっと話が展開しますからね。 でもその割には満足感があって、初回としてはいい感触だったなあ、と。 EDは甘めだったしね。 つか、お父さんお母さん。お子さんと同じベッドで寝てるのにいちゃつかないように(笑) EDのところでヴィオレが「軍はもういい」的な事を言っているので、あの家族がどういう状況で住んでるのかがちょっと気になりました。 |
<ヨシュア・ラインベルガー> |
1週目でかなり気に入ったので最後の方にとって置こうかな〜、と思ったんですが駄目でした。 我慢できずに2週目で手をつけてしまったヨシュア。 ヴィオレを攻略していた時、6章までの間で結構大人しくなっていたので個別ルートになってからもそれほどでもないかと思っていたら、7章は大暴走でしたね〜(^^;) いや、あのくらいやんないとあの手のタイプは大人しくならないのかもしれないけど。 でも探しに行くと言い張る藍澄ちゃんの毅然とした態度と、結局藍澄ちゃんには甘い雪乃がよかったです(ヨシュアは!?) あと8章のあのものすっごい不器用デート(笑) あれはめっちゃもだえましたね、うん。すんごい可愛かった! 藍澄ちゃんに「勘違いされちゃいますもんね」と言われて「やっぱり迷惑か・・・?」と凹むヨシュアとか。 でもって不器用が故にすれ違ったりとか。めっちゃ王道ですよ。 離れちゃった後にものすごく無理しちゃう藍澄ちゃんが痛々しくてエリュシオンのみんなの心配ぶりもよくわかります。 よくわかるけど、アルヴァ〜(笑) つか、アルヴァがわざわざ「君はあいつが好きだったんだ」と教えに来た時にはちょっと笑いました。だってそこまで言われないと自覚できない不器用カップルって。 ある意味、自力で気がついたヨシュアの方が上手かも? あ、あの特殊部隊で過ごしてるヨシュアのあたりも妄想しどころですよね〜。絶対最初は拗ねてただろうし、そこからエリュシオンの事や藍澄ちゃんの事を思い出したりしてどうしてたんだろう、とか、作戦を聴いちゃった後相当悩んだだろうな〜、とか。 でもう、ヨシュアの帰艦の仕方が「よぉしっ!」と叫びたくなる感じですよね。ま、実際にプレイしてた時には「遅い!」って叫びましたが(笑) あの帰艦した時のエリュシオンのみんなの暖かい目がいいです。 「青いね〜」と言いながらみんなの優しい事v しかもヴィオレの時は告白が最後だったので、てっきりリトアンはラストで告白なんだろうと思っていたら、ヨシュアってば!!(<壊) あの医務室での会話は全選択肢選んで、さらに2回ぐらいリプレイしたぐらい大好きですvv スチルもめっちゃ可愛いですしねvvv 「キスしてください」って言われてでこちゅーって、どんだけ可愛いの〜〜〜!!(<壊) ・・・と、ここまでで大分崩壊しましたが、最終章の決着の付け方はヴィオレルートよりかなり無茶してますよね(^^;) だってあれはもう完全に運が良いとしかいいようがないし。 そもそも計画を立てる時点でヴィオレルートみたいに少しでも勝算があるならともかく、まったくもってないのにエリュシオンのメインクルーが全員ついてくるのがすごい。 君ら、どんだけ艦長にメロメロよ!と突っ込んだ。 でも奇跡でもなんでもめでたくハッピーEDまでいった時にはやっぱり良かったね〜、と思いましたけどね。 EDのはしゃぐヨシュアと拗ねるヨシュアにジタバタさせていただきましたし(笑) でもってED1の藍澄ちゃんからのちゅーにはしてやられました。 ヨシュア相手だと藍澄ちゃんが結構積極的なのがすごく好きです。 こんな調子でしょっちゅうイチャイチャして艦のみんなに呆れられるといいよ(笑) あ、ED2のヨシュアは親父さんに激似で笑えましたv(<ひどっ) |
<ルシオ・ソアレス> |
出撃の台詞を最初聞いた時に爆笑した人(笑) だって、だって、だって! 「ルシオ、いっきまーす!!」ですよ!? 絶対狙ってるでしょ〜(笑) でも他のパイロット(つかレイシェンとヨシュア)が冷静かつツンツンなのでルシオには相当和ませていただきましたv つか、他の人のルートでやってる時も思ったけどルシオは胃が痛くなりそうなポジションですよね。 ヨシュアルートとかやってる時に、実はあのルシオの大食はストレス性の過食なんじゃないかと思ったぐらい。 でもルシオルートをやってみたら意外とそのへんは全然問題にならなくてびっくりしました(^^;) さてルシオの個別ルートはというと・・・ええ、もう、可愛かったですv 妹とラルフがvvv(・・・え?) え、可愛くなかったですか? もちろん藍澄ちゃんとルシオも良かったんですが、あのラルフ&妹のラブロマンスがあの後どうなったのかが実は超気になったんですけど。 いやあ、だって妄想しどころ満載じゃないですか。 実際のルートではルシオの葛藤が(当たり前だけど)中心だったので、出てこなかったけど妹ちゃんにしてみればラルフはいつか兄を殺すかも知れない人ですよね。 でもってラルフの方の戦闘でのふっきれ具合も、なんであそこまで吹っ切れたのか考えると深いですよ〜。 まあ、最終的には戦争が終結するので一応禁断の恋ではなくなるわけですが。 ところでルシオルートはルシオが明るいので余計にテーマが重いのが浮き彫りになっていた気がします。 あのSGと戦っているつもりでいるけれど、実際にはSGの中には人間が居てその人はその人の人生があるという事に気がつくあたりとか。 シューティングゲームで機械の固まりを撃っているわけじゃないということに実感で気がついたルシオの衝撃にはなんとなくメッセージを感じますね。 その苦しみを受け止めて、その上で尚、誰かを守るために戦おうをいう方向にいく様もなかなか見事でした。 あ、EDは2の方がやっぱり可愛いかったですv だってSGで結婚パレード(?)なんて、なんて派手(笑) いかにもルシオらしいお祭り騒ぎが最後に爽快な花を添えてくれたかんじでした。 |
<リウ・レイシェン> |
ぶっちゃけこの人にはしてやられました(^^;) ええ、そりゃあもう、してやられましたよ。 リトアンではヨシュアに続いて3番目の攻略だったんですけど・・・・あんなにいつ死んじゃうか、いつ死んじゃうかハラハラさせられるはめになるなんて(><) ほんと、個別ルートに入ってちらほらレイシェンの体調がどうの、とか船医が言い出したあたりから「・・・あれ?」とは思っていたんですが、まさか体に爆弾抱えた改造人間だったとは。 つか、EUG・・・どこまで黒いの!?( ̄□ ̄;)Σ!! なんかこう、戦争と名が付くものとはいえ道徳踏み荒らしまくりでしょう、と何度突っ込んだことか。 まあ、レイシェン自身の生い立ちを考えると気持ちはわかるんですが、一見冷静なように見えて実はすごい復讐心を秘めていたことに個別ルートに入って一番驚きました。 いや、ぶっちゃけヴィオレの諦観の時も「これどうすんの、藍澄ちゃん」と思ったけど、レイシェンの復讐心もどうしてあげればいいのかかなり心配になりました。 藍澄ちゃんは頑張ってくれたけどね〜。 本当に彼女は頑張っていたと思いますよ・・・個別ルートにあんなに恋愛色が薄かったのに(^^;) つかもう、藍澄ちゃんがレイシェンさんを心配してるのが恋愛なのかクルー愛なのかルート中頃まではプレイヤーが曖昧だったぐらいですもん。 ペアスチルもほとんどないという・・・・でもそんなに「えーー!?」という印象がないのはレイシェンのストイックさ故なんでしょうか(^^;) ED2の方はまっしぐらでマイホームパパでしたしね。 でもレイシェンが求めていたのはやっぱり優しい家族だったのだと思いますので、あのルートで良かったのかなあと。 ・・・・が、しかし。 ED1を見てなんとなく思ったのですが・・・・ED1の為にルート作ってない?(^^;) だって、ED1だとあまりにも綺麗にストーリーがおさまるんですもん! 特にあの二人で撮った写真とか。 通信切れ切れの「愛してる」とか(><) まあ、ED2のほうがミラクルって感じはしましたけど、ED1だと綺麗だけどめちゃくちゃ切ないので複雑な所です。 そしてレイシェンルートで密かに気になったのはイーラさんの年齢。 レイシェンの敵って・・・・私、絶対イーラさんの方がレイシェンより年下だと思ってたのに( ̄□ ̄;)Σ!! |
<アルヴァ・ローレン> |
絶対死ぬと思ってたら死ななくてビックリした人(<酷っ) ・・・・と、いきなりEDにいっちゃってもなんなので、彼の全体像から。 アルヴァは比較的最初から良い男でした〜。 というか、基本的に全体のフォロー役ですからね、あの人は。 他の人のルートの時はアルヴァのフォローに何度助けられたことか(特にヨシュア・笑) 大人の男っていうキャラ作りは見事に成功していたと思います。 ただね〜、アルヴァは攻略の最初のころから「怪しいな〜」と思ってたんですよね。 だって女好きっていう設定の割にあまりにもスマートすぎるんですもの。 そして言動の端々から何やらきちっとした政治思想を持っていそうな匂いがプンプンと・・・とくればね。 なのでアルヴァルートに入って次期大統領候補と旧知とか、EUG軍のお偉いさんと戦友とかボロボロ出てきても全然驚きませんでした。 強いて驚いたといえば、恋人に死なれてたってところかな〜。 まあ、その辺は想像の範囲内だったんですが、あんまりその事に深く言及しなかったのはストーリー的によかったかな。 個人的にはあのアルヴァのお墓参りイベントは嫌いじゃないですし。 藍澄ちゃんの優しさとか暖かさが伝わります。 ルート全体の大人っぽさが際だっていたのもアルヴァルートの特徴ですよね。 藍澄ちゃんを大切にしてるってのがちゃんとわかるし、最後の方のギリギリの状況になっても藍澄ちゃんに心配させないようにする切ない心遣いも良かったです。 で、ED。 いや、ぶっちゃけレイシェンと同じパターンだとばっかり思ったんですよ(^^;) 最初に言ったのはED2だったので「よかったね〜!無事に帰ってきて〜vv」とキュンとしたわけですが、その裏で「・・・きっとED1は・・・・(T T)」と思ってました。 だってねえ、いかにも死にそうじゃないですか! あのまま帰ってくることもなく、その後アルヴァは伝説になって・・・・とかありそうな流れだったし。 なのでED1でもの凄く遅くなったとはいえ無事に帰ってきたのにはむしろビックリしましたよ(^^;) いや、でも藍澄ちゃんが幸せになれてよかったけどね!いや、ぶっちゃけそれでいいんだよ!うん!(<力) |
<フェンネル・ヨーク> |
取り扱い説明書のキャラ紹介が「謎の青年」だったのに爆笑しました。 完全に隠しキャラですって言ってるようなもんですよね(^^;) まあ、ボイス日野さんだった時点で絶対攻略できるとは思ってましたけど。 しかし、コルダの衛藤といい日野さんのキャラは癖ありますよね〜。 いや、何がすごかったってあの・・・・「死ね死ね死ね死ねー!!」が(- -;) 乙女ゲームであれほどのイカレ系ボイスを聞くとは思わずビックリ(笑) シューティング系とか、アクション系にはよくある感じなんですけどね〜。 いや、でもイカレ系とかはともかくフェンネルも結構よかったですよ。 OPから出てくるとは思わずビックリしましたが。 でもあの出会いっぷりは兄貴に負けず劣らず藍澄ちゃんと運命ですよね。 1〜6章でちょろちょろ出てくるのも気になって気になってしょうがなかったですよ。 しかしあの思い切りツンツンなフェンネルに全く怯まず絡んでいく藍澄ちゃんはすごいと思いました、心のそこから。 前半のフェンネルは手を出したら噛みつかれそうですし。 そして何となくからフェンネルの正体に気がついた藍澄ちゃんがある意味、どのルートよりも勘が鋭い。 私は他のキャラに絡んでいる時もなんとなくフェンネルの好感度は上げてしまっていたので、しょっちゅう6章で「次会う時までに答えを考えておけ」と言われっぱなしでした(^^;) 正直、どうなるのかな〜、と思いながら結局最終攻略だったのでルートに入ってある意味「ああ、こうなるのか!」と超納得(笑) ぶっちゃけ雪乃と兄妹だったのは大衝撃でしたけどね。 だって髪の色も目の色もおかしいじゃん!!と。 どう考えても外見差に無理ありまくり(^^;) でも雪乃の方のED1に入り込んじゃったぐらい仲良しっぽいのは妙に可愛かったですね。 でもね〜、ED1はないですよね〜(^^;) つか、私は事前にネタバレを見ちゃってたので「ああ、なるほど・・・・」と思ったんですけど、何も知らずに見たら衝撃だろうなあ。 しばらくへこたれそう(^^;) そのぶんED2はすごいよかったんですけど! あの後二人が新エリュシオンで有名なバカップルになってくれればいいと思います。 |
<そのキャラクター> |
☆クロエ・アンデルソン 超可愛かったですvvハードロック好きとかビックリしたけど(^^;) 戦闘中のチャフはめっちゃ役にたちました! 誰のルートでもきちっと藍澄ちゃんの側に常にいてくれているのが和みました。 ☆リヒャルト・クロイツァー この人はこの人だけで別ルートが出来そうなほど背景ストーリーがあったんじゃないかなあ、と。 藍澄ちゃんのお父さんとかディックハウト総統との関わりとか、番外で見たいぐらい気になりました。 ☆ボリス・ベリンスキー 超カッコイイです、おやっさん(><)!! ヴィオレのルートが一番格好いいけど、あの職人気質っぽいメカニックチーフぶりには惚れずしてどうするーーー!! ☆アニタ・マルティネス いかにも食堂のおばちゃんっていう感じのどーんと構えてるところがよかったです。 この人の作るご飯はマジで美味しそうだなあ、と。 いろんな事で落ち込んだクルーが食堂にいたりすると、そっと一品足してくれそうな素敵おばちゃんですvv ☆イーラ・ドミトリエワ 超カッコイイです、艦長(><)!! 出てきた時にあまりの格好良さに惚れこみました。 藍澄ちゃんとイーラが通信でしゃべってるだけで、なんか妙に嬉しかったです、私。 ☆ラルフ・フリクセル 「〜っす!」っていうしゃべり方を最初に聞いた時には笑いました。 特典CDで聞いた時にはあまりのうざさに笑ったけど(^^;) 是非、ルシオの妹とのラブストーリーの続きが見たいです!!! |