プチレポ
〜 神戸探訪編 〜

え〜、今回の旅のそもそもの発端は仕事でした。
仕事の研修会が神戸であるというのを聞きつけた私が「よっしゃあ、研修なら休暇が余分にもらえんぞ!」とあざといことを考えて、社長を誑かし見事研修会参加許可をいただいて・・・まあ、一日ぐらい観光してもいいですよね?ということで出かけてきたわけでございます。
が、しかし、最初は「りょっこうvりょっこうv」と浮かれていたわけですが、考えてみると神戸というのは「オシャレで食べ物が美味しい」事で有名な土地。
ということは、一人旅で通常旅といえば寺社仏閣史跡巡りな私にはそぐわない土地なのではないか、と気がついたのは出発1週間前の事でした。
まあ、2泊3日のうち2日は研修という事で、あまり本腰入れてガイドブックとか見ていなかった東条はそれで慌ててガイドブックをめくったわけですが、そのめくったガイドの第一ページ目で目に飛び込んできたのが。
生田神社。
( ̄□ ̄)Σ!!
生田神社ってあの!?望美ちゃんと知盛が戦うあそこ!?
ぎょぎょっとしてよく考えてみたら神戸って大和田の泊なんですね〜。
あの弁慶さんが容赦なく追撃するあそこ(<ひどい・汗)
しかもその後、よく調べてみたら須磨の方には平敦盛の首塚があるといじゃないですか。
最近すっかり4漬けで忘れていたけれど、もしかして神が3萌えに行ってこいと言ってる!?・・・などと訳のわからないことを呟いていたら、ネットの友人が神戸美味しいもの情報を教えてくれたりして。
そんなこんなで行ってきました神戸旅行のプチレポをしてみたいと思います。


で、当日。
行きの新幹線の中から送ったメールがこれ(↓)
「のぞみちゃん車内で星影の詩聞きながら殿下食べてます」
・・・・意味不明(^^;)
いや、実は前日に東条の職場のロッカーにコンビニの袋が突っ込まれていまして、「?」となって中を見てみたら例のチョコバー『ブラックサンダー』が。
同僚でもありオタ友でもある浅倉嬢の仕業だったんですけど、これはネタにしないわけにはいきませんよね?
しかもちょうどいいのか悪いのか、前日に遙か4のヴォーカルCD『星影の詩』が発売されたので出発前夜に携帯に落とし込み、早朝の「のぞみ」に飛び乗ったところでメールを打ったわけですが・・・・一人で満足そうに笑ってたような気がするから周りの乗客に驚かれてなかったといいなあ(汗)
あ、そうそう。
『星影の詩』の初聴きを車内でするのは
全力でお勧めしません
・・・・も〜、辛かった(- -;)
笑いたいやら、叫びたいやら・・・。


そんな苦難(?)を経て神戸に到着したわけですが、到着初日は昼から研修でした。
ま、お仕事ですから〜、とまじめにつとめ夕方。
解放されたところでホテルに荷物を放り込んでまず向かったのは、もちろん生田神社です。
というか、ホテルを三宮にとっていたので研修が終わった時間も早かったし夕飯がてら行ってみようかな〜、と出かけてみました。
この時点で時刻は16時ごろ。
そろそろ夕闇の時間かなあ、と思いながら、地図を片手に三宮の歓楽街をうろうろすること数十分。
街角の立て看の地図を見るとこの辺か、とい通りを曲がって行くと唐突に飲み屋街のある通りに朱の鳥居が。
これか!?とおそるおそる入った頃にはすでに周りは薄闇になっており、朱の鳥居を潜って最初に見つけたのがこの光景(↓)
 心霊スポットではありません(^^;)
 でもこの写真を友人に送りつけたらみんな
 「こわっ!?」って言ってくれました(笑)

ちなみに翌日、日のあるうちに出直して撮った
のがこれ(→)
それでも結構うっそうとしている感じですね。

 ちなみに生田神社正面の姿はこちら。
 うちの友人はスチルと一緒と言ってました。
 この辺で知盛とバトる予定。
 もっとも生田神社=知盛になるのは遙か3プレイ
 ヤー限定の現象のようで、今は紀香さん&陣内
 さんのエピソードにより縁結びとして有名なようで
 す。
 ハート型の絵馬があって、どっかに「知盛v望美」
 とか愉快な絵馬がないか探したのですが、さすが
 になかった。
 残念(^^;)

生田神社で色々探索して社務所ものぞき、堪能したところで次は神戸と言えば、やっぱりスウィーツ!
というわけでネットの友人に教えていただいた店を探索してみると、偶然すぐに見つかりました。
『ア・ラ・カンパーニュ』というお店だったのですが、いろんなお店がいっぱいある通りだったのでよく一発で見つかったなあ、と自画自賛。
というわけで初日のおやつv
イチジクのショートケーキという私は人生始めて出会ったケーキだったのですが、もう、一口目で衝撃でした。
だって、めっさ美味いんですよ(><)
口当たりはふんわりしていて軽く、さらに甘さもくどくなく軽やか。
手前のボールはアールグレイティーなんですけど、これがまたよく合う。
お一人様なのに「うわっ!うまっ!!」と歓声を上げてしまいました(^^;)

そんなこんなな1日目を終えてホテルに戻り、生田神社の写真などを友人にメールしていた時にふと、出来心で「あ〜、どうせ誰もいないんだし、せっかくダウンロードしたボイスを着信とかに使ってみようかな」などと思ってしまったんですよ。
そうと決まれば〜、と忍人、アシュヴィン、風早のメール着信ボイスを設定してふふふん♪と返信を待ち・・・
返信が来た瞬間、死ぬほど驚きました(^^;)
いや、もうあれはびびる。
ぼ〜っとTVとか見てたら何の前触れもなく「お前宛の文だ・・・」とかしゃべり出すんですよ!?
心臓に悪すぎました(^^;)
・・・・それなのに、それなのに、何を血迷ったか東条は翌朝の目覚ましをなんと忍人の目覚ましボイスに設定してしまったんですよ!
・・・・メール着信ぐらいで死ぬほど驚いたくせに何をやってるんだって感じなんですが、やってしまったんです(- -;)
で、どうなったかというと・・・
翌朝、目覚ましの時間よりは早く起きて(※割と朝は強いので目覚ましに起こされたことって人生で数えるほどしかないんです)のほほんっと微睡む私。
・・・・と、そこへ音量設定ミスってたのか
部屋中に響き渡る忍人ボイス!!
「ごめんなさい!起きます!起きますっ!!」と素で叫んでました(^^;)


なかなか衝撃の目覚めをした2日目でしたが、この日は朝から夕方までお仕事だったので、特に何もおもしろい事はできませんでした。
といいつつも、ちゃんとおやつはいただきましたが。
二日目のティータイムはこれ。
お店の名前を控えてくるのを忘れたのでなんというお店だったかちょっとわからないのですが、生田筋をまっすぐ南下して線路も越えた先でぶつかる大きな通り沿いでした。
路上に出ていたアフタヌーンティーの立て看板に吸い寄せられるようにふら〜っと入ったんで、ガイドブックにも載ってなかったし誰のお薦めの店というわけでもなかったんですがすっごく美味しかったです♪
一段目はゴマのデニッシュパンのトーストと、杏の入ったスコーン、二段目はバニラアイスとフルーツで、ドリンクは選べるのですがお店の中がコーヒーのいい香りだったのでコーヒーをチョイス。
このゴマのデニッシュパンにプリザーブの生クリームとブルーベリージャムをつけて食べると絶品だったんですよ。


そして待ってましたの三日目到来です。
真面目に勉強もした、報告書も書いた・・・・よっしゃ、遊ぶぞー!!というわけで、まずは新神戸駅のコインロッカーに大荷物を放り込み異人館巡りに出発です。
まず地図を見た私は単純に新神戸駅から一番近い洋館を目指しました。
当たり前ですが、観光用の地図に等高線などありませんので一番近いのは単純に旧中国領事館だな、と思ったのです。
そして快調に歩き出し、神戸北野教会を過ぎたあたりまではよかった。
ところが、「よし、この辺で右に曲がらなくては」と思いふっと曲がるはずの路地を覗いて、
あまりの坂の急さにフリーズ(^^;)
いや、確かに異人館のあたりは坂がきついとは聞いていたさ。
いたけれど、まさかあんな見上げるような状態だったとは思ってなかったんですよ。
とはいえ、横浜の山手も上った身としてはこのぐらいでひるむわけには行くまいと果敢にチャレンジします。
そして登り始めて1分ぐらいで早くも後悔しました。
だってこの日の気温は最高30度だったんですよ。
そんな中台風一過でぺかっと輝く太陽の下坂登り・・・・旧中国領事館の受付にたどり着いた時には額から汗がボタボタと流れてました(- -;)
思わず受付の方に「坂・・・・きついですね・・・・・」と弱音を吐いた関東平野生まれです。


とにかくなんとかたどり着いたので旧中国領事館で洋館のトータルパスポートをゲットし洋館巡りを開始です。
私の巡ったルートは
旧中国領事館→北野外国人倶楽部→山手八番館→うろこの家→オーストリア館→オランダ館→ラインの館→ベンの家→仏蘭西館→英国館→旧パナマ領事館
の順。
なおこのルートだと最初はめっちゃきついですけどあとは降りる一方なので楽と言えば楽かも。
洋館は場所によって中に美術品を展示していたり、生活様式を再現していたりとバラエティが様々で結構楽しかったです。
特におもしろかったのは英国館。
なんと一室にシャーロキアンお墨付きというシャーロック・ホームズの部屋を作っているんですよ。
説明によると部屋に置かれた調度品や小道具にはシャーロック・ホームズの関わった事件に関するあれこれが置かれているんだとか。
私は「卵頭に口ひげのベルギー人」びいきなのでわかりませんでしたが、シャーロキアンの人だとあれが〜の事件に出てきた!とかわかるんだろうなあ、と。


オーストリア館もおもしろかったです。
こことオランダ館は洋館というわけではなくてその国に関する展示をしているのですが、オーストリアは私がかつて1度だけ訪れたことのある数少ない外国だったので、なんだかちょっと嬉しかったです。
モーツァルトとかマリア・テレジア関連の展示を見てここで本日のおやつ。
別に昼間っから呑んでないですよ!?(笑)
左のグラスは白ワインになる前のブドウを搾っただけのジュース。
これが絶品でした!
甘いんだけどさっぱりしていて、口当たりもいいし、甘いケーキと飲んでも全然ぶつからないんです。
ケーキの方はオーストリア直輸入というインペリアルトルテ。
こっちはさすがはオーストリア直輸入だけあってガチッと中身の詰まったチョコレートケーキでした。

そんな感じでお茶をしたりゆっくり洋館を見て回ったんですが、洋館同士がわりと近い位置にあるので余裕で午前中で全部周り切れてしまいました。
ちなみに、洋館9館のトータルパスポートを買うと洋館でドレスを着て写真を撮れるというドレスサービスがタダでできます。
なので最後の旧パナマ領事館の受付で私のパスを見た受付のお姉さんが一言。
「ドレスサービスはよろしいですか?」
「・・・・いや、さすがに一人ですし(^^;)」
一瞬空いた間は「着たらネタか?」と心がぐらついた間でした。
思いとどまってよかった(ふう・・・)


危うくネタのために体張りそうになった危機ものりこえ、北野の異人館を堪能したところで、テクテクと坂を下りて三宮へ向かいます。
途中、これで三宮も最後だから、と友人お勧めのイスズベーカリーにてガーリックフランスを購入。
翌日の朝食に食べましたがこれも美味でしたvv
と、ガーリックフランス片手に今度は須磨へ向かいます。
狙いはもちろん須磨寺!
というわけで神戸高速鉄道に乗ることしばし。
都会だった三宮より幾分風景がのどかになったあたりで須磨寺駅に着きます。
非常にのどかな感じの駅だったので油断していました。
ところが駅を降りてびっくり。
門前の商店街に屋台は出ている、人は多いの大賑わい。
実はこの日は20日で、弘法市だったんですよ。
おかげで主におじいちゃんおばあちゃんに揉まれながら須磨寺へ向かいました。


しかし須磨寺に着く前に東条には使命が。
それは今回私のかわりに仕事頑張ってくれているオタ友、浅倉嬢のために須磨寺の門前町で売っているという「敦盛団子」を見つけて食べる事!
お茶が飲める場所だったらお茶しながらいただきたいな〜、と思いながら行ったんですが、残念ながら普通の和菓子屋さんでした(^^;)
で、肝心の「敦盛団子」がこれ(→)
すあまみたいな甘いお餅の三色団子だったんですが、敦盛のエピソードと味は全く関係ないです(笑)
いや、美味しかったけどね。

とまあ、「敦盛団子」をもそもそおやつに頂きつつ須磨寺へ。
須磨寺はとにかく弘法市で大賑わいでした。
そんな人混みを縫って写真に納めてきた数々がこちら(↓)


本堂のすぐ脇にあるのがこれ。
真ん中に解説がついているんですが、「一の谷の合戦後、源義経公はこの松に座って敦盛公の首と笛を実検した」という代物。
ただ横に賽銭箱があって弘法市に来ている人達が拝んでいるのが妙におかしかったです(^^;)


これ(→)が噂の敦盛の首塚。
でも何故かここだけ人が少なかったのが印象的でした。
「え?何、入っちゃダメなの?」と思うぐらい見事に人が避けていた(^^;)
しかもこの首塚の向かいにシベリア満蒙戦没者慰霊碑がありその前に頭をなでると「異国の丘」のメロディーが流れるという熊の石像が。
たぶん意味など全然わかっていない子供達がめっちゃ頭をなでるものだからほぼエンドレスで「異国の丘」が流れっぱなしで(^^;)
でもきっと敦盛さん(遙か3ヴァージョン)なら「賑やかだな」と言ってあの儚い笑みを浮かべてくれるはず。

須磨寺所蔵の敦盛像。
ちなみに何故か「幽霊」の図って書いてありました。
えーっと・・・美少年?(^^;)
この絵の横に「青葉の笛」と敦盛の鎧っていうのがあったんですけど、これがあった宝物館自体も宝物館という名の休憩所だったのでなかなか保存状態がとんでもなかったです。
まあ、そんな状態だから携帯で写メとかとっても誰も怒らなかったわけですが(^^;)
須磨寺〜、源平で売り出しているわりに敦盛さんの扱いがぞんざいだよ〜。


まあ、そんな感じで須磨寺をうろうろし、お昼を食べたところで時計を見たらまだ13時ごろ。
「お、まだ遊べるじゃーん♪」と・・・思ったのが間違いだった(- -;)
というのは、何を思ったか私は須磨寺から地図を見て須磨水族園に行こうとしたんですね。
しかも須磨の海岸通って。
しつこいようですが、この日の最高気温は30度。
天気は台風一過の晴天。
・・・・・・・・・・
めっさ暑かった(- -;)
もう、死ぬかと思いました。
あんなに汗かいたのは夏コミ以来。
もう須磨の海岸を見て「ああ、これが光源氏が侘びしさを感じていた海岸か〜」なんて浸る余裕はこれっぽっちもございません(汗)
フラフラになってたどり着いた須磨水族園で東条を待っていたのは。





←これっ!!

なんで暑さでぼ〜っとしていた中、幾多もある水槽の中からこれを見つけたのか未だに自分でもわかりません(^^;)
なんだけど、「ああ〜涼しい〜・・・」と土曜日で賑わっている水族園の中を歩いていてはっと目に入ってきたんですよ。
「ヒイラギ・・・・柊!?( ̄□ ̄;)Σ!!」みたいな。
ちなみにとっても地味な魚でした(笑)
やっぱり暑さでやられていたのか、須磨水族園での私の記憶はこのヒイラギとイルカショーだけです。
かなり立派な水族館だったのでいつか出直してみたいです(^^;)


そんなこんなで帰りに新神戸駅で美味いお土産をごっそり買い込んで今回の旅を終幕といたしました。
帰りの新幹線もエンドレスで充電切れるぐらい「星影の詩」を聞いていて、翌日の仕事で気がつけばエイカの曲を口ずさんでいるというわけのわからない状況になったのは、おまけのエピソードということで。




おそまつm(_ _)m