「召しませ浪漫茶房」について
<基本事項> 発売元:D3パブリッシャー ジャンル:恋愛シュミレーション ハード:PS2 先に発売されていた「きまぐれストロベリーカフェ」の第二弾。 と、その情報だけ先に仕入れていた東条はキャラとゲームの設定を見てぎょっとしました。 だって前回は普通に現代で喫茶店だったのに、今度は異世界! しかもモデルは幕末日本! んでもって、経営するのは和菓子屋さん!! ・・・・どーするんじゃい、この変わり様(^^;)と思ったんですよね。 だから正直な所期待としては前作より期待していなかったんです。 そのわりにはしっかり発売日当日に初回限定版を買っていたのはなんでだって自分でも突っ込みましたが(笑) ところが蓋を開けて見ればこれが面白い。 システムに関しては「きまスト」とベースは一緒でいくらかアレンジが加わってるって感じなんですが、何が良いって話が出来てる! キャラ一人一人にそれなりのストーリーが付属していて主人公の千歳がそれに巻き込まれていく様がとてもスムーズで見ていてあまり違和感がない。 それぞれのキャラの話もなかなか深みがあって書き込まれているし。 一体、「放課後のLOVE BEAT」から「召しませ浪漫茶房」の間に何があったんだ!?D3!って感じでした(<プチ暴言・汗) それはともかく本当に面白かったです「召しませ浪漫茶房」。 洋菓子と違って和菓子っていうのは製造工程を詳しく知らない物が多いせいもあって、店の経営にもそれなりの苦労をしましたし。 だって最初に和菓子の材料を見た時にはどうしようかと思ったよ(^^;) 水飴とかこしあんとかベースに何を作れるんだろう・・・・と。 餅米は少し想像できたんですけどね〜。 だから最初は饅頭ばっかり作ってました。 途中からは何故か必死に串団子作ろうとしていたり(餅米と粒あんで絶対出来ると思っていた。まさか白玉粉が必要だったとは!!) 新しいお菓子を開発するのに夢中になって、うっかり改装を忘れてた、とかしょっちゅうやってました(^^;) しかし何と言っても良かったのはキャラ! 以下、ネタバレを多分に含むキャラ語りになりますので、未攻略の方は注意してリンクで飛んでください。 <キャラ別トーク> 天海千歳(主人公) 道明寺暁尚 道明寺月夜 葛生瑣巳 五家宝麟 柏架槻 |
<天海千歳 (主人公)> |
言わずと知れた主人公ちゃん。 今回の彼女は「きまスト」の苺ちゃんとまたちょっと違う感じで、テンポはいいが、気の強さはそれほどでもないって感じが可愛いです。 特にゲーム中の休日の服装はポイント高し!!(笑) 季節ごとの着物がとっても可愛くて、特に春と夏のは好きでした〜。 でも一番惚れたのは、吹月葵ちゃんの登場イベントでの選択肢「なごやかに無視する」。 出た時に爆笑しました。この子いい!って(^^;) そっかー、和やかに無視しちゃうんだー、さすが店長!みたいな。 苺ちゃんといい、D3さんの喫茶シュミレーションの主人公ちゃんの選択肢はナイスっっっ!っていうのが多いです(笑) しかも「千歳」のネーミングは意味が深すぎだし(<麟×千歳派の主張) ED後に関しては誰を落としても苺ちゃんより苦労が多そうな感じですが、強くたくましく頑張って欲しい主人公ちゃんです。 |
上へ <道明寺暁尚> |
道明寺兄貴。 ボケっぷりは天然入っているけれど、千歳とくっついた後のボケは半分以上確信犯だと思うのは私だけか(笑) ちなみに最初に東条が落としたのも暁尚でした。 だからお泊まりイベントが出た時は正直「嘘っ!?」とか思いましたよ。 何?手出しちゃうわけ!?って(^^;) でも絶対出してると思うんですが、暁尚に関しては(他の人はまあ、ね) それをふまえてバッドEDを見ると恐ろしく暁尚が駄目男に見える(^^;) あー、でもグッドEDはいいですね。一番ほのぼのしてて。 あの共働き夫婦っぷりがいい味出してます。 成長版千歳と暁尚もデザインも可愛いし。 ベストED後の昔の話もとても可愛くて、ED後にほわっと出来るキャラでした。 |
上へ <道明寺月夜> |
道明寺弟。 いきなり泣き顔から始まった時にはどうしようかと思ってしまったキャラ(^^;) 得手が弓というあたりは東条的には美味しいポイントだったんですが、全体的に困った顔なのがちょっと残念。 あと、彼の話だけはちょっと無理があるよーな・・・・つーか、おかんがあまりにも若すぎではないだろうか、と思ったのは私だけ? しかも私的には月夜より月夜の彼女をしている千歳が可愛いのですよ。 「可愛い可愛い彼氏のためなら」発言はナイス。 それと月夜を叱りつける千歳は格好いいですしね。 なんとなくED後まで千歳優位って感じだなあって思います。 |
上へ <葛生瑣巳> |
正体が一番ぶっ飛んでいて、かつ意外だった人(笑) 一番ぶっ飛んでいたのは本業の時の装束でしょうか。 いくら忍びだからって、あそこまでまんまな装束でなくても(^^;) でも騙していたはずなのに、本気になっちゃったっていうどこか抜けている部分は良かったです。 あと遊び人設定のくせに千歳相手には見事にヘタレを演じてくれたあたり(笑) 千歳に突っ込まれたり、怒られたりするのが実はとっても嬉しくて千歳を困らせてばっかり・・・・みたいな感じがするんですよね。 ED後はもろそんな感じだし。 しかしあのEDで私的に一番ポイントが高かったのは新婚夫婦より奏真だったり。 瑣巳を狙わないと奏真が出ないのは分かっていながら、千歳とちょこっといい感じになって欲しいとか願ってしまいました〜。 そのうち裏カップリングで書いてみちゃおうかな、なんて企んでます、奏真×千歳♪・・・・って、ここは瑣巳の語りのはずでは!?(^^;) |
上へ <五家宝麟> |
「めしろま」における完全無欠な大本命!!(笑) や、だってマジ素敵すぎでしょ、麟くん! 背負ってる過去の重さと言い、キャラの性格と言い、千歳への接し方と言い、EDの不器用さと言い!!!(<暑苦しすぎ・汗) 取り説読んだ時と、最初の登場時に「・・・・もしや?」とはうっすら気が付いていたんですが、まさか300歳とは思ってませんでした。 子どもらしく見える演技をしている麟くんが切ない事〜。 しかも千歳に告白されていながら「君が飽きるまでなら」なんて言うあたり、諦めが常に麟の中にあるんだなっていう切なさをひしひしと伝えてきて、うっかり泣きそうになりましたよ。 ちなみにマジで泣いたのはED。 だって千歳ってばすごすぎでしょう。 12年ですよ?12年。12年待つって言うその千歳の推し量れないほどの苦しい心情と、やっと会えたっていう感動にティッシュ握りしめて「よかったな、よかったな〜(T T)」と。 さらにその上、グッドEDで追い打ちをかけられました。 だって麟がつけたと思うとめっちゃ意味深ですよね「千歳」って。 思わずSSにしちゃったぐらいですから。 でも12年眠ったままだった麟にしてみれば、12年間千歳がどんどん綺麗になっていくところを見ることが出来なかったわけじゃないですか。 当然、その間他の男性が千歳の事を見ているわけで・・・・。 その辺の複雑なあたりも書いてみたいなあ、なんて。 とりあえず、外見年の差4歳、実年齢差283歳の年の差カップル万歳!!(><) |
上へ <柏架槻> |
ただのガリ勉眼鏡キャラかと思いきや、吃驚のその正体は王子様だったとは!な、人(^^;) 暁尚をおとしている時(つまり最初のプレイですが)に、王子様とお姫様の話がちらっと出てきた時に「・・・・ん?」と思ったんですが、ビンゴでした。 実は一目惚れっていう告白には本気で笑ってしまいましたが。 だっていくら何でも不器用すぎだよ、架槻(^^;) さえちゃんが呆れるのももっともってかんじです。 あー、架槻シナリオではやっぱりさえちゃんのポイントは高いですね。 「〜ですの」っていうしゃべりが全然うざくない、むしろ可愛いv ED前の「信じて」っていうお願いも架槻よりさえの方へ即答してました(笑) 最後の千歳の「お城のご兄妹にはかなわないのよ」は彼女の本音を見事に語ってますよ、うん。 しかし彼にはめちゃめちゃ苦労させられました。 他のキャラは改装レベルが2級まででOKだったので、そこまでしか改装しなかったらいつまでたってもバッドEDから抜け出せない(><) やっとうまく言った時には、嬉しかったというよりほっとしました。 |