「神様を殺す102の方式」について
<基本事項> 発売元:ONE’S (http://www.age.st/~one/IN/) ジャンル:和風伝奇ファンタジーADV ハード:PC(Win) このゲームはONE’Sさんというサークルさんが出されている同人ゲームなんですけど、とにかく面白いです! も〜、お薦め。めちゃめちゃお薦め。Topに応援バナーを張っちゃうほどお薦め(<しつこい・笑) 前作の『イノセントリア』もめっちゃくちゃ面白かったので、このゲームも期待大だったんですが、見事答えて下さったかんじでした。 <ストーリー> 主人公、理瀬は小説家の父と写真家の母をもつ高校2年生。 得意技は居合いと節約料理!でアルバイト先は神社という微妙にずれてはいるものの、ごく普通の高校生活を送っていた。 そんなある日、バイト先の神社で満月の夜、理瀬は不思議な青年に出会う。 『鬼でも悪霊でもない、神様じゃ!敬ってへつらえ下僕!!』 ・・・・ここで切ると「どんなゲームだよ?」な感じですよね(^^;) そう思った方は是非、うちのサイトのTopから公式HPへ行ってみて下さい。 ONE’Sさんの事前情報で「主にSっぽい攻略対象が多く、バトルメインでついでに恋愛」と言われていたので、今回は『イノセントリア』のような甘い展開は期待できないかな〜と思っていたんですが、どうして、どうして。 甘かったですよ。 糖度に差はあれど、全体的にみんな恋愛してました。 でもそれ以上にストーリーが抜群にいいです。 『イノセントリア』の時もそうでしたが、一人攻略しただけじゃ全体に隠されている謎がわからないんですね。 で、一人一人攻略していく内に、全部の仕組みが明らかになる。 この感じが癖になるんですよ〜。 あと背景や音楽もすっっっっっごくいい。 背景は里山というか、私が以前に旅行した遠野の風景を彷彿とさせて、それだけで泣きそうだったんですけど音楽がまた素敵なんですよ。 ED音楽もオープニング音楽もいいんですけど、BGMにいたるまで隙がない。 ちょっとどうしようってぐらい私好みでした。 たぶん、遙か3にはまった人ならかなり好みにクリーンヒットしてくると思いますよ。 <システム> ゲーム自体は行動選択肢制のノベルズゲームで、攻略必要時間は3時間ぐらいかな。 ちょっとキャラによって違いがあるんですが、スキップしないと3〜4時間でスキップすると2時間ぐらいでいけると思います。 攻略ヘルプもあるし、難易度はそれほど高くないです。 ただミスると死にます(^^;) で、もう全部クリアしている、もしくはネタバレトークもOKよん、という方はこのページをスクロールして頂きますと、東条のあつっくるしいトークが炸裂してますので、よろしければおつきあい下さい。 攻略順は水都→十夜→佐和→佐久良→インチョーです。 ではレッツ・スクロール! |
<1週目> このゲームは1度発売延期になっていたので、どうなっちゃったかな〜と心配していたのですがスパコミで無事に発売されて私の手元へやってまいりましたvv ・・・で、なんでこんなに手を付けるのが遅かったかというと、たぶんコルダ2のせいです(- -;) そ、それはともかく、やるぞっと決めてからはもうどんどん攻略しました。 1週目はとにかくはじめてみようと言うことで、ダウンロードしてスタートして・・・・テーマ音楽と共にオープニング画面が出ただけで震えました。 なんというか、一目惚れ?なんか、すごいモノに出会ったぞっていう感じで。 まだ全然ゲームに入る前から、東条の心わしづかみでした(^^;) その印象はありがたいことに間違っていませんでしたけどね。 OPムービーも格好よかったし、バトルシーンもラブストーリーも見事というほかない。 ちなみに、1週目は十夜・・・・を落とすつもりで、気がついた時には水都先輩ルートにはまってました。 攻略推奨順では十夜が先だったんだけど、まあ、水都先輩もかなり好みだからいいや〜とアバウトな感覚でスタート。 この回はとにかくED目指して爆進したので、BAD2のその後っていうのをBADEDは1回だけでクリアしましたよ〜。 というか、BADED。 先にはじめていた同僚が十夜ルートでザクザク死んだらしく「マジ死ぬよ。驚くから!」ってあまりに繰り返すモノでかなり怯えていたんですが(^^;) でも確かに驚いた。 「え!?うそ!?」みたいな感じで。 特に私の場合、最初のBADが水都先輩のデートの時の選択肢で「十夜の事を話す」を選んだために出るBADだったので、何のせい!?と一瞬あせりました。 まあ、事前に十夜が「言うな」と言っていた事を思い出し、ついでにBADEDの名前を確認して選びなおしたら通過できましたけど、確かに驚きました。 死に方としてはサウンドノベルズをプレイしている東条としてはサクっと殺してくれたな〜という印象だったんですが(サウンドノベルズはえげつないですからね〜・笑) 肝心の水都ルートですが、感想は何より甘いじゃん!だった(笑) いやあ、だってONE’Sさんが今回はついでに恋愛みたいな事をすごく念押ししていたので、まったく甘くない展開を想像していたんですよ。 実際、最初の方は何が何だか分からないし戦わなくちゃいけないし、で一杯一杯だったので。 でも図書室で勉強を教えてもらうあたりから「あれ?」と。 そして家にくることになって、一緒に戦ったりして・・・・つーか、甘いよ!甘いってば!と何度悶絶したことか(笑) だって可愛いんですよ!理瀬も水都先輩も!! 一緒に戦った後に「椅子とメシと風呂!」と叫ぶ水都先輩に「亭主関白?」と突っ込みつつ「全部ご用意します」と言う理瀬がたまりません(><) んでまた、水都にキスされるシーンがすっごい好きです。 ああ、水都も理瀬がすごく好きなんだな〜っていうのが伝わってきて。 BestEDは本当によかった〜って感じでした。 ところで、ちょっと気になったのですがあの二人はEDの時にもうすぐ町を出るみたいなことを言っていますが、まさかマジでサクサク結婚してしまったんでしょうか。 いいけど、全然いいけど!(笑) きっとED後も水都と理瀬はすごく仲がいいんだろうな〜と思います。 そりゃあもう、周囲が呆れるほどに。 そして親友の所にってことで亜子も遊びに来るんですよ。 ちなみに、1週目ではまっしぐらにBESTEDまでいったんですが、後で水都悲恋EDをやって、滅茶苦茶泣きました。 あれは泣ける。かなり泣ける(<語彙数が少ない・汗) 切なくてきれいなEDではあるんですけど、とにかくあまりにも切ないので見た後はひたすら涙でした。 <2週目> 本来であれば攻略順である十夜をやらねばー!・・・ということで、2週目は涙を飲んで水都先輩をスルーして十夜ルートへ。 この回は一緒にBADEDも回収する気だったのでとにかく片っ端から選択肢を選びまくりました。 おかげさまで十夜ルートのBADはすべて回収しましたが、とにかく死ぬわ死ぬわ大変でした(^^;) でもBADED探し、慣れれば結構はまります。 逆にBADEDリストに空きがあるとムキになって埋めたくなります(笑) 十夜ルートは実はかなり謎満載ですよね〜。 十夜からして何かと謎の多い存在だったので、すっごい悲恋に行ったらどうしようかとドキドキしていたんですが、悲恋EDとの分岐点は結構ハッキリしてくれていたので助かりました(^^;) でも触れられない。素通りしてしまうってかなり切ない感じを予感させますよね。 最後の方ですが、実体を持った十夜に抱きしめられて理瀬ちゃんが泣くシーンはかなりジーンときました。 まだ二週目なんで色々考えつつプレイしていましたが、結局さっぱりわからないまま、それでもとにかく理瀬ちゃんを幸せにすることだけを考えて突っ走りました。 十夜も最初は理瀬ちゃんを下僕扱いで、実際に道具的にしか見ていなかったみたいですけど、いつの間にか彼女のために色々な感情を捨てるわけですよね。 甘いシーン自体は水都より多くなかったですけど、そういうさりげない切なさとか十夜の気持ちとかがわかって良かったです。 でもEDでミラクルで宮司さんになっちゃってるのは驚きましたけどね〜。 いいけど、幸せそうだし(笑) 麻生さんと依灯さんが健在って事は小姑健在って事だから十夜は大変かも知れないけど。 ちなみに十夜を攻略するとオマケに追加されるイベントでの十夜は確信犯なんでしょうか。 私は確信犯じゃないかなあ、と思っているんですが(笑) 十夜の悲恋EDは水都ほどは泣くという感じじゃなかったです。 でもなんとも切なかった。 きっと十夜が消えた後もずっと理瀬は十夜を忘れないんだろうな、と思います。 まさに水都の悲恋のごとく、その後どんなに幸せな人生を送っても心の中には十夜がいて、やっぱり最後には彼の元へ行くのでしょう。 切ないっっっっっ!(><) <3週目> 攻略ルートで言うと十夜と水都の間でお薦めされていた佐和を攻略した回でした。 実は佐和は第一印象ではもっとも東条の心を奪った方でした(笑) デザインはきれいだし、双剣だし。 でも勝手にもっと口の悪いキャラを想像していたんですが、かなり理瀬に対しては優しい方でしたよね。 でも佐和ルートはちょっとやられた!って感じでした。 だって、だってこれからいいところなのにっ!ってところでEDに行っちゃうじゃないですか! くっ(><)もっとラブい佐和と理瀬が見たかった!! 正直に言うと、佐和のEDに突っ込んだ時、思わずPCの前で「嘘!?終わり!?」と叫びました(^^;) でも、それでも佐和大好きですけどね!! 第一印象でもなかなか心を奪われたんですが、やってみたらなんとも落ち着いたキャラで余計揺さぶられました。 なんか理瀬がすごい頑張っちゃってるのも可愛いです♪ 告白した時とか「押し切った!」って感じがするのがナイス(笑) でもEDに入る時の理瀬の空白の1年は悲しいですよね。 佐和が消えちゃって、それこそ理瀬はものすごいショックだっただろうなあ、と。 亜子とか津々井とかすごく心配しただろうから、きっとその後帰ってきた佐和を紹介されたら大変でしょうね〜。 「あんたが1年前この子を泣かせた男ね!!」とか言って亜子が怒り狂うんですよ、やっぱ。 んで佐和が「これから先は泣かせない、絶対に」とか言ったりして(<妄想・汗) あ〜、やっぱり佐和×理瀬は好きなだけに脳内妄想が暴走します(- -;) でも大好きーーーーー!(<うるさい・汗) <4週目> ここでやっと推奨攻略順に・・・・と思いきや、私、何を間違えたのかいきなり佐久良先生ルートに。 いや、インチョーが妙に黒幕っぽいな〜と思っていたらすっかり推奨攻略順を間違えてました。 まあいいか〜と気楽な気持ちで佐久良先生ルートに入ったんですが、思いっきりびっくりしました。 だってメチャクチャ核心だったから(^^;) てっきり『イノセントリア』みたいに全員攻略するとトゥルールートが開くもんだと思っていたので。 いやびっくりでした。 しかし怒濤の展開でした(^^;) 取りあえず佐久良先生ルートで小さな女の子と少年が朧気に夢に現れたあたりから「あれえ?」と思っていたんですが、まさかまさか。 でも佐久良先生ルートは片手にティッシュが離せませんでした。 だってあまりにも理瀬ちゃんが切ないんですよ。 段々家に八鬼のメンバーを集めちゃったりして。 煩いといいながら、とっても楽しそうで。 「ああ、理瀬ちゃんは一人だって事に気がついていたんだな。寂しかったんだな。」って思ったらとにかく泣けました。 最後の方でみんなで鍋してるところとか、全然泣く所じゃないんですけどボロボロ泣けて参りました。 と、ついつい佐久良先生ルートはこっち方面で印象深かったんですけど、佐久良先生と理瀬の恋愛っぷりも可愛かったです。 もう、紛れもなく理瀬の初恋は佐久良先生ですよね! 佐久良先生も実はずっと理瀬ちゃんの事を気にかけていたというあたりがもう(><) 一緒にインスタントラーメンについて語る佐久良先生と理瀬が良い味出しててそれも笑えたし。 細身で落ち着いたキャラと見せかけて、昔結構やんちゃで人の2倍はご飯を食べるとか、佐久良先生もポイント高かったです。 卒業式にめでたく告白するまで佐久良先生は頑張って我慢するんでしょうね〜。 すっごい大事にしてくれそうな気はしますが、佐久良先生、忍耐試されてますね(笑) しかし佐久良先生ルートはなんといってもED! ED前に十夜が朝焼けに消えていくシーンがあったので、「ああ、これでみんな成仏して終わりか〜」と思ったんですが、その後が始まって先生とお弁当食べてるシーンになりますよね。 仲の良い二人の様子にほわ〜っと和んでいたら「これを食べるのが自分だけなら」的な事を先生が言い出して、まさか!?と。 そしたら 重之助が!佐和が!安斎が!依灯が〜〜〜〜〜〜〜(><) しかもED後も理瀬の家に同居って言うのが嬉しすぎました(笑) あまりの嬉しさに涙出るほどに。 まさしく大団円だと思います。 理瀬にしてみれば本当に幸せなEDだったんじゃないかなあ、と。 ・・・・ところで、EDで消えたはずの麻生さんは何故健在なんでしょうか(^^;) 大団円に涙しつつ、それだけがちょこっと気になりました。 時乎さんと消えたはずのは過去の分で、残った麻生さんは理瀬のお父さんしてた麻生さんの分なのかあ、なんて考えてみたり。 ああ〜、でもこんな自分のへたっぴな分ではまったく表現しきれないほど感動しました。 タイトルバックが黄昏の薄野から快晴の山に変わったことさえも感動要素の一つだったほどに。 ついでにオマケに追加される八鬼レンジャーのネタも大好きです(笑) 最初、カー君と時乎さん(?)がなにやらくりひろげはじめたあたりで「???」となったんですが、その後の展開に夜中だと言うことを忘れ大爆笑。 だって十夜、アホですよね?(笑) しかも重之助に悪徳商法のごとく仕事を斡旋する佐久良先生を見てみんなが「悪い虫を追い払いたくてしかたないんだな」って同情するのがまた笑えます。 しかも先生肯定しちゃってるし(笑) でもきっとなんのかんので重之助はご飯食べに帰ってきそうですし、安斎や佐和も変わらず入り浸りそうですし、それが私としては大変満足でしたvv <5週目> で、ほとんど放置されていたインチョーを最後に。 ちなみにインチョーはちょっと躓きました(^^;) どこから水都と分岐するのかわからなくて、2回ぐらいロードしたりして思わずメガネーズの攻略部屋に通ってしまいました(^^;) 無事出来ましたけどね〜。 個別BADも少なかったのでサクッと攻略させて頂きました。 ☆ しかし騙されましたインチョー。 まさかあんなに普通の人だと思ってなかったから(^^;) だって水都ルートとかで出てくるカー君を腕に乗せたスチルとか思いっきり黒いし! 亜子も「あの人はお腹の中は真っ黒」みたいなこというし!! でも実はインチョーは一番普通の人だったのではないかと。 だってデートの前日に3回も髪洗っちゃうんですよ!? エピローグでその語りを聞いた時にはむしろ素直にびっくりしました(<失礼) でもまあ、色々思うとおり生きられなさそうな親友が無意識とはいえ好きになった人をサクッと横から奪っていくあたりが黒いのか? まあ、山神とか夜月のこととか全く持って解決しないどころか、どうでもよくなっちゃってるところはありますが、それでも少しぐらいそう言う人がいないと和みませんから。 インチョーで和んだかどうかはともかく(笑) |