どっちもどっち
―― 今を遡ること、10と数年前の3月14日 「ん。」 「え?なーに?まーちゃん。」 「だから、ほら。」 「??なんでぐーをおしつけるの?」 「やるっていってんだよ。」 「やるって?」 「だから、そのばれんたいんでーにチョコくれたから。」 「?あ、そーいえばおかあさんもおとうさんになにかもらってた。」 「そーだよ。チョコもらったらおかえしをするんだって、じいちゃんがいうから。」 「それでくれるの?」 「・・・・おう。」 「わー!うれしい!なになに?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「どうしたの?」 「・・・・きたいすんなよ?」 「?」 「て、だせ。」 「??」 「・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あめ玉。」 「・・・・」 「いっこ?」 「(そっぽを向く)」 「・・・・まーちゃん」 「なんだよ?」 「・・・・せこい」 ―― もちろん、とっくみあいの大喧嘩になった事はいうまでもない。 〜 終 〜 |