世界で一番優しい夜
夜は冷たいもんだと思ってた だって、そうだろう? 暖かい陽の光が射さない夜はどんな残酷な事でも闇に隠されるのだから 青白い月の光は真実をさらけ出しはしない 冷たい女神の微笑みは流された血すら包み込む ・・・・だから夜は俺の時間だった 陽の光の下ではできない残虐な事に手を汚す俺の たった今、自分で奪った命の残骸を見つめた後、何度冷たい月を見上げたかわからない 冷たい闇・・・・冷たい夜 でも、今は・・・・・ 「う・・・・ん・・・」 人が動いた気配に反応したのか、小さく身じろぎした少女に俺は目を落とした 月の光に彩られた暖かい大地の色の少女・・・・ 自然と口元が緩むのがわかる 腕の中に小さな体を抱き込めば無意識にすり寄ってくる その感触に俺はとうとう低く笑い出した 胸の中があんまり暖かいから・・・・ 自分の鼓動と少女の鼓動が溶け合うのがあまりに・・・・ ・・・・嬉しいから・・・・ 今は闇がすべてをくるみこんで、月が冷たく見下ろす時刻のはずなのに こんなに心(ここ)は明るい 「メイ・・・・」 名を呼ぶだけで愛しさが水泡を割るように溢れる 「メイ・・・・側にいろよな」 腕の中に彼女がいるなら、そんな夜はきっと 世界で一番優しい夜・・・・ END |
― いいわけ(汗) ―
あう・・・・すいません、かなりの突発短編・・・・否、詩???(- -;)
なんというか、この「世界で一番優しい夜」というタイトルが浮かんで
気がついたらパソコンを叩いていたのです。
で、所要時間10分でこの代物(汗)
もっと甘いのにしたかったんですが、これじゃただのシオンの呟きですよね。
あああ、駄文ですみません〜〜〜(><)
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