※この画像はドリキャス製ではないのだ。ごめんね。

『私の役を演じている役者？...記憶にないな』

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PROFILE
性別	男
年齢	38歳
身長	176cm
星座	山羊座
血液型	AB型
趣味	映画鑑賞（今はほとんど仕事の参考用）
特技	絵を描くこと（上手なんだろうか？）
好物	バーボン。今はドラック感覚で飲んでいる。 （高揚したときはさらにハイに、鬱状態の時はどん底から引き上げてくれる）
職業	本来は作家（大学院時代に多摩川頓歩賞受賞）。 しかし、２年前よりテレビプロットライターをしている。 その時のみ、中島哲雄（なかしまてつお）というP.Nを使用。 そのテレビは必ず大ヒットし、業界内では中島の名を知らない人はいない。
代表作	・多摩川頓歩賞受賞作 　「浅草奉行とるねーど」 ・太陽テレビドラマ 　「何曜日のツナたちへ／毎度おすそわけします」 　「渡る世間のおしん」
住居	南部ホテル1313号室を仕事部屋として使用。 自宅は別にあるのだが、ほとんど帰らない。
家族構成	母はすでに亡く、父親と腹違いの兄が２人。 市川は妾の子供だったため、正式には認知されていないようである。母を捨てた父を、今でも恨んでいる。
性格	プライドが高く、卑屈になることは嫌い。
その他	常にノイローゼ気味で、悪夢から逃れ安息の眠りを勝ち取るために、睡眠薬を常用している。

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STORY

多摩川頓歩賞受賞作家、市川文靖。聞こえはいいが、大学院時代に一度受賞したきりの売れない作家だった。それが今では「中島哲雄」というペンネームでTVプロットばかり手掛けている。俗悪だが、高視聴率ドラマを作れる売れっ子のプロットライターとして...。しかし、そのプロットは全て市川の作品ではなかった。それらは市川の意に反した、通俗的で、愚劣で、陳腐な作品群。 ”そう...私の知らない、私の作品” 　２年前のある日、眠りから覚めると、机の上には見覚えのない完成された原稿が置かれていた。この奇妙な出来事が全ての始まりだった。その作品はテレビ局の手でドラマ化され、大ヒットした。そして、今現在の地位にいる。 　しかし、市川は疑問と自分への憤りを感じはじめていた。”これでいいのか？”、と。自問自答を繰り返す中で、市川は内に秘めた本心に気づき、今までの愚劣な作品群への全面否定と、”一度でいいから本物を書いてみたい！”という純文学作品への熱意を露わにするのだった。 　だが、皮肉にもその意思とは裏腹に、”私の知らない私の作品”は見えない誰かによって作られていくのだった...。 　この出来事は現実か、妄想か。市川はその狭間の中で、己の文学の存在価値をかけて、”私の知らない、私の作品”を仕上げる見えない相手と戦い始める。

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