●映画●

渚のシンドバット

1995年／脚本・監督：橋口亮輔／東宝

これは準主役でしたね。役名は吉田浩之。けっこう若くてカッコイイです。声も好みじゃないけど正志のイメージに遠くない。しかし、話の内容は少し理解しがたいものが...。これが初めてですよ、観ていてイライラいたの。見方が悪いのか、わたしの感性が豊じゃないのか、観終わった時、一体何が言いたかったんだろう..。と、思わす頭をひねっちゃいましたよ。でも、以前観た記憶があるんだよな...これが。興味のある方は観るよろし。ゲイの話なんで、借りる時は少し勇気がいるかも。 　この間きがついたんだけど、この映画での共演者の中に、あの浜崎あゆみがいたことが判明！彼女は何故こんなところに.....。

わが心の銀河鉄道

1996年／大森一樹監督／東映

緒方直人主演の宮沢賢治の生涯を描いた作品。ドキドキしながら草野さんをリサーチしてみると、開始33分の序盤で登場。宮沢賢治が上京して、就職した先の同僚貧乏学生（笑）というエキストラ的役柄だったけど、画面近くの台詞アリなものんでびっくりしましたよ。けっこうおいしい役かも。 　髪型は”正志”と同じ。だから、一発ですぐ分かりましたよ。声は”渚の〜”の頃より少し低くなったかしら。個性が出てきたって感じだったね。出演はワンシーンのみ。でも、正志ファンは必見！

富江

1999年／及川中監督／大映株式会社

街の掲示板第32回のタレコミで載っていた”富江”を、機会あってついに観にいってきました！これは、コミック原作のホラー映画で、主演は中村麻美。しかし、真の主人公は富江役の菅野美穂。そして我らが草野さんはヒロインの彼氏役、斉賀祐一として登場。それから、意外にもヒロインの同級生役として”水曜日”の留美さんが出演しているではありませんか！そのうえ、驚く事にヒロインの彼氏とは愛人関係。水曜日と正志のカップルが好きな人には、めっちゃおいしい関係じゃないですか〜◎ちょっとした”からみ”のシーンもあったし...。彼女のナイスバディを拝めたし、草野さんのセミヌードも拝ませて頂きました◎ちょっとドキドキ☆大画面でみる草野さん、カッコ良かったッス。雰囲気は、少しワル入ってましたね。設定でもバンド組んでいるみたいだったし。 　最後らへんまで出ずっぱりで嬉しかったんだけど、ラストシーンでああなってしまうとは.......。ちょっとショックでしたよ。でも、ファンなら必見！レンタルも開始されているので、映画を見逃した人は即借りるべし！

RAINBOW

1999年／熊澤尚人監督／配給：オムロピクチャーズ

６組のインディーズミュージジャンの楽曲をつかって作られたという、一風変わった短編映画。何がリアルなのか分からなくなった、自分の居場所を見つけられない若者（Chil）が、日本人の古い価値観に引きずられていない他者（Toy）と出会うことで新しい自分と出会うというロマンス物語の映画です。 　我らが草野康太さんは、Toy役で出演。とうとう主役かと思いきや、実際に蓋を開けてみれば、どうやらChil主観のお話。ナレーションもタイトルコールも全部Chilの声。なるほど、主演＝主役じゃないのね。しくしく。草野さんが本当の意味での主役＆主演をやる日は何時のことになるのでせうか（涙）そんな草野さんの役所は、どうやらフィリピン人と日本人のクオーターのらしい。草野さんの思いきり日本人顔に独特の眉毛がどうやったらクオーターに見えるのだろうと思っていたら、前髪だけ赤茶色に染めて眉毛は黒くそのまんま。全然日本人にしか見えないです（苦笑）。 　映画のメインはやはりChilだったけど、二人が知り合うきっかけになった捨てネコを”てぶくろ”と名付けたのは彼（すげーネーミングセンス）。死んだ”てぶくろ”を”夢の島”に埋めに行こうと言い出したのも彼（唐突な思考の持ち主）です。でも、夢の島に行こう言いだしたのには彼なりの訳があったのだ。なんとToyは実の母親に”夢の島”に捨てられた子供だったのだ。その時の事を語るToyは何とも物悲しく、でも恨み事には聞こえない懐かしむような語り口調で、なんとなくカッコ良かった。でも、だからって何で”てぶくろ”をわざわざそこに埋めに行くのかがさっぱり解らんかったけど。やっぱり、”てぶくろ”を埋めにいくのは口実で、今までの自分を捨てて新しい自分を探すための行為なんだろうか。 　そして、ラストの唐突なキスシーンに驚き＆（相手役に）殺意。これ見た瞬間何時の間にそんなに仲良くなってたん？って感じでしたよ。ま、別にキスという行為に関してはいいんだけど、問題はキスが異様に長いこと。しかもティープ？そのうえキスの間中、二人の回りをカメラがくるくるまわってる？ええ加減に離れんかい！と殺意を抱きたくもなるってもんですよ。 　ちょっと脱線気味になったけど、まあ、草野さんが好きなら、最後まで見れる映画です。中身ではなく、草野さんの演技を見て楽しみませう。主演だから見所は山の様にあります故。だだし、ラストシーンで殺意を抱く抱かないは貴方次第ですが（笑）。 　[update：H11.10.04]

月光の囁き

1999年／塩田明彦監督／配給：ビターズ・エンド

H11.10.23に、テアトル新宿にて公開。大阪梅田の扇町ミュージアムスクエアにて、H12年に新春公開されました。 　これは、喜国雅彦のコミックを映画化したエロチックな青春ラブ・ストーリーで、倒錯的なサドマゾ関係に陥る高校生カップルの姿を、不思議なリアリティをもってリリカルに紡ぎ出していると解説されている。しかもR-15指定、15歳未満入場禁止指定の映画なのである。 　最初はごく普通の恋愛話なのだが、主人公の主人公（日高拓也）が彼女（北原紗月）に対して、歪んだ性癖を持っており、それが彼女に知られてしまってから物語は一変。紗月は拓也を毛嫌い＆拒絶し、ひどい仕打ちをして自分から遠ざけようとするのだが、なおもひたむきで一途で歪んだ愛情を示す拓也に戸惑いと混乱を覚えながらも、やがて徐々に、そしてごく自然にサドの感情が芽生え始めていき、彼らは不思議な関係へと陥っていく・・・・・という、なんとも怪しげな内容となっているのだ。何でも、”自然調教”なんだとか・・・（汗）（詳しく語るとペアコンにひっかかるので、自主規制） 　そんな怪しげ映画での、草野さんの役所はというと、”三角関係に陥り、二人の関係を危うく加速させてゆく、剣道部の先輩役”で登場。役名は「植松正」。ちょっと田舎の高校に必ずいそうな、女の子憧れの先輩を爽やかに演じていました。剣道部の主将なだけに、剣道着姿もなかなか様になってましたわ。髪型の雰囲気は富江にやや近いかな？でもワイルドというより、精悍な感じ。こんな役も似合うねぇ。 　だがしかし、役柄は精悍でも、彼が主人公たちと本格的に絡み出す と、内容の危険度（映像的にもそうだけど・・・）が一気に増したりするんですよね。ええもう、危ない泥沼劇に一直線。最初、紗月は拓也を遠ざけるために植松と付き合い始めたはずなのに、いつの間にやら彼・植草松の役回りは、まるっきり二人のダシ扱いになってましたわ（苦笑）。豚骨のダシガラ、酒の魚、酒のつまみ、香辛料etc・・・・。三角関係のなかで、唯一まともな恋愛感情をもつのが彼なのに、結局は恋実らず。不運な役回りです（涙） 　ま、まあ、ちょい役で終わるのかな？と思っていた草野さんがいっぱい見れて嬉しかったのは嬉しかったけどぉ・・・・イタイ映画だったなぁ、コレ。友人共々終始笑ってました（汗） 　[update：H12.5.17]