10/25(火)【見事な共演者】
23日で大野クンのバクマツバンプー東京公演が終了なさいました。
残念ながら、私は、東京千秋楽にはせ参じることができませんでしたが、回を重ねるごとに、殺陣もお芝居もアドリブもパワーアップしていく様を、肌で感じ、それはそれは素晴らしい千秋楽を迎えたこととお察しいたします。
大野クン、本当にお疲れさまでした。
私自身の東京楽(19日)が終わり、そろそろ1週間が経とうとしているところですが、WSSを見たときと同じように、「青木さん〜」を見たときと同じように、何日も経つというのに、興奮が冷めず、体の芯からぽかぽかすると言うか、体中の血がトクトクと音を立てて体内を元気よく駈けめぐっているというか、地底のエネルギーが体の芯を突き抜けて空高く上がっていくような、そんな快感を毎日感じているのであります。
いいなぁ。大野クンの舞台って。
いつだったか、少年隊夢にトキオが出演なさったとき、「ニシキさんに『おまえのダンスは流れている。』と注意された。『連続写真を何枚撮っても、どの写真もポーズがしっかり決まっているようなダンスをしなければいけないんだ!』とゲキされた。」と話されていましたが、そのニシキを唸らせるぐらい、今回の舞台はどの場面も決まっていたように思います。
観客は、一瞬たりとも逃さず、それこそ360度の角度から、大野クンの演技を凝視していたわけですが、そのすべての観客が、一瞬一瞬の大野クンの動きを脳裏に焼き付けたに違いありません。
とにかく、お見事!でありました。
殺陣のシーンでは、白い腕のまぶしさもさることながら、私は、華麗な足の動きにうっとりでした。
殺陣というのには、あまりにも美しすぎるその動き。
殺陣集団とのフォーメーションは、まさに群舞そのものだったように思います。
殺陣集団は、思いの外、手の動きが美しく、大野クンとの群舞を一層冴えさせていたように思います。
白い仮面をかぶっての動きは、まるで宝塚のエリザベートのトートダンサーのようでした。
有森さんは、眼の光がすごい人だなと思いました。
ちょっと斜め上を見ているときなど、ライトがあたってか、不気味な妖しい眼光を放つのです。
ドスの効いたちょっと鼻声がかった低い声もとても素敵。
気が付かないうちにとてもいい女優さんになられたなと感心してしまいました。
今回初めて拝見いたした京さんと平野さんも動きがとても軽やかだなと思いました。
そして、眼力のある役者さんだなと思いました。
京さんのちょっと行きすぎ感のするアドリブと、ヌウベンさんの安定したアドリブが好対照。そんな中、平野さんのちょっとシャイなアドリブがとても新鮮に映りました。
舞台と大野クンのことが大好きな人が集まって、丁寧に作り上げた舞台。
愛と情熱のこもった舞台。
ジャニーズ史にも残る名舞台となったのではないでしょうか。
10/18(火)【バンプー嵐】
ワタクシごとになりますが、10月より職場が移転しました。
今まで、黄色と茶色の調和が日々変化する絶妙なチェック模様の田圃を左右に見ながら、新道をビュンビュンとばして通っていただけに、ちょっぴり渋滞の旧道を通らねばならぬ今は、大分朝が忙しい。
それでも、結構、毎日が快適なのは、きっと、大野クンの素晴らしい舞台、バクマツバンプーのおかげであります。
3日に初日が明けたバクマツバンプーも、とうとう、最終週に突入してしまいました。なかなかチケットがとれず、おまけに仕事もこの上なくバタバタしており、かなりヒヤヒヤいたしましたが、先々週、先週、今週とはせ参じることができました。
もう、しっかりこの熱き舞台の虜になっております。
とにかく、完成度の高い作品だなぁと思いました。
まず、脚本が素晴らしいなぁと思いました。
新撰組が吸血鬼集団だったという設定もさることながら、沖田がなぜ喀血するのか、土方がなぜ厳しい御法度を下すのか、そんな中、山南がなぜ脱走するのか、史実と上手く絡ませながら、見事にストーリーが創られていて、きだ舞台の醍醐味を大満喫させていただきました。
赤と黒のだんだら羽織も、超かっこいい。
土方は土方らしく。近藤は近藤らしく、そして、沖田総司は沖田総司らしく。それぞれのキャラを引き立たせたデザインで、立ち姿だけでそのキャラがにじみ出るような演技の迫力を一層増大させているように思いました。
大野クンの衣装は、ウエストをキュッと絞ったデザインで、可愛らしさとかっこよさが上手く掛け合わされていて、スピーディーに動く大野クンにぴったりでした。
そして、そして、そして。
殺陣と演技が素晴らしい。
私は、大野クンと殺陣集団の方タチのフォーメーションのすばらしさにとにかく度肝を抜かれました。
とてつもなく美しいのです。
この殺陣集団のお方タチ、もう、ものすごい優れモノ集団だなと思いました。
冒頭の勤王の志士たちの会話と言い、終盤のスローモーションのすさまじい殺陣シーンといい、とにかくお見事!
大野クンに主演男優賞を差し上げるのならば、助演男優賞には、このお方タチにぜひ差し上げたい。