12/19(日)【神の手】

 昨日、やっと、やっと、WSSを見て参りました。

 予想以上に素晴らしい仕上がりの舞台で、感動がいっぱいでした。
 
 まず、感動の一つ目。
 大野クンがとにかく美しい。綺麗。
 ニシキリフが「うまい。」「凄い。」「渋い。」なら、大野リフは「綺麗。」「シャープ。」「蒼い。」

 ある意味でニシキ以上に、いえいえ、映画のラス・タンブリン以上に、「リフらしい」と思いました。実は少年隊WSSでも、映画でも、リフの方がトニーよりずっとずっと貫禄があって、もっと端的に言ってしまうと、老けて見えてしまっていて、トニーよりグッと立派に思えてしまっていたのです。
 その点、大野クンは、現在のジェッツのリーダーと言う風格を堂々と放つと同時に、トニーを慕い、心の底でトニーに頼り切っている可愛いらしい弟分という面がよく出ていて、なぜ、決闘の場面でベルナルドよりも先に手を出してしまうかという決定的な部分が、本当に、本当に、よく表現できていたように思います。
 
 そして、そして、そして。
 とにかく、大野クンのダンスが美しいのです。ジャンプと言い、ターンと言い、とにかく可憐で、美しいのです。WSSは、世界中で上演されていると聞きますが、私は、世界中のリフファンに、あの大野ダンス、フワッとしたジャンプ、フワッとした着地、軽やかなアクロバティックを見てほしいと思いました。

 圧倒されたのは、ジムでの郡舞。手がとにかく美しいのです。神の手とは、ああいう手を言うのですね。
 パンフレットの大野クンの手がそれはそれは美しいという評判を聞いていたのですが、まさに、その美しい手が、今回の大野リフを象徴しているように感じました。
 ダンスを見ていて、あんなに手からせりふが聞こえて来たのは初めてでした。「さあ。いくぞ。」「よし、今だ。」って、大野クンの声がその手から聞こえてくるんですよね。
 また、ジェッツの反応もいいんだな。弱い者の集団こその団結力、それを仕切る大野クンの手、見事でした。
 
 感動の2つ目。
 ジェッツの動きがいい。
 もうね。はっきり言ってコールド勝ちなんですわ。ジェッツvsシャークス。
 ニシキの時も、まるで新撰組のように、一人一人のキャラがしっかり立っていたように思うんだけれど、今回はそれに増して、まとまり感がある。全体の動きがもっのすごくいい。これは、等身大のWSSなればこそと思う。
 アクションの変容も心地よい。少年隊の時のニシキと赤坂さんも素敵だったけれど、今回は、全体の年齢が近くフラット感が増した分、逆に生き生きしているように感じるんだと思う。
 
 ジェッツのメンバーも、リフが大野クンで、本当に喜んでいると思う。大野クンとジェッツのメンバーのオフの会話をどうしても聞きたくなってしまいました。

 感動の3つ目。
 宝塚陣がいい。
 マリア。
 とにかくマリアが素晴らしいと聞いていたのですが、私も例外なく、マリアの声にひれ伏しました。
 それは、まるで絹の糸のよう。細くて、強くて、艶があって。
 母に言うと、「そんなに凄いなら、アッという間に外に行っちゃうね。」と。
 でも。私は、ぜひ、宝塚の娘役として最後まで上り詰めていただきたいと思いました。「エリザベート」。演じていただきたいです。
 
 アニータ。
 凛としていて、ものすごく気品のあるアニータでした。
 私は、このWSSの中で、どの曲が好き?と問われたら、きっと「America」を挙げると思うのだけれど、天勢さんの歌い踊る「America」は、超宝塚チックなダンスで、私は大好きでした。
 残念なのは、少年隊の時もそうだったんだけど、女性のハーモニーが強烈過ぎる。でも、あの強烈なハーモニーの中にあってこそ、アニータのうちに秘める気品が生きるのかも。
 でも、もし、アレンジが可能ならば、このAmericaを大野クンに歌ってほしいなあ。踊ってほしいなあ。深みが増すと思うんだけどなぁぁ。

 感動はまだまだつきません。
 日が経てば経つほどこの感動は大きくなっていくように思う。あっぱれ!です。
 
 バレエに挑んだ大野クン。
 ブラボー!!です。
 しっかり型にはまったダンスを完璧に踊るからこそ光る黄金の輝きを見たように思いました。
 キャッツのミストフェリーズに挑む大野クンをますます見たくなりました。

12/13(月)【夢はつきなく・・】

 ちょっと今日は早めに帰宅したので、一息入れようとTVをつけたら、「SMAP×SMAP」に松坂慶子さんと坂口さんがご出演なさってた。
 私は、このお二人が主演なさっている「マザー&ラヴァー」が大好きなのだ。と言っても、いつも帰りが遅いので、とびとびしか見ていないのだけれど。
 
 今年は、韓国ドラマに少し興味を持って、いくつか味わったのだけれど、韓国のドラマを代表するのが、「冬のソナタ」だったり、「天国の階段」だったりするのなら、私は、ぜひ日本のドラマの代表としてこの手のドラマを推薦させていただきたい。
 「こうあらねばならない。」「こうありたい。」姿を提供しているのが韓国ドラマなら、「こんな形があってもいいんじゃないかな。」「恋愛だけでなく、仕事も家族も大事なんじゃないかな。」と一つの例を提案しているのが日本のドラマかなとも思うからだ。
 坂口さん扮する真吾さんと、篠原涼子さん扮する瞳さんのカップルは、それこそ、漫画に登場するような、お茶目にデフォルメされたカップル。もうメチャメチャ可愛い。松坂さん扮する真吾さんのお母さんも、「素敵な」っって言う言葉はこの人のためにある!と叫びたくなるほど、本当に、素敵なお母さん。
 矢沢心さんと篠原さんの会話も、、自分の肩にぐっと入っていた力がスルスルと抜けていくようにコミカルで、火曜日にこういうドラマを見ると、1週間がアッという間に過ぎていきそうな感じ。好きなんだなぁぁ。漫画の香りが漂うドラマって好きだなぁぁ。
 大野クンも、こういうドラマに出演できたらいいなぁぁと、しみじみ思ってしまう。

 そうそう。先日の土曜日に、ドラマアンコールで、「ナニワ金融道」を見ました。これも、日本を代表するドラマの一つではないだろうか。主演の中居さんも、ぎこちないほどにさわやかでいいし、共演の小林薫さんとか緒方拳さんも、もっのすごい凄みと味わいがあっていい。
 新春スペシャルに、新たな続編がオンエアされるとか。実に楽しみ。
 中居ちゃん扮する灰原氏がどのくらい成長なさっているのか、本当に楽しみだ。
 このドラマは、とても人気のある漫画をドラマ化したもので、原作者がそれまでなかなかうんと首を縦に振らなかったところを、そのしっかりとした構成が認められて、やっとやっと、ドラマ化したのだとか。
 原作者はすでにお亡くなりになっていると言うことなので、遠い夢とは思うけれど、大野クンを、中居さんの舎弟役で登場させていただけないものかしらん。
  
 ああ。夢はつきないなぁ。

 そうそう。全然話は変わりますが・・。
 「天国の階段」主演のサンウ氏。誰かに似ているなぁぁと思ったら、ニノに感じが似ているんですよね。(野村万齋さんにも似ています。)
 ニノはパクちゃんにも似ているとの噂があるそうで、ニノと大野クンで、冬ソナコントをやったらいいのにとの声があるそうですが、サンウさん×ヨンジュン氏のコンビもかなりいけるかも。
 

12/6(月)【また一つ夢が・・・】

 雑誌「月刊ミュージカル」で大野クンがニシキと対談しているとの情報をいただき、日曜日、ちょっと遠くの書店まで足をのばし、買い求めてまいりました。
 月刊ミュージカル誌には、ニシキの連載が掲載されているので、本来ならば、定期購読でもした方がいいのでしょうが、ついつい買いそびれてしまっております。

 さて、さて。
 本当に読み応えのある記事でございました。
 「僕、錦織さんのダンスがすごく好きなんです。」「そうなの。」というやりとりからは、長い間暖めてきたニシキへの憧憬の思いをやっと言葉にできた大野クンの喜びがじわっと伝わってくるとともに、自分への尊敬の念でいっぱいの後輩の気持ちをしっかり受け止めるニシキの真摯な思いがじんじん伝わってきました。
 
 ニシキが大野クンの肩を組んでいる写真もとってもいい感じ。素晴らしき先輩の存在、そして、頼もしき後輩の出現を本当に心から喜んでいる感じがその笑顔からあふれています。
 ああ。本当に、本当に、なんて素敵な記事なんだろう。
 
 感心したのは、大野クンが一つ一つの舞台経験で得たことを自分なりに解釈して、とても大切にしていること。仕事への真摯な思いを熱く語っていて、なんだか、本当の大野クンと会えた感じがしました。ニシキは若い時に、脚本にも挑戦しているけれど、大野クンも、そのうち、振り付けとか演出にでも挑戦しそうな雰囲気。
 いつか、ぜひぜひ、ニシキとの二人舞台が実現するといいんだけどな。演じる方だけでなく、作り手さんにも二人で挑戦なさるときがくるといいな・・なんて思いました。ああでもない、こうでもないっって論議しながら、舞台づくりに熱中している姿が目に浮かぶようです。

 ニシキと大野クンによると、「COOL」よりも、「ダンス・アット・ジム」の方がうんと大変なんだとか。
 あらら〜。はたさて、どの曲が「ダンス・アット・ジム」なのかすぐに思い浮かびません。確か、あのこれでもか、これでもかって、両手を広げて体育館で踊るダンスですよね。こりゃ、もう一度、パンフやらDVDやらでおさらいしてから観劇に臨まないことには、その凄さも理解できなさそうな・・・。
 マイ初日までには、まだ時間が結構あるので、とにかくじっくりおさらいしてから臨むことにいたしましょう。
 

12/4(土)【夢を一緒に】

 大野クン月間である11月も、気がつけば、それこそ、アッといわない間に過ぎてしまった感じ。
 大野クンのお誕生日にも、お祝いの言葉一つ、満足に言っていない感じがする。と言うか、完璧に言ってない。
 
 ああ、どないしよう。しかも、今日から、とうとう青山開幕と言うのに。
 
 友達から、「今日は、結構寒かったよね。」と電話かかってきた。今日は、大野リフの大成功を祈りながら、FNSとミツオをずっと見ていたので、寒さなんて全然感じる暇もなく、気がついたら、日が暮れていた・・と言う感じ。

 FNSで踊る大野クンを見て、なんて嵐って贅沢なグループなんだろう・・と思いました。
 私は、嵐の曲を、クルマの中でがんがんかけて、大野クンの声を聞きながら、一緒に大きな声で歌うのが大好きなんですが、嵐クンたちは、それを仕事にしているわけですから。しかも、大野クンのあのしなやかでシャープなダンスをバックに歌うわけですから。このグループに入れてよかった・・と心の底から幸運に感謝しているのではないかなと思いました。

 しみじみ、5年間の重みを感じたのは、靴。
 デビュー当時、運動靴で踊る大野クンが、それはそれはもったいなく感じたものでした。でも、5年間経ってみれば、白いピカピカの実にお洒落な靴を履いて、颯爽と踊る大野クンを味わうことができました。
 茶色のジャケットとの対比がとてもまぶしく、とても新鮮に映りました。

 途中、ちょっと後ろに下がるところの、手の動きがとてもシャープで、厳しい舞台稽古の片鱗をみたような気がしました。
 
 トークの時も、ドッシリ落ち着いていて、大野クンのWSSに対する自信がにじみ出ていたように思いました。
 ああ。楽しみだなぁぁ。

 この5年間、ご自分の夢を一つ一つ実現させてきた大野クン。この冬、大野クンは、また一つ、大きな夢を叶わせましたね。大野クンに出逢って、夢を共有できる楽しさを教えてもらいました。大野クン、本当にありがとうございます。
  
 大野クン。遅ればせながら。
 24歳のお誕生日おめでとうございます。そして、青山開幕、本当におめでとうございます。