| 大野クン |
青木さん家の奥さん |
大野クン、舞台初主演おめでとうございます。 |
Lunazの東京公演初日レポです。
夢心地でみた初日ゆえ、記憶が定かでありませんが、雰囲気だけでも伝わればと思い、簡単にエレメントを紹介するつもりで、思い出すままに書いていきたいと思います。
(02/02/16)
★パンフレット
とってもスリムなレイアウトなんだけど、作り手のセンスのよさと情熱がジワッと伝わってくるとてもキュートなパンフレットだと思います。透きとおるようなコバルトブルーの空。「のぼってこいよ。いつもと違った景色が広がってるぜ。」と誘うように、滑り台が姿を見せている。まるで天国への階段みたいだ。表紙をめくると、ペンキの剥げかかった滑り台が全容を現す。滑り台の下に、かすかにポーズをとって立つ大野クンのイラストが、似てないようで結構似ている。
ページをめくると、演出家としての河原さんの言葉がびっしり埋め尽くされている。なぜ、“滑り台”だったのかが解き明かされるのだ。内藤さんのページも、無から有を生み出す仕事が、いかに大変で、いかにパワーを使って、でも、いかに夢があって楽しいものなのか、何とも言えずノホホンと伝わってくる。
圧巻は今まで「青木さん・・・」にかかわった方達が描いた青木さん家の奥さんのイメージ像。きっと、この舞台はいろんな方達によって、再演に再演を重ねていくんだろうけれど、大野クンもお得意の絵で表して載せていただけるときがきっと来るんだろうなと思う。
私は、こういった「読みやがれ!」とでもいってるようなパンフレットを、ホントに心待ちに待ち望んでたんだなと、とてもとても嬉しくなった。
★大野クン登場シーン
タイヤと同じく、ジャガイモの皮をワケも分からずむいている場面からスタートする。衣装と舞台のセットが、思った以上にあか抜けていることに驚かされた。アナのあいたTシャツと今にもずり落ちてきそうなジャージではありませんでした。オレンジの袖が鮮やかに効いてる眩しいほどに白いシャツと黒のジャージがとてもお似合いでした。そして、ちょっと髪が伸びたかなと思えるお顔が何よりもあか抜けていたように思いました。
「野球部で一番活躍したのに、どうして今、こんなところで、こんなことしてんだ!」
ぼやきのシーンがタイヤよりもずっと長く続きます。ちょっと上の方を見て、せりふを言うところが、とてもとても大野クンらしくて素敵でした。
壁に信じられないほどにビールケースが積まれているのを見て、「どうやってこのケースを積んだんだろう・・・。」と言うんですけれど、ボソッと呟くその大野クンのせりふの間が何とも言えず、おっとりしてて、ちょっと緊張気味で幕を開けた会場も温かい雰囲気に包まれました。
★つわもの先輩タチ
大堀さん、横山、まっちゃん、河ちゃんと登場してくるのですが、みなさんのお声のいいこと。舞台で鍛えられた方達はとんでもないいい声を持ってるんだなぁとあらためて感心させられました。「マイクを使わないでお芝居するから、“ストレート・プレイ”っていうんだ!」なんて、当たり前のことに今さらながら感心させられてしまいました。
まっちゃんの赤いジャージ。そして、河ちゃんの縞々カラフルTシャツ、そして、あの超キュートな赤い靴。要所要所に鮮やかな色づかいが見られて、スタッフさんもジャニーズらしさを上手に演出しているんだなと嬉しくなりました。
特筆すべきは、やはり、大将役の小林さん。ギターやら、立て笛で、BGMを担当する。手作りのアドリブ劇ならではの音楽でした。
それぞれの青木さん家の奥さんのイメージが興味深い。相川七瀬(横)、吉永小百合(こうちゃん)、オセロの白い方(河ちゃん)と聞いて、大野クンから出たお名前は、「光浦さん」でした。いいなぁぁぁ。大野クンに名前を呼んでもらえるなんて、いいなぁぁぁ。
ホワイトボードに青木さんの奥さんのイメージ像を描いた後、大野クンがスキを見計らって、ちょっとした絵を描くコーナー。初日は、アルコールランプでした。ガラスの部分から描いて、炎を描いて、最後に横になったフタを描く。転がりそうで転がりそうもない、このフタの横になったところが、実に上手いな〜と思いました。
★地獄の特訓・その1
結局タイヤと同じく、地獄の特訓をうけることに。ビールケース2ケース、お米、一升瓶・・・と続きます。
これまた、タイヤ通り、いろんなモノを賭けて、エイッと持ち上げてしまう。今日は、地名が多かった。「八王子!」「どうなるんだ!」「八王子がもっと遠くなる!」かと思えば、「アマゾン川!」「アマゾン川ってどこにあるんだ?」「・・・ブラジル!」「(ホントに?って、まわりに確かめてたところが、河原さんらしくなくて、メチャメチャ可愛かった。)どうなるんだ!」「狭くなる!」かと思えば、「お客さん」「お客さんのギャラ全部。あとで、一人一人にきちんと手渡すんだぞ!」と賭けて、「持ち上げてくれるな〜!!」みんな心の中で叫んでた場面もありました。
内藤さんと同じく、この舞台が終わるときには、「おかげで俺の腕と脚は太くなった。病気も逃げ出すほどのスタミナもついた。」って大野クンもいっちゃうのじゃないかと思う。
★地獄の特訓・その2
またまた、タイヤと同じく、横が奥さん役になって、青木さん家を訪れたときのことを、練習する。
警察です!っていうのかなと思ったら、あれは、アドリブだったんですね。今回のお手本は「マイナスイオンです!」お顔をメチャメチャにして声をちょっと力ませていうところが、とってもキュートでした。
玄関の靴脱ぎ場に入る手前で靴を脱げ!と怒られるのですが、靴をぬいだ後、キチンとそろえて置くところが、いいなぁぁ。こういうちょっとしたところに、舞台の色というか、品が出てくるんだなと感心してしまいました。
廊下は中央を歩いちゃいけない!とまたまた怒られて、端っこを忍者歩きのように歩くんだけれど、その後、「海の生き物」の真似をさせられる。最初に大野クンが真似したのは、“かに”。脚の動きがとてもとてもお上手で、絶品なのです。絵を描く人は、モノの見方がちょっと違うんだなって、思わず唸ってしまいそうな生態模写でした。でも、「かにはハサミがあるだろう。やり直し!」ってことで、今度大野クンがご披露したのは、エイの動き。冬コンでマツジュンがやったうつぶせになって、体を唸らせる動きです。全身バネなんだなって、つくづく惚れ惚れする、ダンサー大野の動きでした。
2階に持っていくので、階段を上がるとすると、「そこでも何か芸をするんだ!」といわれ、まっちゃんに何をするのか指示せよとのご命令がくだる。まっちゃんが指示したのは、「女らしい振る舞い」。これが、もう、大野ファンにとっては、たまらないほどのため息ものでした。大野視線、大野つま先、大野指先、大野背中。限りなく可憐で、澄みきった色気がありました。
2階に持っていって、ホッとしたのもつかの間。今度は、3階席に持っていけ!という。
客席に大野クンがご登場なさる場面はこれだったのか!とフムフムと感心していたら、すぐ後ろのドアがバッと開いて、眩しいほどに輝いてる大野クンがすぐ後ろに現れました。
思わず「ヒャ〜ッ!」って叫んじゃったような。「笑顔!笑顔!」と河原さんがおっしゃったので、大野クンが素晴らしい笑顔を見せてくれる。こういうとき、どうして、「大野クン!」って手を振れないんだろう、私。困ったヤツだな〜。
★絶望するサトシ
訪問の締め“驚かす芸”もみごとなバク転で締めくくり、特訓はみごと合格。喜び勇んでビールを持っていこうとするんだけれど、やっぱり、伝票は大野クンの手元には結局落ちず。
「ピンチヒッター、サトシ。」の声が響いて、大野クンがバッターボックスに入る。そのときの大野クンのお顔が真剣で、キリッとしてて、まさに勝負師!もの凄い迫力がありました。
タイヤと同じく結局大野クンは最後の勝負にも負けてしまいます。でも、なんだか、この敗退が未来の勝利にきっと繋がるんだろうな・・・っていう何とも言えぬ温かさが舞台の空気にはありました。そこが、TVと舞台の“生の空気があるか、ないか”の大きなちがいなのかもしれません。
★カーテンコール
大野クンのあのやわらかな笑みが、この舞台への大野クンの気持ちをすべて表していたように思います。最後、2階のステージに現れて、「え〜。え〜。」と言葉を伸ばしながら、一人挨拶なさるところは、大野ファンで満場の会場に心底安堵して、「この場にできればもうちょっといたい!」とさえ思っているのではと思ってしまうくらい余裕を感じました。
できれば、大野ダンス満載のステージをと期待していた大野ソロ舞台。でも、初舞台がこの名作「青木さん家の奥さん」でホントに恵まれた出会いを大野クンも大野ファンもできたんだなと、感謝せずにはいられない素敵な舞台でありました。どう考えても、ジャニーズとしては、異色の道を歩んでいますよね。それは、もの凄いことだと思うのです。これからも、色んな方達との共演を実現していただき、素敵な世界を覗かせてくれるのでは思います。
大野クン、最高!大野クン、万歳!!