大野クン VIDEO&CD How’s it going?


How’s it going? 03/08/03

待望のアルバム。とっても大人っぽくて、イキでオシャレな曲が多く、聴けば聴くほど好きになっていくのが分かります。
ここでは、それぞれの曲を聴きながら、フッと思うことを書き連ねることにいたします。

   
<収録曲>
1 とまどいながら(album version)
 今さらながらじっくり聴くと、歌詞の一つ一つの言葉の響きがいいなと思いました。
 前奏が付け加えられましたが、この美しい前奏で、嵐クン達はナニをするんだろうと思いました。一人一人暗闇の中に登場するのかしら・・・まさか、ゴンドラに乗ってご登場・・・いえいえ、ぜひぜひ、ここは、大野クンにやわらかなダンスを踊って欲しいなぁぁと思いました。フォーリーブスを彷彿とさせるようなこの曲のやわらかな振付がとても好きなのです。
 歌い出しのニノのボーカルもとても好きです。ニノがこのくらいソフトに歌い、大野クンがボリュームたっぷりに歌うと言うのが、嵐としては一番いいバランスなのではと思います。
 
2 Crazy groundの王様
 自信を持って言えます。私のイチオシの曲です。黄金期のSMAPの香りがプンプンしてて、「ああ。私は、SMAPがとっても好きなんだなぁっ。」て改めて確信させてくれた曲です。
 大野ボーカルも微妙にトーンを変えてきてるのがお見事。あっぱれ。
 桜井ラップのとき、大野クンがどんなダンスを披露してくれるのかなと思うと、もうワクワクでたまらない。これも、スタンドマイクを立てて、横1列にぴしっと並んで歌うのもいいかな・・なんて思ったりもするのです。右端に桜井さんがいて、左端に大野がいるんですよ。つまり、嵐クン達の定位置で歌うわけです。
 わ!とのけぞっちゃうほどカッコイイ黒のスーツで、足元は、眩しいほどのぴかぴかの黒の靴をはいて、これでもか!って言うほどイキな動きを魅せるんですよ。いいと思うなぁぁ。
  
3 Lucky Man
 「スーパーボーイズ改め」という言葉がとってもうなずけちゃう。はっきり言って、とても好きです、この曲。どうして、この曲をTVで披露しないんだろうと不思議に思っちゃう。ちょっと光沢のある色とりどりの超度派手なスーツを着て、後ろの方には、アダルティーな女性ヴォーカリストを存在感たっぷりに陣取らせて、超複雑なフォーメーションで、歌い躍りまくったら、みなさん、多分口をあんぐり開けちゃうと思うんですよ。ジャニーズ1の団体美をどっかーんと見せつけるには、最高の1曲だと思います。
 歌詞も読めば読むほど、味がある。大野クンの強烈に力んだボーカルも、艶っぽくていいなぁ。
 
 
4 身長差のない恋人
 全曲と曲続きに入っているところがとてもにくい演出。ネットの音楽評に「いっそのことアルバム・アーティスト(カッコいいぞ?)になってしまえばいいとも思う」と書かれてしまう所以かなと思う。「LuckyMan」とはぜひぜひセットで歌って欲しいです。前奏がとてもたっぷり(とても好き)なので、衣装替えなんかには絶対使わないで、もうたっぷり、ホントにたっぷり、躍りまくって欲しいわけです。
 
  
5 ONLY LOVE
 全体のつくりがとても軽快で、大野クンらしい華奢な踊りがとてもお似合いの曲なのでは・・と思います。そして、大野クンのその美声を歌唱力と惜しみなく発揮している逸品であります。大野クンのソロアルバムが発売されるときには、ぜひぜひ一人コーラスに取り組んでいただきたい曲でもあります。
 サザンの曲にも通じる不思議な軽さがあるんですよね。フレーズに収まりきらない言葉を上手にメロディーに乗せつつも、日本語の響きを大切にしているところは、桑田さんよりも凄いかなって唸っちゃう。恐るべし!大野智!!
 ただただ脱帽であります。
 
 
6 嵐のまえの静けさ
 TOKIOの山口さんが、この曲を聴いたら、「いい曲もらったなぁぁ。」ととてもうらやましがるのではとまず思いました。TOKIOとのジョイントでこの曲を選んだら、もう迫力満点間違いなし。いつか、夢が叶いますように。
 嵐に輝く未来あり。我にも輝く未来あり。
 そう叫びたくなるような、力強さを与えてくれる曲です。

7 Blue
 私は、松田聖子さんの歌がとっても好きなんですよ。カラオケに行くと、「聖子ファンなんですね。」って絶対間違えられる。この歌は、その松田聖子さんの大好きな大好きな曲「あなたに逢いたくて」を思い出しました。男も女も、年令に関係なく、人を好きになる気持ちは変わらないんだなとつくづく教えられる曲です。恋は至上なり。
 ニノとマツジュンがソロを陣取ってると聴いて、ちょっと心配してしまいましたが、いやいや、大野クンがバッチリ締めているので、安心しました。大野クンが、腹筋鍛えて、最上級の複式呼吸で歌いあげているのがとても心地よく、「どう。凄いでしょ。ウチの智ったら、もう、普通じゃないのよ。見習い遊ばせ。」なんて思わず自慢しちゃいたくなる。
 サビの部分「会いたくてぇぇ。」については、大野クンソロだったら、大野クンはどんな歌い方をしたんだろう・・とちょっと不満。
 コンサートでは、もっと他のメンバーのソロがもっと増えているような気もするけれど、いつか、全編大野ソロでぜひぜひ歌っていただきたい曲であります。
 
 
8 Walking in the rain
 とっても大人っぽい曲調なので、思いっきりジャズチックに躍りまくって欲しいと思います。他のメンバーが歌でソロをとる瞬間があると言うことは、言い換えれば、ダンスで大野クンがソロをとる瞬間がたくさんあると言うことなんですよね。ここは、思いっきり躍る方に専念していただきたいと思いますが、いかがでしょう。
 嵐クン達4人が、メインステージで歌い、大野クンがソロでセンターステージで躍る・・・。こんなことが実現したら、嵐としては、もう最高なんじゃないでしょうか。
 
 
9 パレット
 出だしの大野クンのまろやかさと優しさが前面に出ているソロがとても好きです。そして、桜井さんのせりふにかぶるやわらかな大野クンのフェイクがすっごく好きです。
 真っ白なステージで、それそれが絵の具のチューブから飛び出てきたような綺麗な色の衣装を着て歌うといいのかなぁぁ。それとも、それこそ私服のようなカジュアルな衣装で歌うといいのかなぁぁ。
  
10 できるだけ
 CMで聴いているときは、未来に乾杯!のような曲に思えたンですけれど、全編通して聴くと、迷える子羊さんの曲なんですね。歌い手の心の内がガラス張りのように感じちゃえるほど、歌詞がダイレクトに響いてくる曲だなぁと思いました。
 そして、大野クンの歌唱力ってどこまで深いの!ってひざまずきたくなるほど、大野クンの美声に酔いしれる曲です。透き通ったフェイクも、やわらかな裏声も凄い、凄すぎる。
 この曲だけは、最初から最後まで大野クンセンターで、躍りながら歌っていただきたいなぁぁと思います。そして、最後は、大野クン一人がステージに残って、「ブラボー!」「大野クンの未来に乾杯!」という歓声と拍手を浴びながら余韻を楽しんで欲しいのです。

 
11 テ・アゲロ
 いつかのコンサートのサンバメドレーのように、それぞれがこの上なくカラフルでそれでいて品のある衣装を着て、これぞ!ジャニーズ!!っ唸らせるようなステージングを期待してしまいます。
 これほど色っぽい歌詞の歌を、これほど色っぽく歌えば、普通は、いやらしくなっちゃうと思うんですよね。でも、貴公子のような品を感じさせるところが、ジャニーズの、いえいえ、大野クンの凄いところだと思うのです。若さを超えた不思議なさわやかさが大野クンにはあるのですわ。それが、世の玄人さんをして、「天然の湧き水ような」と言わしめてしまうのだと思う。
 
12 15th Moon
 「恋はブレッキー」の延長上にあるサウンド。これぞ、嵐サウンドではないかと。この曲を躍っている嵐をTVで流さないなんて、それは罪じゃありませんか・・・って、躍る姿を見る前から訴えたくなる。
 この曲は、全員同じ色の衣装で、まるで5人で一つの物体のようなあの嵐独特の団体美を見せつけて欲しいと思います。そして、大野クンのフェイクのあとの間奏では、ぜひぜひ、大野クンだけ一人せり上がり、妖艶なダンスを披露して欲しいです。
 まだ、大野の魅力に気づいていない可哀想な下界の者たちよ。
 どうぞ、お聞きあれ。その力強い声に耳を傾け、地球上の全生物にこだまする生命の息吹を感じるがよい。
 どうぞ、ごらんあれ。その美しい体の動きに目を凝らし、自身の体に電撃が走り全細胞が活性化されていくのを楽しむがよい。

13 どんな言葉で
 なんだか、とってもなつかしい香りがしました。乾いたギターの音色と厚みのあるコーラスは、どことなく、イーグルスとかアメリカとかといった70年代のウエストコースト・サウンドを思い出させるのです。加えて、ローリングストーンズ好きな男性ファンがドッと駆けつけそうな気配さえしてきます。
 大野クンの歌い方は、母音と子音の力み方が独特で、力めば力むほど適度な張りが生まれてくるんですね。ホントにこの方は、天才なんだな。 
  
  
14  PIKA☆NCHI(album version)
 この曲は、劇場とか、コンサート会場とか、とにかく大きな器が最高に似合う曲だなと改めて感じます。低音が体にびんびん響いて、どんな不調な体もアッという間に癒しちゃう気がする。
 なんだか、こうやって、全編聴いていると、嵐って、まだまだ潜伏している感じがどうしてもしちゃうんですよ。「今は、自分が自分がっていきがらずに、スタッフが用意してくれる曲を大切に大切に歌っていこう。」といういい意味でのメンバー全員の開き直りを痛切に感じました。そう言う意味でもSMAPと同じような道をたどっているような気がしてなりません。「夜空ノムコウ」とか「世界に一つだけの花」とかのようなビッグヒットを放つとき、「ああ、ホントに奴らは凄い歌唱力の持ち主だったんだ。」って、世間を唸らせるために、今はとにかく力を貯えているって感じがする。
 いろんな経験を自分の血や肉と化し、人間的に着実に成長し、歌を丸ごと受け止めて魂で歌いあげるそんな重みのある歌手に、確実に成長しつつある嵐クン達に心から乾杯したいです。