ご挨拶
          
 大野クンとの出会い
 1999年、それは、記念すべき年でありました。
 17年間、地味な少年隊ファンであり続けた私は、悲しいことに、その地味さ故、大野クンの存在にあまり気付かずに日々を過ごして参りました。ところがです。かねてより、密かに愛聴していた「MJ」に、大野智が、実に久しぶりに登場し、ソロで歌を披露しました。
 あまりにも軽やかな体の動きに、体中に電撃が走るのを感じつつ、テレビの画面に釘付けになりました。何者だ、大野智って。
 
 そして、キング・オブ・・・のコーナーに。誰といっしょだったかも覚えておりません。今度は、真っ黒な衣装に身を包み、さっきとはうって変わったような表情をして、座っておられます。な・な・何なの、この人。「大野クンどうですか。」と話を振られてるのに、「やってられねぇ。」なリアクション。いいぞ、コイツ。すげぇぞ、コイツ。気に入ったっ。こういうヤツを私は、待ってたのよ。
 ってなわけで、その日から、私は、
大野智にゾッコンになりました。
 
 
ミュージカル・アカデミー
 そして、何日もたたない土曜日、また、
大野智に会うことができました。「夜のヒッパレ」に少年隊が出演したのです。少年隊は、このところ、この番組に出るとショータイムを必ずやっていたので、私にとっては、必見の番組でした。でも、さあ、大変。後ろに、あのかわいい大野智が踊っているじゃありませんか。「ちょっとっ。錦織君、どいてっ。大野智が見えないっ。」状態。錦織君、ごめんなさい。
 ターンするだけなのに、どこか違う。手が違うのかな・・・。足かな・・・。腰かな・・・。踊りがどことなく垢抜けているような印象を受ける。錦織君の踊りも、キレがあって、それでいてしなやかで、リズミカルで、それはそれは、かっこよくて、愛して止まないんだけど、大野クンの踊りは、加えて、力の抜け具合が実に心地よい。ああ、
大野智最高。
 それからというもの、大野クンとミュージカル・アカデミーをテレビでひたすら探す生活となりました。FUN、Mステでの少年隊のBackでの踊りは圧巻でした。
 
 1999年、それは、仕事の上でも勝負の年でした。
 夏に某資格取得試験を控えた私は、大野クンが出ていると知りながら、涙をのんでプレゾンをあきらめました。一番好きなものをあきらめれば、一番欲しいものが手に入ると信じたのです。試験勉強の合間に見る「情熱の一夜」は、風呂上がりのビールよりも実に美味。最高でした。試験も無事終わり、再び、大野クンをテレビで探す生活に・・・。キンキが新曲を出せば、もしかして・・・と思い、じっと目を凝らす。町田氏の姿は発見するも、大野クンの姿はなし。おーい、どこに行ったんだ〜、出て来いよ〜、大野ク〜ン。


 祝・嵐デビュー
 
そんなある日、職場の後輩が、「ジャニーズの新しいグループが結成されますね。」と教えてくれました。まさか、メンバーに大野クンが入っているとは、夢にも思ってなかった私は、「ふうん。誰?」「二宮とか、相葉とか言ってましたね。」「8時だJ組かしらん。先を越されちゃったのね。」「ドラマにも出るって言ってましたよ。すごい熱の入れようですよ。」「ふっ、私のイチオシ君は、踊りのエキスパートなの〜。」などと、さほど詳しくない後輩相手にジャニーズ会話を交わしておりました。
 
 ああ、大野クンは、どうしちゃったのかな〜。願わくば、やめないで。それにしても、嵐?変な名前。他にないのかしらン。・・・と、テレビで嵐の宣伝が・・・。「ふむふむこれが例の嵐ね。桜井氏か、二宮、松潤ね〜、相葉・・・とメンバー紹介を眺めていると・・・、
ン!!!あれえ???うっそ〜、大野ク〜ン???ホントなの?!?!?!!大野クンに会えた〜。やっと会えた〜。これからずっと会えるんだわ。大野クンに会えるのよ。大野ク〜ン。大野ク〜ン。絶叫は止まりませんでした。大野智嵐デビューは衝撃でした。感動でした。まさに嵐でした。
 
 職場の後輩達に「大野智がテレビに出るのよ〜、見てやって〜。」と宣伝しまくり、緊張と興奮のあまり、めまい寸前で見た10月8日Mステ。紹介のとき、チラッと睨むような顔がたまらない。それにしても、ちゃんと喋らせてやってくださいよ、嵐クン達・・・。話の腰を折るなんざあ、最低ですぞ・・・。このグループでちゃんとやってけるのかしらん・・・。不安だらけで画面を見つめる。歌が始まっても、なかなか画面に映らない。どうなるの、大野クン。・・・と、大野クンの歌声が・・・。ああ、ソロです。ソロです。大野智のソロです。よかったね、大野クン。ホントによかったね。神様は、世の中は、ちゃんと評価してくれるのよね、実力ある者を・・・。大野クン、嵐デビュー、本当におめでとうございます。
 

 祝・嵐1周年・大野クン20歳
 この1年間というもの、大野クンのお陰で毎日がとても楽しくなりました。まずテレビをCheckしなければなりません。コンビニに、本屋にちょこちょこよる楽しみが増えました。情報局に申し込み、大野クンのファンとして登録された会員証が送られてきたときのあの嬉しさたるや・・・。そして、ネットで多くの大野クン熱烈ファンの存在を知ったときの大感激たるや・・・。大野智は私にまさに新世界を覗かせてくれました。

 その間、大野クンご自身も「SUNRIZE日本」「台風ジェネレーション」と新曲で嵐ソロの座を不動のものとし、コンサートでも充実したソロを披露し、ファンを堪能させてくれました。「そのうち、この人もやめちゃうのかな・・・」なんて心配しちゃった昨年の夏が嘘のよう。

 2000年も後半、あと少しで21世紀。大野クンも20歳を迎えます。「大野クン万歳、20世紀万歳、そして21世紀万歳。」とエールを送りたくて、稚拙ながら当サイトを開設しました。私自身のいい軌跡にしたいと思っています。                
                                

2000年 秋 Lunaz