1/22(土) 【今ドラマが面白い】
今ドラマが面白い。特に週末が面白いのよ。
まず、金曜日。夜11時15分。TVasahi、オダジョーの「時効警察」。
とにかく、一人一人のキャラが超面白い。みんなオダジョー扮する霧山クンのことが大好きで大好きでたまらない様子がいい。
ちょっと紹介させていただくと・・・。
課長のクマモトさん。
結構声がいいのよ。仕事はそこそこに辞めさせられない程度に勤しむことが大切で、趣味が人生を豊かにしてくれる・・がカレの持論。霧山に趣味がないのを知ると「折り紙なんてどうだ?」なんて勧める。次の日、千羽鶴を折ってきた霧山が可愛くて可愛くてしょうがない。
女上司の又来さん。
係長だか、主任だか知らないけれど、課長の次のポストであることは間違いなし。言葉遣いはもの凄く悪いし、ショートヘアだし、見かけは実にさっぱりしてるんだけど、結構情け深くって、これぞ女の中の女って感じもしないでもない。霧山をぽつねんと命名するなんぞ、人間観察と言葉のセンス抜群。わたしゃ、この方が大好きだ。
部下のサネイエ。
表情がなく、実にクールかと思うと、実に涙もろく感情的。実際は、地道な仕事をこつこつこなしているんだけど、いつも、手動シュレッダーで、文書を処理している印象がある。
鑑識のお兄ちゃん。
個室に閉じこもって仕事をしている人の「人のよさ」と「悲哀さ」が全開。
三日月ちゃん。
麻生久美子がこんなに可愛い女優さんだとは思わなかった。
十文字疾風。
電車男でも結構いい味出してた豊原功補氏が好演。トレンチコートがよく似合うし。
ま。ざっとこんな感じ。
それに、見落としそうなハイセンスなギャグが最高なのよ。
「イーノ、イーノ、ブライアン・イーノ!」にはまいりました。
そうそう。霧山クン曰く、日曜日にメガネをかけるのはイギリス人っぽいんだって。
私の仕事用のメガネは金色の枠にうっすらエンジの模様の入っている結構地味なメガネなんだけど、休日用にそれこそ、ウルトラセブンが変身時に取り出すみたいなシャープな形のメガネを買おうと思っていただけに、結構衝撃的な一言でありました。
あらあら、ちょっと長くなりました。とにかく、見てみて、一度。ホント、おもしろ〜い!のよ。
おっと、忘れちゃいけない。オープニングに流れるナレーション。なんと、ご担当が由紀さおりなのよ。
最初と最後にキュッと引き締めてて、ドラマの価値をグッと引き上げている感じ。
久々に快挙の仕上がりです。
さて。お次は土曜日。
土曜日は、朝からいろいろ見なくちゃいけないものがあるんだけど、なんかとっても幸せな気持ちで見ているのが日テレ「食いタン」。
きっと、以前だったら、どうしてこの役をニシキがやらなくて、ヒガシにくるのよ!なんて怒っていたと思うんだけど、WSS以来結構ファンになったヒガシなだけに、不思議と楽しんで見てられる。こちらも結構豪華キャストで凄い。
その後は、NHKの「氷壁」。
こちらは原作者が井上靖ってこともあって、興味深く見ています。久々の社会派ドラマ。ロケも大変だったろうな・・と。
日曜日は、「功名が辻」と「輪舞曲」。
「功名が辻」は照之ちゃんが出ていることもあり、一話も逃さすになんとか見られそうです。意外によかったのが、館ひろしの織田信長。久々にオーラのある信長を見たような気がしました。
「輪舞曲」は久々のこの枠でサスペンスタッチのものをやることに期待を持ちました。竹野内豊氏も予想通りの好演だったし。でも、チェ・ジウより、もっとあの役に似合う韓国の女優さんっていっぱいいると思うけどな。
1/16(月) 【愛すべきモルト】
TVで「バグズ・ライフ」をやるというので、録画しておいた。この映画、結構すきなんだ。
悪役ホッパーのぎょろっとした目の動きと、長い足をフワリと浮かせるように歩く姿がとてもかっこよく、それだけに、あっけない最期が気の毒で気の毒で。もう、たまらなく愛すべきキャラの持ち主。
そして、そして、そして。
ホッパーの間抜けな弟、モルト。
こいつがまた最高にいいヤツ。殺したいほど怒っているのをグッとこらえている兄ホッパーに向かって、「そういう優しい兄貴大好きさ!」なんて本気に言ってしまう大ボケナス。最後はサーカス団に入団。人生って、幸せって本当に分からないもの。私もこのモルトのような生き方をしたいな・・なんて思う。
お目目くりくりテントウムシのフランシス。レッツゴー三匹のじゅんちゃんにそっくり。ああ、今頃、どうしているのかな。フランシスじゃなくて、レッツゴー三匹のじゅんちゃん。
子どもが3人まだ小さいという同僚に、「バグズ・ライフ、見た?」と聞いていたら、何を思ったか、上司がいきなり会話に入ってきた。
「あの映画、『七人の侍』のパクリ。主人公の蟻なんて、アメリカ映画のジェリー・ルイスそのもの。ワンパターンの展開におきまりの結末。低級映画だよ。」
「あの程度で感動してたら、まだまだ低レベルですかね。」
「うーん、でも、感動は止められないからな。」
だって、仕方ないじゃん。
モルト、大好きなんだもん。
それに、エンディングのNG集は何度見てもお見事。どこの誰になんと言われようとも、私は、この映画、スキです。
1/7(土) 【わが人生に贈る歌】
明け方。
ふと、目が覚めて。TVを付けると、テレビ寺子屋がやっていた。
この番組、いきなり、ゲストのお話が始まるその何とも言えないストレートさがスキだ。
今回の講師は歌手のクミコさん。
どこかで見た顔だなぁと思ったら、昨年の5月のNHKの歌謡チャリティーコンサートで、「我が麗しき恋物語」というシャンソンをフル・オーケストラをバックにしっとりと歌いあげ、喝采をひとりかっさらってた不思議なお方だったのでありました。
確かコンサートのテーマは「わが人生に贈る歌」。
確か、布施明が「マイ・ウエイ」、岩崎宏美が「聖母のララバイ」を歌っていた記憶がある。他の歌手がもの凄く力んだ歌い方をする中で、シャンソンの歌の魅力なのか、クミコさんの声が実に軽やかに、それでいてしっとりと心に響く不思議な歌の世界だった。
で。
今日のお話のテーマは「へこたれない」。
でも、私には、人との出会いをとても大切にし、その出会った人たちの意見をとても素直に受け入れていくことの大切さを学んだような気がした。
クミコさんは、中学生のとき、土曜日の昼過ぎ、家に帰って教育TVの劇場中継を見るのが大好きだったのだとか。歌舞伎や宝塚などの舞台を見て、いつしか自分TVの前に座るのではなく、舞台側に立つ人間になりたいと思うようになり、舞台の勉強をしたくて大学まで進んだとのこと。
でも、大学を卒業する頃には、歌の方が自分に合っているかも・・と思うようになり、就職せずにバンド活動を始めたのだとか。
とんとん拍子でバンド活動は上手く進み、世界歌謡祭に日本代表として出場するまでになるが、優勝せずに終わってしまう。1位のみが勝ち組で、2位以下は負け組そのもの。結局、その後は、転落の裏街道人生。
でも、銀座の「銀巴里」や渋谷の「ジァンジァン」で、自分なりのシャンソンを歌っている姿を永六輔氏や松本隆氏に認められ、活動を地道に広げていく。
喉を痛めてしまい、最期のCDと思って作ってもらった歌がバルバラの「我が麗しき恋物語」なのだそうだ。「千と千尋の神隠し」主題歌「いつも何度でも」を聴いて、その独特の言葉の世界に振るえてしまっていたクミコさんは、ぜひ詩はこの人にと覚和歌子さんに大好きなバルバラの歌「我が麗しき恋物語」に詩をつけてもらったのだそうだ。
できあがった歌は、夫婦の愛着を超えた男と女の愛情を描いたしっとりとした哀しい大人の恋の歌。
5月のNHKでクミコさんが歌ったとき、こんなにも言葉が心にしみこんでくる歌が世の中に存在したんだ・・・と何とも言えぬ衝撃を受けたものだ。司会の藤田まこと氏も、思わず「まるで一時間のドラマを見ているようだった」と感嘆を実に簡潔に表現していた。
クミコさんの半生を知ってから、この歌を聴くとよけいにドラマチックに感じるから不思議だ。クミコさんにとっても、歌のすばらしさをよけい感じさせてくれた一曲なのだと思う。
さて。
大野クンは、「わが人生に贈る歌」を選ぶとしたなら、いったいどんな曲を選ぶのだろうか。
7分語って1曲歌う。また7分語って1曲歌う。
小学生の頃の思い出の曲。ジャニーズ事務所入所の頃の思い出の曲。京都での思い出の曲。嵐になってから印象深い曲。今よく聴いている曲。これから歌いたい曲などなど。
オールスタンディングのライブもいいけれど、大野クンの語る思い出話や夢をじっくり聴きながら、しっとり聴くコンサートもいつか実現して欲しいな・・・と思います。
