7/29(金)【ドラマの魅力】
 暑気払いを兼ねて、この1週間ある仕事でお世話になった方々と打ち上げを挙行いたしました。
 とにかく、年がら年中、多いのよ〜。仕事の延長のような、本当の飲み会のような、「打ち上げ」とか「滑り出し」とか称する不思議な飲み会が・・・。

 これでも、「仕事は、いつも目的を明確にもって行わなければならない。飲み会もしかり。なんらかの効果が上がらねばならぬ。肝機能低下、体脂肪率増加だけではダメ。」と自分に言い聞かせ、ちょっと緊張感を持って真摯な気持ちで打ち上げに臨むのだけれど、あらあら、ホントかいな、ついつい、酒量が多くなっちゃうのよ。飲む相手は、ほとんど言って、いい年した同世代のオジサン達だし。

 でも、結構、打ち上げは楽しい。
 仕事では、どうしても堅い話しかできないし、自分だけの考えだけではどうにもならないこともあり、いろいろ揉めることもあるのだけれど、お酒を酌み交わし、いろいろ話をすると、その人ならではのお人柄や、全然知らなかった意外な一面が発見できて、非常にエキサイティングなのだ。

 飲み会で、話題に困ったとき、結構、盛り上がるのが、歌やドラマの話。
 「韓国ドラマと日本のドラマとでは、どっちがスキですか?」
 「やっぱり、日本のドラマでしょう・・・、やっぱ、オイラ達日本人だもの。」
 「ですよね。」
 「じゃあ、どんなドラマがスキですか?」

 今回は、ここからが、大いに盛り上がった。
 メンバーに、今年初めて仕事をご一緒した男性がいたんですが、その方は、なんと、キムタクのドラマが大好きなんだそうな。
 男の人なのに珍しいんだな・・・なんて思いつつ、おバカな私は、「私は、中居のドラマの方がスキだなぁぁ。」なんて言ったら、「オジサンもキムタクのドラマは結構スキ。『GOOD LUCK』なんて最高でしたよね。」と、もう一人の男性も意気投合&援護射撃。
 あらあらあら、凄いのねぇぇ、キムタクの力って。しばし、男性陣が語る熱いキムタク談義に聴き入ってました。
 
 で。
 恥ずかしながら。結構、真剣に考えてみた。
 私にとって、ドラマの魅力ってナンなんだろう・・・。
 
 音楽がいいドラマには、結構惹かれる。
 「砂の器」もとにかく、音楽がよかったし。
 思わず見てしまった大河ドラマ「宮本武蔵」も、あまりに音楽がいいから、音楽を聴いているうちに、本編にも興味を持ったッていう感じ。
 そう言えば、「GOOD LUCK」も音楽がとてもとてもよかったし。

 今、毎週見ている「悲しき恋歌」も、なかなか進展しない、超ウダウダドラマなのに、ついつい見てしまうのも、やっぱり、音楽がとてもとても素敵だから。
 
 そうなんです。
 今、毎週欠かさず見ているドラマは、実は、月9でもなく、日曜劇場でもなく、大河ドラマでもなく、「チャングム」と「悲しき恋歌」の韓国ドラマ2本なんですわ。
 
 もちろん、音楽だけがいいだけではなく、ストーリーがまず健全で、気高いから。
 あと、登場人物、それを演じている役者に何とも言えぬ魅力があるからかな。「悲しき恋歌」は、クォン・サンウの切なく、それでいて、たまに見せるものすごく険しい表情が色っぽくてたまらない。
 
 そして、何よりも、全体の作りが超アナログチックなところに惹かれるのだと思う。
 
 たとえば。
 クォン・サンウ演じる主人公が、自分の初恋の男性だとわかり、キム・ヒソン演じるヘインが追いかけるシーンがあるんだけど、愛する女性にやっと昔の本当の自分の名前を呼ばれて、思わず立ちすくんでしまうその表情とか、数年前まで盲目で初恋の人の顔をはっきり知らないヘインが、手で顔を触り、確信するやいなや、ボロッと涙を流すお見事なまでの絶妙なタイミングとか。
 カットカットでつなげたシーンなのかもしれないけれど、舞台感覚にも似た、そのまんまのシーンがそこにはあるような気がする。
 だから、そこに流れている風の匂いや、鳥の鳴き声、木の葉の揺れる音、雲の動きまでも、感じてしまう感覚に陥るのだ。
 
 ううううん。っていうか。相当私は、今、疲れているんだな・・。

 近い将来、自分自身に時間的精神的にもっとゆとりが生まれ、超魅惑的な日本のドラマと遭遇する幸運に恵まれることを信じています。