6/25(土) 【人と人をつなぐもの】
この数ヶ月、実は結構凹んだ毎日を過ごしておりました。
今年度担当している仕事は昨年とほぼ同じなのですが、人の配置にかかわる仕事が多く、当初は結構気を遣うのです。自分がリードすべきなのか、現場の管理者にゆだねた方がいいのか、悩むことが本当に多いのです。
考えてみれば、現在私は、まさに「人と人をつなぐ」仕事に従事させていただいているわけで。
いったい、「人と人をつなぐもの」ってナンなんだろう・・・・。
配置される人の人柄、配置される人を活用する現場の管理者の人柄、実際一緒に仕事をする現場の職員一人一人の人柄、それらをどれだけ信じられるかをタメされた3ヶ月間だったような気がします。
そんな中、昨日、錦織一清扮する「浦島太郎」のCM(なんと昨日からの放映だったらしいです。)を偶然見ました。カレの実に柔らかな笑顔と「飲み会にいかがですか?」の絶妙な語り口に、もうメチャメチャ癒されました。
「人と人をつなぐもの」って、結局、柔らかな笑顔と言葉につきるのだと改めて思いました。
電話で「ありがとうございます。」と言うことも大事だけれど、現場で姿を見かけたときに、一言でもいいから声をかけて、顔と顔を合わせる。たいした話はしなくともいいから、とにかく声をかける。
そういう、小さなコトの積み重ねが、人と人とをつないでいく唯一のモノなのかもしれません。
自分の仕事の重みをもう一度確認し、あわてず力まず、人と人とをやわらかくつないで行けたらと思っています。
6/12(日) 【懐かしのメドレー】
クィーンのミュージカルに行って参りました。
青春時代。(やいや、古いなあぁぁ。)
邦楽と洋楽、どっちがスキか?と問われれば、「洋楽」と迷いもなく答えていた学生時代。
「ブリティッシュとアメリカン、どっちがスキか?」と問われれば、「やっぱりブリティッシュ!」と答えていた私にとって、クィーンは、大ファンではなかったものの、好きな音楽のすぐ外側にあった音楽であり、聴き馴染んでいた音楽でもあったのだ。
フレディー・マーキュリーって、私の大好きなケビン・ゴドレーと通ずるナニかがあって、ビジュアル的には、かなりきわどい危険な雰囲気があるんだけれど、その美声は、限りなく透明で、それでいて、恐ろしいほどに七変化するハイテクで。
たった一人の声なのに、何十人ものコーラスに匹敵するナニかが感じられるのですわ。
今思うと、アメリカンロックの魅力が幾人もの声が重なったハーモニーで醸し出すその美しさならば、ブリティッシュ・ロックの魅力は、一人のヴォーカル、あるいは、一人のギタリストなりキーボードプレイヤーの演奏が奏でる何十人分もの厚みにアルといっても言い過ぎでないような気がする。
とにかく、感心したのは、左右両サイドにかなり大きく陣取ったオーケストラボックスならぬ、ロックバンドボックス。
右ボックスのキーボードプレイヤーが、実際の音楽監督さんらしく、なにやらモニターを細かくチェックしながら、小さく両手で指揮をしながら、数人のプレイヤーに指示を出し、自分もキーボードを演奏していた。
その音は、聴き馴染んだ原曲とほとんど変わらないから、圧巻だ。
ヴォーカルは、主に6人で担当。
妖しさと、キュートさと、力強さと。クラシックな雰囲気とポップ感と、ロック魂。
私が、楽しみにしていた曲は、ほとんどすべてありました。「愛にすべてを」「キラー・クィーン」・・・。
まさに、懐かしのベストヒットメドレー。
群舞あり、大合唱あり。
でも、一番難しいなぁぁと思ったのは、タイトルにもなった「WE WILL ROCK YOU」でした。
大コーラスのあとの、繊細でパワフルなあのフレディーのソロの再現はとってもとっても難しいなぁぁと思いました。
でも、ミュージカルとしては、いろんなものがいっぱい詰まった、本当に濃い作品でした。
