5/27(金) 【ラブレター】
今、とっても気になっている俳優さんがいます。
その人の名は、チョ・ヒョンジェ氏。1980年生まれの25歳。大野クンと同い年の涼しい目と魅惑的な声を持つ韓国の俳優さんです。
思えば、このヒョンジェ氏との出会いは、昨年秋の「5大イケメン韓国俳優」とか言う特集番組でした。たまたま見た番組ではありましたが、「スキャンダル」に出演していると言うことで、紹介されていたのでした。かなり無愛想で、髪が短いせいか、精悍な男性のように思いました。そのときは、まだまだ、知らない俳優さんがいるんだな・・・と思った程度でした。
再会はドラマ「ラブレター」。
このドラマとの出会いは、先月末に始まった「悲しき恋歌」がきっかけでした。悲しき恋歌の第1話で主人公の子供時代を好演した男の子の演技が、あまりにも上手だったので、ネットで検索していたら、他のドラマでも名演技を披露していると知り、道草をするつもりで視聴したドラマが「ラブレター」でした。(ヤフーの動画でも第1話は無料で試聴できますので、ぜひお時間がある方はごらんになってくださいませ。)
このドラマ。私のイメージする韓国ドラマとはかなり違っていて、ヒョンジェ氏扮する主人公アンドレアが、神父になるか否かでとことん悩むというかなり観念的な仕上がりのものだったのです。それでいて、韓国の郊外の風景が実に美しく、牧歌的な香りのするドラマで、私は、その独特の雰囲気にどっぷりはまってしまったのでした。
第1話は、父親が事故死し、妹夫婦の家に預けれられ、母親を恨む叔母から虐待を受けながら育った主人公の男の子が、神父である叔父(母親の弟)に引き取られる過程を描いたもので、とにかく、子役の男の子の演技がいじらしいほど可愛い。
「悲しい初恋」では、かなり無愛想で、向こう気の強い男の子を好演していたのですが、「ラブレター」では、きまじめで優しく、身なりは貧しくとも気品のある男の子を実に上手く演じていて、恐ろしいまでの演技力に驚かされずにはいられませんでした。
でも、1話の後半に登場したチョ・ヒョンジェ氏は、その男の子の魅力に圧倒されることなく、まるでその男の子が叔父のペテロ神父の慈愛に満ちた眼差しと教会の厳粛な空気を体中に吸い込んでそのまま本当に高校生に成長したかのような高貴さと潔癖さを漂わせていて、そのあまりの静かな透明感にゾクゾクしてしまったのでした。
チョ・ヒョンジェ氏の魅力を一言で形容するなら冒頭にも書いたように、まさに「涼しい目と魅惑的な声」。
人をまず「人間として愛そう」とする主人公のストイックな面が、心地よく画面から迫ってきたのは、まるで吸い込まれるようなあの瞳と低いけれどまろやかな声に潜む透明感のなせる技だとおもいました。
私は、特に、11話の耳の不自由な妹との手話の場面が特にスキでした。
聴けば、昨年1月には、日韓合作ドラマでも主演をはったことのあるかなり期待の俳優さんなんだとか。こちらは、ドラマの仕上がりがイマイチでブレイクにはならなかったようですが・・・。
今は、本国で、6月から始まる新しいドラマ「オンリーユー」の主役としてがんばっていらっしゃるそうな。
ヒョンジェ氏の魅力をもう一言付け加えるならば、「制服がとにかく似合う人。」
特に黒や白がとても似合う。
神父服もミサ服ももうたまらなくお似合いでした。
NHKでも民放でもいいから、近々韓国ドラマ枠で、ヒョンジェ氏の制服姿が見られたらなぁぁって密かに願っています。
