3/16(日) 【青春の歌】
 昨日、自分自身に喝!を入れたくて、KISSのコンサートに横浜アリーナまで行って来ました。
 KISSは昔から大好きなバンドの一つだったんだけど、今まで、コンサートにまで足を伸ばすまでは行かず。でも、50歳を過ぎたジーンやポールが25年前と変わらず、あのメイクアップでコンサートをするというニュースを聞いたので、これは行かなくっちゃ!と思ったのです。
 横浜アリーナが会場ということも、忙しい最中にコンサートにはせ参じる大きな理由でもありました。横アリが、嵐の時とはどう違う表情を見せるのかをこの目で確かめたかったし。キッスのライブパフォーマンスは、ドームじゃやっぱり遠すぎて物足りないだろうし。
 
 さすが!!KISSは凄かった!!!

 ジーンが最後、ちょっと声が枯れてきてしまったのが残念だったけど、血のりをドロドロと吐くのも、火を噴くのも、仁王立ちになって腕を組み、客席をギロッと見渡して見得を切るのもしっかり堪能できました。
 ポールは、ナンであんなに首の上と下がアンバランスなんだろうと、つくづく思いました。キムタクに共通する艶めかしさがありました。あの大砲のような太い声は相変わらずたまらなくセクシーで、やっぱりポールあってのKISSだとその存在に屈服してしまいます。
 
 KISSの曲の魅力は、心臓にズシンズシンと響くような完全無欠なハード・ロックな曲風にもかかわらず、ベースもリードギターもボーカルも何とも言えずメロディアスなところなのだと思います。その一体感は、どことなく、昔の歌謡曲や演歌に共通するものがあるようにも思えます。70年代ロック特有の悠久なる輝きが私はたまらなく好きなのです。

 私が、一番楽しみにしていた曲「Beth」と「デトロイト・ロック・シティー」は、どちらも結局、アンコールでの披露となりました。
 がさがさに音が割れたカラオケテープで、ちょっと照れて「Beth」を歌うピーター・クリスの声は、ぐしゃぐしゃにハスキーでした。でも、ミスター・ハスキーの称号にふさわしく、限りなく甘く感じました。今は亡きエリック・カーの声も一緒にきこえてくるようでした。
 私は、エリック・カーのハスキー・ボイスの「Beth」が大好きなのです。ぜひ、いつか、大野クンに歌って欲しいなあと思いました。エリック・カーにも、天国でぜひ大野クンの切ない「Beth」を聞いてもらいたいと思います。