10/30(水) 【私の中の・・・】
今日は、仕事を途中でほっぽり出して、懐かしのアートスフィアまで足を伸ばし、前田敦さん主宰のダンススタジオの舞台を拝見してまいりました。
前田敦さんは、大野クンにとって、「運命の人」以外の何者でもないと私は思っているのですが、その敦さんが企画なさる舞台だと知り、もう、何ヶ月も前から、楽しみに待っておりました。
舞台は、10人の振り付け師さんの7つの作品で構成されており、敦さんの作品はもちろん最後でした。私は、残念ながら、仕事の関係で、どうしても時間に間に合わず、最初の2つは見逃してしまったのですが、どの作品も音楽と照明とダンサーが素朴な調和感を醸し出す素敵なステージでした。舞台装置は全くなく、衣装もいたってシンプル。敦さんのステージがはじまるまでは、毎年NHKで放送されるローザンヌバレエコンクールのコンテンポラリー部門の作品を見ているような錯覚に陥りました。
テーマは、「私の中の・・・」。
7つの作品を紹介する短いセンテンスが、みな同じ文型になっていて、その作品がナニを表現してしたかったのか、他の作品とはどんな雰囲気の違いがあるのかが、一見、いえいえ、一読して分かり、とても面白いステージングだなあと思いました。
敦さんのステージは、久次亜希子さんという方との合同企画で、6シーンあるうちの1,3,5シーンを久次さんが、2,4,6シーンを前田さんが振り付けなさったもので、モチーフはニューヨークのマンハッタン、車の横にいたカノジョが音楽を聴こうとしたら、流れてきたのは、懐かしのロックバンド。若かった頃を思い出した・・・といったもの。
今まで、とってもシンプルだったステージが、敦さんのステージになると、急に華やかになった感じがして、躍っているのは、前田さんのダンススタジオの生え抜きのダンサーさん達なんですが、少年隊のメンバーや大野クンが颯爽と躍る様子を脳裏に浮かべながら堪能してしまいました。
いつか、ロックミュージカルに挑戦したいと月刊ミュージカルのニシキとの対談で熱く語ってらっしゃいましたけど、その挑戦はすでに始まっているのだなぁと嬉しく思いました。
中に、手のひらや足首をイキに動かす独特のダンスがあったのですが、ああいったキュートなダンスを大野クンがこじんまりしたステージで躍ったら、ため息ものだろうな・・と、ため息つきながら堪能してまいりました。
ダンスというのは、振り付け師さんの振り付けたダンスのエッセンスを、実際のダンサーがどのように感じて咀嚼して表現するかで、伝わるものが全然違ってくるのだと思うのですよね。
今度のコンサートでは、敦さんは、大野クンにどんな世界を提案するのでしょうか。そして、大野クンは、敦さんの提案をどのように受け止め、昇華させるのでしょうか。
楽しみです。
