Galopin  (ガロピン)  牡   鹿毛 sire line family
Vedette Voltigeur Voltaire Blacklock Whitelock
Coriander Mare
Phantom Mare Phantom
Overton Mare
Martha Lynn Mulatto Catton
Desdemona
Leda Filho Da Puta
Treasure
Mrs. Ridgway Birdcatcher Sir Hercules Whalebone
Peri
Guiccioli Bob Booty
Flight
Nan Darrell Inheritor Lottery
Handmaiden
Nell Blacklock
Madame Vestris
Flying Duchess The Flying Dutchman Bay Middleton Sultan Selim
Bacchante
Cobweb Phantom
Filagree
Barbelle Sandbeck Catton
Orvillina
Darioletta Amadis
Selima
Merope Voltaire Blacklock Whitelock
Coriander Mare
Phantom Mare Phantom
Overton Mare
Juniper Mare Juniper Whiskey
Jenny Spinner
Sorcerer Mare Sorcerer
Virgin
         
  Born - Died 1872 - 1899.06.03      
  Breeder William Taylor Sharpe GB  
  Trainer John Dawson GB  
  Owner Prince Gustavus Batthyany GB  

 

月日 開催国 競馬場 馬場 勝ち時計 距離 頭数 騎手 斤量
 競走名 格付 着順  1着馬 / 2着馬 着差
1874
04.29 GB Epsom     T4F 18    
 Hyde Park Stakes   1  / Cachmere 繰上
06 GB Ascot     T5F     100
 Fern Hill Stakes   1  / Slumber 5
06 GB Ascot     T5F 11 J. Morris 131
 New Stakes   1  / Vae Victis  
10 GB Newmarket     T6F 24   125
 Middle Park Plate   3  Plebeian  
  GB Newmarket            
 Sweepstakes   1    
  GB Newmarket       1    
 Sweepstakes   1  / - -
1875
  GB Newmarket     T8F 2   100
 Match Race   1  / Stray Shot 8
05.26 GB Epsom   2:48.00 T12F29Y 18 J. Morris 126
 Derby Stakes   1  / Claremont 1
06 GB Ascot     T5F     126
 Fern Hill Stakes   1  / Dawson's Bella 4
  GB Newmarket       2    
 Match Race   1  / Lowlander 1
  GB Newmarket     T12F      
 Newmarket Derby   1  / Craig Millar 4

 

馬齢   出走 1着 2着 3着 以下
1874 2   6 5 0 1 0
1875 3   5 5 0 0 0
合計 11 10 0 1 0
11 10 0 1 0

  イギリスダービー (英、芝12F29Y)
   首位種牡馬 (英愛) (1888,89,98) (3)
   首位種牡馬(母父) (英愛) (1899,1909,10) (3)

 

  ガロピンは、1872年、ウィリアム・テイラー・シャープ氏によって生産されました。 父ヴィデットは、
 英2000ギニーの勝ち馬。 母フライングダッチスは、イギリスで走り15戦2勝、繁殖牝馬として3頭の
 勝ち馬を送り出していました。 ガロピンは、父が18歳、母が19歳のときの産駒でした。
  その後、母とともに100ギニーで売却されたガロピンは、1873年のミドルパーク・スタッドの1歳セリへ
 出されました。 ジョン・ドーソン調教師にすすめられて、これを520ギニーで購買したのは、ハンガリー
 出身でイギリスへ移住していたバッチャーニ王子でした。
  そのままニューマーケットドーソン調教師のもとへ預けられたガロピンは、調教でもいい動きを見せて
 いました。 2歳4月にエプソム競馬場でのハイドパークSで早くも初出走を果たしたガロピンは、1番人気
 に支持されました。 そして、競走中にひどい接触がありながら、すでにステイクスを勝っていた牝馬から
 アタマ差の2着に入線。 結局その不利が認められ、繰り上がり優勝となりました。
  ロイヤルアスコットのファーンヒルSでは3歳馬を相手に23ポンド(約10.4kg)の斤量差をもらって圧勝
 すると、その翌日にはニューSを131ポンド(約59.4kg)の斤量で勝ちました。
  しばらく休養したガロピンは10月にはミドルパークプレイトに出走。 しかしここではでこぼこの路面に苦し
 み、プレビーアンから僅差の3着と生涯唯一の敗戦を喫しました。 この後、ニューマーケットでスウィープS
 を2戦(1戦は単走)し、いずれも勝って2歳シーズンを締めくくりました。
  3歳初戦は、牝馬のストレイショットとの500ソヴリンのマッチ競走となり、ここは10ポンド(約4.5kg)以
 上の斤量差をものともせずに、8馬身差の圧勝。 ちなみにストレイショットはその後、牝馬として史上唯一
 の英2冠の勝ち馬ショットオーヴァーの母となります。
  この後ガロピンは、唯一クラシック登録のあった英ダービーへ向かうことになりました。 しかし、競走前日
 に不注意で与えられた冷たい水を飲んだガロピンは体調を崩してしまいました。 ドーソン調教師は、すでに
 心臓が弱っていたバッチャーニ王子にはこのことを知らせず、馬体を毛布で覆って翌日の競走に備えました。
 競走当日、単勝3倍(2/1)の1番人気に支持されたガロピンは、周囲の心配もよそに、ジャック・モーリス騎
 手を鞍上に終始危なげのない走りで、2着のクレアモントに1馬身差をつけて優勝を果たしたのでした。
  その2週間後、今度は5ハロンのファーンヒルSで後続に4馬身差をつけて2連覇を達成。 スピードもスタ
 ミナも超一流であることを証明しました。 秋にはニューマーケットで5歳馬ローランダーとマッチ競走を行い、
 1馬身差をつけて勝ちました。 続くニューマーケットダービーでは、英セントレジャーの勝ち馬クレイグミラー
 などに4馬身差をつけて勝ちました。
  翌年もアスコットGCなどを目指して現役を続行するのが普通でしたが、心臓が弱っていたバッチャーニ王
 が、お気に入りの馬が負ける姿を見たくないという事もあり、そのまま引退することになりました。
  ガロピンはイギリスのニューマーケットにあるウィリアム・バローズ氏の牧場で種牡馬入りしました。 当
 初はそれほど期待されておらず、初年度の種付け料は100ギニーでした。 交配相手にも恵まれなかった
 ガロピンは初年度産駒の成績も悪く、種付け料は50ギニーに下げられました。
  1883年の春、産駒のガリアードが英2000ギニーを勝つ直前に、バッチャーニ王子は心臓発作のため
 亡くなりました。 その年の7月に王子の遺言執行者から、ヘンリー・チャップリン氏(後のチャプリン子爵)
 によって8000ギニーで購買されたガロピンは、ハーミットなどが繋養されていたブランクニー・スタッドに移
 りました。 クラシック勝ちはないものの、後に歴史的な大種牡馬となるセントサイモンはこの時2歳でした。
  そしてその後ガロピンは、英ダービーの勝ち馬ドノヴァン、英1000ギニーの勝ち馬ガレオッティア、オー
 ストラリアで種牡馬として成功したグラフトン英2000ギニーの勝ち馬ディスラエリ、英1000ギニーの勝
 ち馬エイダなどの活躍馬を送り出し、3度の首位種牡馬に輝きました。 母の父としても、英2冠の勝ち馬
 エアシャー英3冠の勝ち馬フライングフォックス、英ダービーの勝ち馬レンバーグ、英セントレジャーの勝ち
 馬バヤルドなどを送り出し、1899年6月3日、老衰のため27歳で世を去りました。
 
  
 
  繋養地
   Barrows' Stud (Newmarket, Suffolk, GB) (1876-1883)
   Blankney Stud (GB) (1884-1899)

 

  兄弟姉妹   生年 勝ち鞍
  Vex 1865 Vedette Hopeful S. (GB)