〜新緑〜
   円山公園―南禅寺・永観堂…哲学の道…真如堂

せっかくの春。桜の京都を逃したので、今回の目的は「新緑」だ。新緑――それも、やっぱり紅葉の緑が見たい。
でも、いつも一緒に行く「京都の達人」がいないので、今回はゆっくりめの計画を立てることに。せっかく、ふにのままさんとご一緒なのだからと、「それなりに王道、ちょっとだけ脱線」なコースにしてみた。


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円山公園―八坂神社

朝十時頃に京阪四条に到着。そこからポテポテと歩いて祇園に向かう。目指すは八坂神社――円山公園だ。
 お茶屋さんの「辻利」が既に開けていたので、我らは抹茶ソフトを買いに走る。朝っぱらから何を(笑)……と思いながらも、久々に食べる辻利の抹茶ソフトはやっぱり幸せだ。まだ朝ということで、祇園も道がガラガラで楽に歩ける。(普段はギッシリなのだ)抹茶ソフトを食べ終わった頃に、八坂さんへ到着。

 相変わらず出店の並ぶ道を抜け、神社内へ。本殿よりも、いくつもの小さな社が並んでいる緑茂る小道が風魔は好きだ。円山公園では、花の頃には見られなかった大桜をちょっとだけ眺める。数年前よりも随分縮んだと思うのは風魔だけだろうか……年々弱っていくようで少し心配。 奥の池庭を歩く。本当はツツジが目当てだったのだが、池の中の咲き始めの菖蒲が綺麗だった。


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お社のひとつ
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円山公園 奥の庭
ギャラリー



さて、円山を出てから少し寄り道。高台寺方面へと足を向ける。
高台寺には大きな楠が何本もあって、その新緑がとても美しい。中には入らずに、外から楠木を眺め、「ああ、あの太い幹に抱きつきたい」と思いながらも、一本裏手の道へと逸れた。「くずきり」の土産を所望されていた為だ。(笑)だが、残念なことに「くずきり」は持ち帰り不可。仕方なく「水羊羹」を手に入れる。
この近くには「石塀小路」という細い道がある。昔の京都らしい雰囲気を残した小道だ。うねうねと細く折れ曲がった迷路のような道に古い風情の建物が建ち並んでいる。観光用に整備されており、少しうそ臭い感じがするかもしれないが、ふらりと通り抜けるのは楽しい。ここの旅館に一度泊まってみたいといつも思う。ご自宅をそのまま珈琲屋にしているお店があって、来る度に入ってみたいなと思うのだが未だ果せずじまい。入られた方がおられれば、感想を教えて欲しい……。

  
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ギャラリー



南禅寺

高台寺から南禅寺まではタクシーを使う。円山まで戻って歩いてもいいのだが、今回は時間の節約。
余談だが、円山から南禅寺までの散歩コースもお勧めだ。知恩院、青蓮院を見てインクライン沿いに南禅寺に入る。写真を見つけ出したら載せてみたいと思う…。

さて、南禅寺。
まずはやはり三門から入る。巨大な門は上に上がることもでき、そこから京都市が一望できる。初めての方は、少々お金を払っても上ってみるといいだろう。今回は上らずに通りぬけるだけ。通り抜けるより手前で足を止め、門の枠を額縁のように通しながら向こう側の景色を眺めるのがいい。黒々とした太い柱が向こう側の紅葉の緑を引き立ててより鮮やかに見せてくれる。
丈の庭園や塔頭をに入園するのもいい。手入れの行き届いたいい庭だ。―――が、今回は紅葉を楽しみに来たのでそのまま境内を一周する。南禅院のすぐ傍にインクライン(琵琶湖疎水)の跡が残っているのでそこにはまわった。赤い煉瓦造りのアーチの上に上がると、中を清流が流れていて気持ちがいい。その水際をずっと歩いていくと都ホテルの裏辺りまで続いている。緑陰の下、流れる水際を歩くこの道は人も少なく、のんびり散歩したい人にはお勧めだ。(前述の円山-南禅寺コース)


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永観堂(禅林寺)


南禅寺から少し歩いて永観堂へ。
紅葉の名所として知られる永観堂は、紅葉を存分に楽しむには一番の場所だ。
料金を払って庭園内部に入る。池庭、枯山水もいいが、ぐるりと廻ったところにぽつんとある茶室の風情が気に入っている。永観堂は奥が広い。渡り廊下を歩いていくと、やがて山の斜面沿いの階段を登ることになる。二手に分かれた片一方は、阿弥陀堂へ。有名な「見返り阿弥陀」に遭える。「え!」と思うほど小さな像だが、穏やかないいお顔の像だ。もう片方は多宝塔へ。多宝塔からは市外が見渡せる。
この回廊から眺める紅葉の緑が実に美しい。
無料で歩ける外のお庭もいい。時間が無いときは外だけでも廻るといいだろう。紅葉の緑が覆い被さってくるような小路、大きな池。その池の前に赤い傘を広げる茶店。風情のある景色を眺めながら、疲れを癒すといいだろう――。 


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永観堂外門  門瓦に被さる紅葉
ここから建物までのアプローチもいい
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ギャラリー
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ギャラリー




哲学の道〜法然院


写真14_50 永観堂から哲学の道へ向かう。
銀閣寺近くになると店も増えて雑多な雰囲気になってくるが、永観堂付近は比較的静かだ。川沿いをお喋りしながらのんびり歩く。たまに川向こうの店を覗きに橋を渡るのも面白い。ふらりと寄った陶器屋の二階が喫茶室になっていた。抹茶やらあんみつというメニューの中にひとつだけ「釜飯」とあったので、面白がってそこでお昼を食べることに。開け放たれた窓から、眼下に川を臨むことができ、いい気分だった。

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哲学の道の疎水。たまに小さな橋がかかっている。水の中を除くとたまに魚が見えたり。
若王子神社。中に入るとおばさんがわっぱめしを売っていた。桜餅がすごく美味しそう。食べれば良かったと後悔


哲学の道沿いにはいくつか寺社が存在するが、お目当ては法然院。
特に見所はないが、山の中のような背の高い木々の下、苔むした萱葺の山門が実に風情がある。我らが訪れたときはちょうど法事だったようで人だらけだったが、普段は静かないい場所だ。山門の下に座り込んで鳥の声に耳を傾けよう……。


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外から見る山門
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内側から見る山門 ギャラリー
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山門から庭の池へ続く道
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苔むした手水鉢 風情がある

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非公開の本堂を外から
光に透ける紅葉葉


おまけ
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あまり綺麗だったので、つい、撮ってしまった
芽吹いたばかりの杉苔……




真如堂

写真23_50. 法然院の後は少し戻り、哲学から道を外れた。目指すは真如堂のもみじ。
桜と紅葉の美しい寺だが、なぜかいつも人が少なく、意外と穴場だ。今回も新緑の季節だというのに、近所の人が数人、観光客らしき人は二、三人というひとけの無さだ。静かに散策を楽しむことができる。秋も他の名所に比べると人が少ないと思う――。
紅葉は流石に見事。外門からの参道のアプローチ――両脇に被さるのはすべて紅葉。本堂の裏手の庭も紅葉林になっていて、自分まで緑に染まるような心地が味わえる。
なお、京都のトップページの写真も、この真如堂本堂を撮ったもの。
写真24_50ギャラリー


写真26_50 写真27_50
ギャラリー
写真32_507 ギャラリー 
写真28_50 写真31_50
ギャラリー
写真30_60



今回の旅はこれにておしまい。
四条に戻って漬物を買い、よく行く珈琲屋で一服して帰路についた。
それほど強行軍でもなく、程よい運動量で楽に楽しめた旅行だった。
曇り空だったにも関わらず、緑鮮やかな写真がとれたと思う。
また、いい写真が撮れれば、UPしてみたい……。

おまけ
真如堂にお散歩にきていた
プレーリードックちゃん♪

写真25




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