天橋立つれづれ紀行



この度9/22.23を利用して天橋立を訪れた。
なぜどうして、そんなマニアなところになったのかというのはただ単に私がホテルスキーだから。
というか、ホテルジャンキーだから(笑)。
某雑誌で見たワインと料理の宿千歳というところが、いい感じで友と女ふたりふらりと訪れることにした次第なのだ。
さて、一日目どうやって現地に行こうかということで、一番簡単なのは大阪まで新幹線で行きそこから特急に乗る方法なのだが、
なにぶん私も友も貧乏(社会人のくせにねぇ)なので姫路から播但線によるのんびり鈍行の旅に決定した。
まず大阪に住む友と姫路で合流。無事あえてまずほっと一安心。
そこから和田山、福知山を経由して北近畿丹後鉄道に乗り換えて天橋立までトータルで約4時間。
別に何をする目的があったわけでもないので、2人してまったりしゃべりつつ電車の旅を楽しむことに。
こんな大人な旅行もいいね、などと25の女ふたり呟きつつ。←あ、別に貧乏だから負け惜しみじゃないもん!
普段こんなに長い時間電車にのることもまずないし、移り変わる景色も緑が少しだけ秋色で、コスモス畑を通り過ぎそんなこんなを楽しみながら目的地天橋立到着。









想像したよりずっとちいさな天橋立駅。そこに降り立つと…私の親会社であるバスがどどーんと目の前に止まっているじゃないですか…
「何もこんなとこで会わなくても…」と小鳩のような小さな胸にショックを受けつつ宿に向かう。

お宿は、駅から徒歩5分ほどのところにあった。
昔の蔵を改装したような小さな玄関に秋の花々が飾られて私たちをお出迎え、私の心をくすぐる。
まだチェックインには早かったので、荷物だけ預けてそのまま外に散策へ。


さて、天橋立といえばなんでしょう?
そう天高く伸びる龍に例えられる、天橋立股覗きをしなければ始まらない!ということで、天気もよいしレンタサイクルを借りて松林を散策しながら傘松公園に向かうことにする。
松林の中を颯爽と(かどうかは謎だが)走り抜ける私たち。およそ30分くらいかけてふらふら寄り道しながら
「ほう、これが天女の羽衣の松か…」などとおよそ若者らしくない感想(わかる人だけしかわからない)を述べてみたり…
なんだかんだで公園口のリフトに到着。スキー用の一人乗リフトのようなもので一路公園を目指す。
しかし乗れない人の注意事項にあった「自分で極度の高所恐怖症と認める人」という事項はどうなんだろう…?
およそ7分で公園到着。…ジミ。。それが第一印象。だってホントそれしかないし。
股覗きの台というものがあって、そこから例のかっこをして自分の股から橋立を覗く。すると、今私たちが通り抜けてきた松林が点に伸びて龍のように見える、らしい。のだが…うーん。そう見える人も…いるんだろうね。
普通。別に覗かなくても見える風景はいっしょだと思うんだけど。いったい誰が最初にこんな珍妙なかっこうをしたんだろうね?
そんな疑問が私たち共通の感想だった。
…つうかさ、その姿をスカートでやってる彼女がいたのに驚いたね。あまつさえその格好を股の向こうから写真に収める彼氏にもっと驚いたよ…あんたらスゴイよ。何がとは言わないけどね。
そんな感じで股覗き完了。なんだか妙な充実感。






お洒落な室内
そしてきた道をさらに寄り道しながらふらふら帰り、宿にチェックイン。
そのままロビーというか、お食事をいただくレストランに案内されしばし待つ。
このレストランの作りがまた絶妙に女の子好みなのである。
全体的な雰囲気は洋風なんだけど、小物とか端々に和のテイストが散りばめられていて居心地がよい。
しかも、従業員の皆様の格好が素敵なのだ。
いわゆるソムリエスタイル。(白のシャツに黒の細身のパンツに長いギャルソンエプロンね)
かっこいいーーーー!ってかめっさ私のツボをついている…しかも応対してくれた男の子が美人さん…
友と2人目で会話。「イケテる、かなりおいしいよこの宿って…」
突然声を潜めて何かを語りだす女2人…どう見ても怪しいって(笑)。その時の会話は、ご想像にオマカセシマス。
さて、肝心のお部屋はというと木の香りが清清しいお部屋。床も天井も木作りでログハウス風。
だけど置いてある小物は和紙のランプだったり、竹の籠に入った浴衣セットだったりでやはり、和洋折衷。
女心をくすぐる作り。とにかく居心地のよい空間なのだ。
一息ついたところで今日の汚れを流しにお風呂へ行くことに。風呂は朝晩入れ替わりの2種類づつ。
湯質は、とろりとした乳白色のもの。成分とかはよくわからないけど入った後のお肌は、つるつる!
温泉街に住んでるといつも肌がツヤツヤできれいなんだろうなぁー。など思う。
お風呂をでたらお楽しみの夕食の時間。
ワインバーのあるチェックインしたレストランでのお食事である。お品書きがきちんとひとりひとりの名前を書いてあるのにまず感心。こういう心遣いっていいよね…大切に扱われてる感じがする。
お品書きを持って帰るのを忘れてしまったので正確なメニューは、判りかねるのだけど覚えている限りで。
@ 手打ち蕎麦オクラとやまいも添え
A 伊勢海老のスフレ風
B 今日のお魚(お刺身4種盛りくらい)
C 黒米のおもち入りお吸い物(これがうまかった〜)
D カレイのサフラン&アメリカーナソース
E 豚肉のソテー蓮根チップ添え
F いさきの押し寿司
G フルーツコンポート
これにワインを2杯ほどいただき、全ておいしかった〜!ワインも普段ロゼってあまり好きじゃないのだけど、甘味もちょうどよくて大満足!あ、そこのパンについてたバターがちょっとクリームチーズ風味で激ウマだった…じゅるう。
満腹になった私たちは、お部屋に引き上げる。が、ちょっとデザート食べたりないという私の意見により近くのコンビニまで買出しに出ることに。夜風がほろよい気分のほおにあたって気持ちいい…(お酒はすきだけど強くないからね)
コンビニのくせに12時までしか営業しない田舎のコンビニにて、ハーゲンダッツいちご味とグリーンティを購入。
余談だが、アイスはやっぱダッツよね…と思う私であった。
そんな感じでアイス食べつつお部屋で深夜まで語り、その夜は更けて行った…







明けて2日目の朝。
朝食前から、朝風呂に入ることにした私たち。やっぱ温泉に来たからにはお風呂に入りまくらなきゃね!
さっぱりとした私たちは、ぐるるとオナカを鳴らしながら朝食を食べにレストランへ。
そしてまたしても、おいしい朝食をぺろりとたいらげごちそうさま。…全く朝から食欲旺盛なふたりである。成長期?
ちなみに朝食は、純和風。赤米のおかゆがおいしかった。
ゆっくりと朝食をいただいたせいもあって、食べたらほとんどすぐにチェックアウト。
ちなみに、総評価として、今回の宿の総合点を友達とつけたところ「90点」ということになった。
減点対象は、お風呂がちょっと狭いことだったかなぁ、なんといっても料理がおいしいのがイイ!お宿自体は文句なくおしゃれで女の子なら絶対気に入ると思う。
もう一度訪れたい宿ができた。隠れ家みたいな宿。大人になってよかったな、と思う瞬間である。こうして自分の大切なものがひとつづつ増えていく。うん、歳をとってくのも悪くないね。こういう宿が似合うようにきちんとキレイに歳を重ねたいものであるとしみじみ思う。




三上家邸宅
て、宿をあとにして向かったのは駅の観光案内で訊いたとなりの宮津市。小さな神社や寺が至る処にある小さな町らしい。
駅で観光案内を貰い、車のない私たちは、徒歩で散策することに。

その散策ポイントの中から私のイチオシを紹介しましょう。
宮津の旧家である三上家邸宅。
詳しい出自は明らかでないらしいが、17世紀後半に町人として元結(髪のもとどりをゆわえるこより)の製造販売を手がけた。その後酒造業、廻船業などを営み財をなした町人であり、宮津藩では町名主として町政に重きをなし、また藩財政にも深くかかわっていた。近代においても宮津の政界実業界で重要な位置を占めていた。ような家柄らしい。はどうでもいい。私が紹介したいのは、ここの縁側から眺めるお庭が最高!だということである。昔から、縁側スキーなのでもともとこういった日本家屋に弱い…
池には、親亀小亀が泳いでいる。平和だ…のどかだ。
武家屋敷の作りになっているらしいそこで私たちは、縁側を我が家かのように使いしゃべりまくる。気持ちいい。幸せだねぇ…など呟きながらまるで老人ふたりのような私たち。
はぁ、まったりな旅にふさわしい場所である.

名残おしくも電車の時間もせまっていたので、駅に向かうことになった。のんびりと海辺を歩きながら駅へ向かう.気持ちの良い秋の海風が頬をなでる。海辺には釣り人が糸を垂らしている。釣果は、どうなのだろうか?狭い市内なのでぐるりと一周してもおよそ2時間くらいのコースであった。


お気に入りのお庭




駅に着いたのは、電車の時間まで分ほど前だったので近くのカフェにはいることに。ドアを開けるとそこには優しげな老夫婦が出迎えてくれた。真っ白な空間にオレンジと赤のスツールが趣味よく配置されてある。失礼だが、こんな片田舎にあるとは思えないおしゃれなカフェだった。またそこにいるのが、ギャルソン風に蝶ネクタイを結んだ老夫婦(60歳くらいかな)だというのがいいじゃないか。
注文したアイスカフェラテもおいしくてまたそこに添えられた可愛いキャンディも、センスがいい。おいしいコーヒを淹れてくださってありがとうございました。などここでちょっと言ってみたり。
無事に天橋立駅に戻った私たちは、そこから少しだけお土産屋さんを覗き預けていた荷物を旅館まで取りに戻った。
またいつか来るからね、と心の中で誓って宿をあとにした。
今回の旅は、のんびりまったりと過ごすをモットーに特別なんの予定も立てなかったけれどとてもよい旅だった。おいしい料理とお酒そして、気持ちの良い空間を提供してくれた皆さんに感謝。
最後に、私たちの泊まった宿のHPアドレスを載せておきますのでよろしければアクセスしてみてください。
http://www.amanohashidate.org./chitose/
それでは、皆様もよい旅を。ボン・ボヤージュ。(笑)



おまけ ちょっと見難いかもしれませんが

石碑の彫に硬貨が……
何故にみんな、こんなところにお金を挟むのっ!?謎……


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