旅日記 MYANMER〜4day〜 
〜出発……→Suie Pagoda 〜



関空からフィリピン経由、タイ乗換えでミヤンマーの首都ヤンゴンへ。
フィリピン経由便というのは初めてだったので、少しワクワクした。一度飛行機を降りて、出発待合室で暫く待つことになる。写真撮影不可なのと、遠くへは行かせてもらえないのとで、さっぱり様子が分からなかった。せっかくの初フィリピン上陸なのに。(涙)当たり前か……。待合所には小さな売店があって、フィリピンの名産品やら、ちょっとしたお菓子やらを売っていた。まさるさんが奇妙な飲物を発見して注文したのを、横から覗いて味見したりして時間を過ごした。

もう一度乗り込んで、今度はタイ国際空港へ。ここでは乗換えの為、少々緊張。それでも、初めてこの空港に来た時より、ずっと表示とかが分かりやすく、乗換えも楽になった気がする。単に、慣れたせいだろうか??(笑)
ちなみに、タイ航空はごはんが美味しい!……と思う。あと、短いフライトでもしっかり、「何か」が必ず出で来る。(そんなことろも好き)一時間程度の国内フライトでも、中途半端な時間帯でも軽食が出てくる。今回も、タイからヤンゴンへのフライトは短かったにも関わらずごはんが出てきた。そして、降りる時にはひとりに一輪ずつ、ランの生花をくれるのだ。これ、旅行中には結構邪魔で困るのだけれど、サービス度という意味では気持ちよくて好きだ。
ヤンゴン上空の夕焼け→



ヤンゴンに到着した時にはすっかり日が落ちていた。
ガタガタのバスに揺られて到着ゲートのある建物へ運ばれる。さすがは首都空港。きちんとバスで連れて行ってくれるんだと妙なところで感動。(カンボジアでは滑走路を歩いたからなぁ 笑)入国審査はこじんまりとしていて結構簡単。
出迎えに来てくれていたのは、結構年配の男のガイドさんだった。笑顔の優しい人の良さそうなおじさんだ。うーん、五十くらい?ちょっと
ミヤンマー仏に似てるなーなどと思ったのは……風魔だけだろう、きっと。(汗)
車の中で簡単にミヤンマーの説明を受けながらホテルへ。建物の間から綺麗にライトアップされたパゴダ(お寺のこと)が見え隠れして、それに早くも風魔、興奮する。行って見たいなぁと思いながらガイドさんに夜の外出は危ないかどうかを尋ねて見たが、ぜんぜん大丈夫とのこと。バンコクなんかではこうはいかないのでビックリ。(マジ、危ない)
ミヤンマーはとても熱心な仏教徒たちの国なので、悪いことに対しては宗教的モラルがかなり強い様子。素晴らしい国だ。法律とかで縛るんじゃなく、人々のモラルで守られている治安……これはなかなか難しいことだろうから……。

さて、ホテルまで送ってもらって……ガイドさんと明日の待ち合わせ時間を決めてお別れする。
普通ならご飯でも食べて休むんだろうが、せっかくの夜歩きのお墨付きをもらったんである。やっぱり、ここは出かけるべきだろう!
我々は一番近くのパゴダまで行ってみることにした。
目指すは、ヤンゴンの真中心に位置する、町の目印的パゴダ―――Suie Pagoda (スーレーパゴダ)。



Suie Pagoda





の真中心に位置するスーレーパゴダ。パゴダ周辺はロータリーになっており、ここから東西南北に大きな道が走っている。イギリスの植民地時代にここを中心に据えて都市計画をしたからなのだそう。街のシンボル的な存在だ。
昼間は車もごったがえしており、観光客の姿も多いらしい。そして、必ず闇両替商がうろうろしている――とのこと。(どこの旅行記にもそう書かれていたな……)だが、我々が訪れたのは夜。ちょうど食後でのんびりしているような時間帯だ。パゴダの前の大通りにも、そんなに車はおらず、ひょこひょこのんびり歩いて渉ることが
できる程度だった。(闇両替商にも会えなかった。残念)

さすがは道の始まり地点にある建物である。遠くからでもよく見える。ちなみに
TOPの写真は遠景から見たスーレーパゴダである。ライトアップされて夜空にそびえるように輝くパゴダは、なんとも言えず幻想的だ。
パゴダには四方向全部にそれぞれ入り口があるが、我々が入ったのは北の入り口から。Sule Pagoda Rd.をまっすぐ北から下って行った。

入り口で靴を脱いで手に持つ。パゴダでは土足厳禁だ。(裸足がよい)だから、この国に来るときは必ず、絶対に「サンダル」が必要。着脱に手間取るし、雨の後なんかだと床面が濡れているので足がべしゃべしゃになって靴なんか履けない。
靴を脱ぐと、上がり口の横に机があって、そこに女の人が二人、座っている。言葉は分からないまま、なんとなくお金を払って(笑)境内に上がる。
境内は大理石のようによく磨かれた石敷きの床で、中央に聳え立つ塔を囲むように小さな塔が幾つも建っている。そして、東西南北の入口の正面に、それぞれ仏像が安置されている。(これは何処のパゴダでも同じ造りである)
仏像ももちろん黄金で、一応ご本尊が真中。だが、脇持らしき像が何体も安置されている。たまに大きさが粒ぞろいだったらすると、どれが中心仏なんだか分からなかったりする。(笑)

ミヤンマーの人はとても熱心。仕事がえりや、食事を終えた家族連れらしき人々が、けっこう遅い時間だというのに沢山来ていた。みんな思い思いの場所に座り、お祈りしている。それはちっとも特別なことではなく、自然に生活の中の一部なんだな、と容易に想像できるような雰囲気だった。日本のように何か有ったときだけ行くのではく、パゴダに参ることは日々日常に根ざしているのだろう…。
一心に祈る人、少し休憩するように脇の方にぼんやり座っている人――いろいろいたが、みんなとても静かだ。誰も騒いだり大声で笑ったり、ひそひそ話をしたりしない。
誰もが自分の中に世界を持っていて、それと対話でもしているような……
なんとも不思議で素敵な雰囲気だ。
特に信仰をもっていない自分でも、ふっと心を空にしたくなる。

我々もそれぞれにぼんやりと時間を過ごしながらのんびりと一周した。

昼間はもう少し騒がしいのかもしれない。(なにせ、町の中心)
心静かに、お参りしたい人には、この「夜のパゴダ」参りをお勧めしたい。ただし、夜は少々ヤモリがいるので、苦手な人は止めた方がいいかも。(でも、遠くの壁にひっついている程度なので、まず気にしないで大丈夫だとは思いますが…)



額づく人々を見ていると

夜空に浮かび上がる黄金が

溶け出して

胸に染み入るような

気が

するんだ……





パゴダを出て、再びホテルへ。道すがら、道路沿いに出ている屋台(?)を眺めながら帰る。ちょっと時間が遅かったので、そろそろ店じまいかな、という雰囲気だったが、裸電球に照らされたアヤシげな品物をおっかなびっくり覗く。まるでバーゲンセールの後のように荷台に積まれている衣類や草履。それらを手際よく片付け、また次の日にも同じ場所で広げる――その手際のよさには脱帽もんである。荷造りの早いこと、早いこと。
草履――というかサンダルは物凄くしよっちゅう壊れるらしく、履き捨て状態なのだと聞いた。その通りらしく、サンダル売りの屋台はとても多かった。サンダルといっても、我々の感覚からすると「ビーチサンダル」のようなもの。薄くてペラペラしている。でも、スコールが頻発するこの国ではこういう方が便利。むちこさんは丁度、そういうのを持ってこられていた。(賢い!)


べ物の屋台を見るのがやっぱり面白いのだけれど、さすがにここで食べたら……たぶんお腹を壊すだろうと思って止めた。
道端――というより、堂々と歩道の真中に、夜の食べ物屋台は出ている。お風呂イスくらいの背の低いテーブルセットが道に並べられ、そこに座ってみんなお茶している。ミヤンマー風、オープンカフェといったところだろうか。
(←ちょっと見にくいが、こんな感じ)
そして道沿いの建物の前に、屋台カウンターが出ていて、そこで品物を注文して持ってくるらしい。珈琲、紅茶はガラスコップのようなものに入って出てくるが、何処のテーブルにも「お茶」が常備で置いてある。お茶はアルミのポット(ヤカンと急須の中間くらいの大きさ)に入って置いてあり、それを小さな茶碗(カップか?)に注ぎ分けてみんなで楽しんむ。ちなみに、これは飲み放題らしい。日本のおひやのようなものだろうか。
お酒を飲む人はでっかいたらいのような鍋を何人かで囲んで、そこで喋っていた。鍋の中には何本もの串が。串焼きというより、串煮という感じ。味噌だれのような濃い汁のなかでぐつぐついっている。(旨そうだった…)
こちらの人は、「食べる」ことよりもその場で「お喋り」することを楽しんでいるような気がした。特に何にも手をつけず、みんなのんびり、笑いあっていたので。
食事中の方々にカメラをパチリとやるわけにもいかず、写真はだれもいないこの場所を(←)撮ったきり。これでご勘弁…。

1日目はこれにて終了。屋台見物が済むと明日に備えてさっさと就寝――。