<小話 〜その1〜>
  火鍋を食す!
 お昼ご飯に訪れたのはいかにも、「観光客相手だよ〜」という雰囲気漂うお店だった。(何故なら、その店の前広場には怪しげな土産物屋が数件並んでいたから)
 そこで、火鍋なるものを食した。ようするに、羊肉のしゃぶしゃぶである。ちょっとだけ前菜のようなものが並んだ後、肉やら野菜がずらずらと真中の円卓に置かれていく。自分の席の前には一人用の鍋。
 ポン酢に似た汁につけて食べる。だが、中国の人は本当は味噌をつけて食べるらしい。日本人の口にはどうも馴染みが悪いらしいので、観光客相手には、その味噌と付け汁の両方を用意するのだとか。日本の味噌と違い、ピーナツバターのような黄土色をしている。
 郷に行っては郷に従え、をモットーとする我ら。(笑)なんでも、現地流を試してみたがる。(単に食い意地が張っているだけ 笑)さっそく試してみたが……
「う……」
「お……」
 顔を見合わせてニヤリ。
「うまいじゃん♪」
 深みがあって、ポン酢もどきよりずっと旨かった。さらに調子に乗った我ら。ガイドさんが、「中国ではもっと辛くします。辛くする香辛料、給仕さんに言ったら出してくれます」と言っていたのを思いだし、さっそくオーダー……。
が、英語も通じず、「えーと、辛いやつ……って分かるわけないじゃんか!」「辛いってなんて言うんだっけ?」などと四苦八苦しながらも身振り手振りでなんとか持ってきてもらった。
 赤黒い辛味噌のようなものと、なんだか分からないうす黄色い粉末が運ばれてきた。辛味噌は、ぜひオススメしたい。火鍋の意味がよく分かる。程よい辛さで身体が真から温まる。(誰だよ、日本人には向かないって言ったのは!?とツッコミたくなる)
 ただし、もう一つの粉末の方は、結局何なのかも、使い方も分からなかった。見た目は山椒のようなんだが…???
 ご存知の方、教えてください〜!!

 しかし……。食べても食べても追加される肉…。我らそんなに大食いに見えたんでしょうか……。(笑)