Last modified: Sat May 07 23:20:11 JST 2010
Linux でタッチタイピングの練習が出来るソフトウェアを探してみました。
いろいろな所で「typist がいいよ」と書かれているのですがぜんぜん見つかりませんでしたがなんとか発見。
現在 Typist は GNU Typist(gtypist) として開発されていますが、このページで扱う Typist は D. Jason Penney さんが C 言語で curses を使うように書きなおしたものを 荻原剛志さんが日本語化したものです。
つまり GNU Typist になる前の Typist の日本語化バージョンです。(なのでGPLではありません)
ここら辺の歴史はHistory of GNU Typist や doc/README.J あたりが参考になるかと。
ちなみに MS-DOS や Windows で動く MS-DOS 版が vector にあります。
で、これがやっと見つけた日本語版のソースコードです。
Linux 以外の多くの UNIX マシンで動作します。
20090507 今気づいたのですが、なんと新バージョン3.0がリリースされていました。
Typist on Terminal Version 3.0 (Sept. 2007)
ということでこのページは役割を終えたと言ってもいいでしょう。
あとunpushさんがJavaScript版のtypistを公開されています。体験するのには一番ですね。
パッチを置いておきます。
これを使えば make 一発かつ警告メッセージが消えるはず。(パッチを当てた場合変更内容が doc/README.fix に追加されます。)
デフォルトでは /usr/local 以下にインストールされます。
インストール先を変更したい場合は Makefile と typist.h の /usr/local を指定している部分を編集してください。
$ tar zxvf typist2.0.src.tar.gz
$ cd typist2.0
$ zcat typist20fix2.diff.gz | patch -p1
$ cd src
$ make
$ su
# make install
関数の暗黙宣言の警告が出るのでパッチを更新しました。
コンソールの地味な画面ですが、メッセージが丁寧なのでめげにくいです。
$ typist
Plamo Linux の部屋 で Plamo Linux 4.x 用のパッケージが公開されています。
最近は文字コードの標準がUTF-8になってきましたが、少し前まUNIX系OSの標準文字コードはEUC-JPでした。
typistも例外ではなくEUC-JPで作られているので、端末エミュレータがUTF-8の設定だと文字化けしてしまいます。
typistを使う場合は一時的に端末エミュレータの文字コードをEUC-JPにしましょう。