自由連句百韻「熱いコーヒー」の巻 | キョン太の連句道場最初の自由 連句百韻です。 自由連句は575の長句と77の 4ヶ月の間にはいろいろなことがあ 脇句から23句目までは、この3月 学生達の句が23句目までで終わ 24句目から29句目あたりまで、 新たに参加してくれた連衆達は、 この巻が満尾した時点で、ほかに |
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2001年1月12日首 | ||||
2001年5月14日尾 | ||||
初表 | 発句 | 冷えますね熱いコーヒーいかがです | 兼坊 | |
脇句 | 何杯飲んでもねむけにゃ勝てず | 甘蕉 | ||
第三 | 寝たいのに部屋が寒くて眠れない | うさぎ | ||
四句目 | 羊数えて数間違えた | ヘル | ||
05 | ヘビ年の僕のセーター鹿だらけ | おばけ | ||
06 | うさぎの君よ嫌わないでね | 兼坊 | ||
07 | いつの日かアポロに乗って会いに行くよ | 甘蕉 | ||
08 | だけどやめるよ13号は | 瀧 | ||
初裏 | 09 | 我渡る 津軽海峡 はつかりで | ブタ | |
10 | 渡ってきたよ不幸のメール | ヘル | ||
11 | パソコンもちょっと上手になりまして | 兼坊 | ||
12 | テクがないのはおばけ君だけ | うさぎ | ||
13 | 空気抜きテクテク歩くさんぽ道 | 猿穂 | ||
14 | お腹がへったと騒ぐ人たち | 桔梗 | ||
15 | 友たちと山越えやっと大騒ぎ | ヘル | ||
16 | これで見えたよ卒業の日 | 瀧 | ||
17 | 字足らずが単位足らずにならぬよに | 兼坊 | ||
18 | 三度数えてやっと安心 | おから | ||
19 | 三度見た昨日のあいのり超感動 | うさぎ | ||
20 | 仲間たちにはいつも泣かされ | ヘル | ||
21 | 最後には泣くより笑って手を振ろう | 甘蕉 | ||
22 | たれ目かわいい横町の犬 | 兼坊 | ||
二表 | 23 | 一度でもしっぽを振ればおともだち | 甘蕉 | |
24 | 人はどこかで繋がっている | 清志 | ||
25 | 電線の向こうに誰かいるはずさ | キョン太 | ||
26 | さぁ飛び立とう春の青空 | 優得軒 | ||
27 | ナナカマドついばみに来た鳥の群 | 兼坊 | ||
28 | たった四日で食べ尽くし行く | 紋玖庵 | ||
29 | 苗を植え田植え草取り米作り | キョン太 | ||
30 | ウォームアップのカエルげこげこ | ふぅ | ||
31 | 狂言のわわしい女ふと思い | なず菜 | ||
32 | 頑張らなきゃとバーゲンセール | 兼坊 | ||
33 | 衣替え樟脳の香の新しく | 亜月庵 | ||
34 | 三十路遥かに虫もつかずに | 玉 | ||
35 | 蟻地獄育てたあとは飛んで消え | なず菜 | ||
36 | 面影求め夜の街ゆく | 亜月庵 | ||
二裏 | 37 | 振り向けば違う人だと恥ずかしく | 照英 | |
38 | 出会いのチャンスいつも失い | 兼坊 | ||
39 | 寂しさは我が足音にせまる闇 | 亜月庵 | ||
40 | 定年までの残り少なく | 兼坊 | ||
41 | 世界地図広げて紡ぐ旅の夢 | 玉 | ||
42 | タイタニックも今はロマンス | 亜月庵 | ||
43 | えひめ丸沈没までの時わずか | 兼坊 | ||
44 | いにしへごとの意趣返しやも | 優得軒 | ||
45 | お遍路の鈴の音春を連れてくる | 玉 | ||
46 | れんげ たんぽぽ 菜の花の野に | 優得軒 | ||
47 | さわさわと青麦畑風渡る | なず菜 | ||
48 | 野球少年走る放課後 | 玉 | ||
49 | 辛くてもプロを目指して練習を | 照英 | ||
50 | スターの道も初めの一歩 | ふぅ | ||
三表 | 51 | ついてこい!オレが天下の段平だ! | 亜月庵 | |
52 | 誰もつかない森さんのしっぽ | なず菜 | ||
53 | 引率の先生年で膝痛い | 兼坊 | ||
54 | 杖などいかが参道の店 | 玉 | ||
55 | 芸人は南船北馬の旅暮らし | 優得軒 | ||
56 | 与三ァも震える楽屋の底冷え | 亜月庵 | ||
57 | 此の辺り盆地の底の川伝い | Beehive | ||
58 | 平家落人伝説の村 | 兼坊 | ||
59 | 猟奇的殺人事件の匂いして | 亜月庵 | ||
60 | 金田一さん黄門になる | 玉 | ||
61 | 売れ筋の国語辞典で財をなし | 兼坊 | ||
62 | 住民票を「飛鳥」に移す | 玉 | ||
63 | 近代の大英帝国夢の跡 | 亜月庵 | ||
64 | アジアアフリカ開発途上 | 兼坊 | ||
三裏 | 65 | 宇宙から見るたび砂漠広がって | 亜月庵 | |
66 | はかなく消えたミールちふ駅 | 玉 | ||
67 | メーテルと999の時も過ぎ | 亜月庵 | ||
68 | 親指族は何語るらん | 玉 | ||
69 | 高校の教科書親が買いに行き | 兼坊 | ||
70 | バリアフリーは夢のまた夢 | 亜月庵 | ||
71 | なげけども弱いものには厳しくて | ふぅ | ||
72 | 高校球児の春は始まる | 亜月庵 | ||
73 | 冬の間に積もりし雪もどこへやら | 兼坊 | ||
74 | 裏の畑に土筆顔出す | 優得軒 | ||
75 | 軒裏の古巣に燕目もくれず | 玉 | ||
76 | 2×4の家続々と | 兼坊 | ||
77 | 西日射す郊外線の無人駅 | 亜月庵 | ||
78 | 未来の姿どうなるだろう | 優得軒 | ||
名残表 | 79 | 母は外いつでも父といる娘 | 兼坊 | |
80 | 花咲きそむる春のしののめ | 優得軒 | ||
81 | タラノメの折り取られたる心なく | 兼坊 | ||
82 | 野守の監視かいくぐりつつ | 優得軒 | ||
83 | 空の雲あまた映して水鏡 | 玉 | ||
84 | DOSからWindowsへと昇格 | 兼坊 | ||
85 | 講習会受けてようやく合点いき | 優得軒 | ||
86 | 俺が交通違反したわけ | 兼坊 | ||
87 | 道路脇彼女が誰かとツーショット | 亜月庵 | ||
88 | 思い出すたび夜も寝られず | 優得軒 | ||
89 | 地獄絵の火炎血の池閻羅王 | 兼坊 | ||
90 | 我が娘苦しむさまに陶酔 | 亜月庵 | ||
91 | 風邪引いてやつれた顔がまたいいね | 兼坊 | ||
92 | 化粧忘れてすっぴんなだけ | 亜月庵 | ||
名残裏 | 93 | 連休が明けて見知らぬ人と会う | 兼坊 | |
94 | あなたの会社倒産ですよ | 兼坊 | ||
95 | 建築の目途も立たない設計図 | 亜月庵 | ||
96 | 嫁と姑の意見分かれて | 玉 | ||
97 | 太古より変わらぬドラマ長閑なり | 兼坊 | ||
98 | 花と競って開く折り詰 | 亜月庵 | ||
99 | 青き踏むふるさとの野は風の宿 | 玉 | ||
挙句 | 少年の日の初めての虹 | 多夢 | ||
於キョン太の連句道場 |