| 私の手元に残っていた分まで再掲します。60句目以降を付けた人がいた場合、残念ながら消されてしまった ので再現出来ません。ともかくここから再開しましょう。
自由連句百韻「雛祭り」の巻 2018年3月3日首
001>豪雪に外出禁止雛祭り 兼坊 002> あられつまんでぐびり白酒 素人 003>忙しい就活生をよそに見て 紫雲 004> ベテラン教師定年となる 兼坊 005>周辺が放っておかぬすぐ次が 素人 006> 地味がすなはちコーチの仕事 飄々 007>種まいて実がなるまでの辛抱だ 兼坊 008> 肥料やったり草取りしたり 素人 初ウ 009>気を遣う都会暮らしに疲れ果て 兼坊 010> 癒しのために熱帯魚飼ふ 飄々 011>水槽に泡ぶくぶくと給気音 素人 012> 寝付きが悪い老いの夜な夜な 兼坊 013>すぐ治る昼間眠るのやめなさい 飄々 014> 投薬止めて運動療法 素人 015>ジム通い女性コーチがいるらしく 兼坊 016> 競争社会が大好きなんだ 飄々 017>お気ばりや落ちこぼれると惨めやで 素人 018> 涙に滲む有明の月 紫雲 019>後朝の別れの辛さ袖絞る 飄々 020> 今治産のタオルはないか 兼坊 021>欲しいけどとても高くて買えません 素人 022> 都知事になれば道は開ける 飄々 二オ 023>ただ一人以外の人に道なきか 兼坊 024> オンリーユーの唄口ずさみ 素人 025>歌手になる夢は持ちつつアルバイト 兼坊 026> 二年先の五輪目指して 飄々 027>民泊を受け入れるかで紛糾す 素人 028> 行方も知らぬ夜半の旅人 紫雲 029>現れてまた雲隠れおぼろ月 兼坊 030> 房総覆ふ菜の花畑 素人 031>あれもこれも嘘でありたい四月バカ 飄々 032> 退職するが職場変わらず 兼坊 033>辞任すも大きな顔で省内に 素人 034> 肩で風切る相模大凧 飄々 035>半袖のTシャツなれど汗にじみ 兼坊 036> クールビズにはまだ早いかも 素人 二ウ 037>雨上がり虹かかる空の爽やかさ 紫雲 038> 止む気配無きひぐらしの声 飄々 039>つれづれの硯に向かひたくなりぬ 兼坊 040> 辞表したためそして署名を 素人 041>今度こそ本音で語れ佐川君 兼坊 042> 官僚の意地ここで見せなきゃ 素人 043>生臭さ残して果てる春の夢 飄々 044> 弁当大量廃棄しないで 兼坊 045>処分費の見積もりちょっと高すぎる 素人 046> 新居に向けて引っ越しの朝 紫雲 047>お天気は快晴にして風弱し 飄々 048> 枝も鳴らさぬ威光誰のか 兼坊 049>習近平・プーチン・トランプ着々と 素人 050> 失脚すれば罪人となる 兼坊 三オ 051>捨てる神あれば拾うてくれる神 飄々 052> 御裳濯川に禊ぐ乙女子 紫雲 053>目がかゆい鼻水くしゃみ花粉症 素人 054> 医者儲かるが忙し過ぎる 兼坊 055>レセプトの書き換えなんて止めなくちゃ 素人 056> こすれば消えるフリクションペン 兼坊 057>今の世は指で叩いてキーボード 飄々 058> 暮らしやすいか問われてイエス 素人 059>留め置かる籠池さんに接見す 素人 060> 鳥になりたい翼ください 兼坊
於キョン太の連句道場
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