アマノン国往還記昭和61年8月新潮社


Subject:『アマノン』
From:kyariinn (女性/jp)
Date:2000/08/12 19:52
No:1185
Ref:1184
 『アマノン』

 実はまだ40ページしかすすんでいません。

 猫玉さんが戻る頃までに読めるかどうか、ちょっとあやういです。(笑)

 わたしは巻末に付録としてついている「アマノン語辞典」がお気に入りで
 それを見てるだけで結構愉しめます。

 金曜日、イタ飯やさんのメニューに「プンタ」を発見!
 お店の人に(アマノン語だと「ボイ」ですね)聞いたら
 それは…プリンでした。


Subject:「アマノン語辞典」 From:yasuhiro_funakoshi (男性/神戸) Date:2000/08/13 00:03 No:1186 Ref:1185 「アマノン語辞典」 私もこれは 面白がって読んでいたのですが あまりとっぴようしもない言い方はなく なれれば、その文法?はおおよそ理解できるみたい。 そういう意味では、現代用語の基礎知識なんかに次々現れる 奇怪な現代流行語のほうが、常軌を逸していますね(笑) 「Q」や「シュンポシオン」に引き続き 私が一番後から追いかけて読んでいく羽目になりそうなので 少々、あせっていますが(まだ手元にない) まあなんとかなるか。 正直あせってるのは中身のほうで 性の宣教師P(Pは金井美恵子の初期作品では、アイの絶対の恋人?だったような気がするのだが、 違ってたらごめん)のこの物語。 ある意味ではすこしばかり、過激じゃありません? 斜め読みした印象では、 少々、語るに、てれる部分があったような気が…
Subject:おはようございます From:kyariinn (女性/jp) Date:2000/08/13 07:09 No:1187 Ref:1186 おはようございます 朝からなんですが… Pはpenis の意味もあるらしいですよ。 あははは、書いちゃいました。
Subject:彼女は素裸ではない、闇を纏っている。 From:yasuhiro_funakoshi (男性/神戸) Date:2000/08/13 10:25 No:1188 Ref:1187 彼女は素裸ではない、闇を纏っている。 あははは、朝から書かれちゃいましたね。 きゃりさんもこれだから 猫玉さんが帰って気たらと思うと 先が思いやられます(汗) 前のときに、ウィンダーリッヒの装丁畫の話をしましたが 実は、この「EVEU」には写真家の彼女の奥さんの 写真もあるのですね というより、その構図を元にして、ウィンダーリッヒが描いたみたい。 で、写真のほうがもっとエロチック。 表紙でよくご存知だと思うのですが 女性の裸体の陰毛に寄り添うような 木の葉、一枚。 その葉脈まで艶めかしい写真のほうが、断然すばらしいのです。 一枚の葉っぱであるにしろ、ネックレスひとつでさえ 裸体は、より輝かしく、謎めいてくるのは なぜだろうとか考えています。 ふふ、朝から何、書いてんでしょうね。
Subject:本日は、 From:yasuhiro_funakoshi (男性/神戸) Date:2000/08/20 23:25 No:1239 Ref:1238 『アマノン国往還記』図書館より返却されてきましたので、という連絡があり、やっと手にすることが できました。 夕刻より読み始めましたが、まだほんとうに最初のところ。 Pのカガノンによる取り調べのところを読んでいて、『Q』のFが登場してくるところをふと 思い出しました(笑) Fのときほど、戯画化されてはいないのですが、それでも 老婆に近い萎縮した顔から窺われる感情も、堅くしぼられたまま乾燥してしまった雑巾に似ており、 その雑巾から発すると思われるような体臭が漂ってきて、Pを辟易させるあたりは、これは F・カガノンではないか(笑)と、笑ってしまったのですが あいかわらず、こういった描写になると、倉橋の筆が冴える?!
Subject:図書貸し出しカード From:NEKODAMA Date:2000/08/21 00:27 No:1240 Ref:1239 Fさん、ようやく『アマノン国』にたどり着いた模様、よかったよかった。書庫深く蔵されていた本 を、一体どなたが借り出していたんでしょうね。 昔は図書館では「貸し出しカード」ってのがあったでしょう。だから自分より前にその本を借り出し てる人の名前がわかりましたけど、今は個人情報の漏洩に当たるんでしょうね、どこの図書館もそん なシステムはとってない。 宮崎駿のアニメ『耳をすませば』のなかに、本好きな中学生の女の子が出てきて、しょちゅう図書館 に通っては本を借り出しているんですが、彼女の借りる本の貸し出しカードにはかならずある少年の 名前が書かれている。そのことから二人の出会いが始まる…ってなエピソードがありました。そんな ロマンティックなことも、今はもうないわけか。 カガノンの体臭。 昔、中国では刑罰としての去勢を「腐刑」なんて呼びましたね。この刑を受けた宦官は、そう呼びた くなるような臭気がしたから…というようなことをどこかで読んだ記憶があります。
Subject:押入れなどから、ざくざくと From:NorthFligh (男性/My melancholy baby) Date:2000/08/21 02:07 No:1241 Ref:1 昨日に引き続き、押入れと書棚の整理でくたくた。 「あの本、無くしてしまったのかなー」と思っていたのが、 本日、ざくざく出てまいりました。筒井康隆なんか50冊くらいありました。 主に、SF、ミステリを押入から出して、「前線」に配置したわけですけど このトピでも話題になった金井美恵子やら大岡信やらも出てきました。 しまった、田村隆一。1946−78の詩集はあったのに、 一昨日、現代詩文庫を3冊も買ってしまったばかり。 そうそう、倉橋由美子の単行本も1冊見つけました。 いつか、挑戦しましょう。書名は秘密。 【腐刑】  宮刑が「腐刑」とも呼ばれたのは、@傷口から腐臭を発散させるから、 という説と、A腐った木は実を付けない、の意味からという2説があるようですね。  いずれにせよ、肉体的苦痛ばかりでなく、精神的苦痛は大きく、司馬遷も何度も自 殺を考えたとされています。(王永寛「酷刑」)
Subject:きょうもたぶん From:kyariinn (女性/jp) Date:2000/08/21 06:33 No:1243 Ref:1242 帰ってきたらすぐに寝ちゃうと思うので、朝入れときます。 「アマノン」は2/3くらい読み終えたところかな。 ヒメコだけが特別扱いされて、Pのことを『パパ』と呼んでいる。 TV放送が始まるあたりは、きゃ〜 て感じですね。(笑) この本の発売当時はどんな感覚で読んでたんだろう…とか、ふと、思っちゃいました。 では、お仕事にいってまいります。
Subject:宦官 From:NEKODAMA Date:2000/08/21 21:54 No:1244 Ref:1241 >そうそう、倉橋由美子の単行本も1冊見つけました。 >いつか、挑戦しましょう。書名は秘密。 ほほう、楽しみ(笑)。書名当てクイズでもやりたいな。 「司馬遷は生き恥さらした男である。士人として普通なら生きながらえる筈のない場合に、 この男は生き残った。口惜しい、残念至極、情けなや、進退谷まった、と知りながら、おめおめと 生きていた。」 ご存知武田泰淳の『司馬遷 史記の世界』の冒頭。 この「名調子」に辟易したのが我らが倉橋さん。 これはくら〜い眼をした「文士」の若者の文章で、こういう調子の毒気にあてられたおかげで 『史記』そのものを読むのもオックウになった、として、泰淳とはまさに対極にある学者の文章と して貝塚茂樹の文の一節を上げています。 このなかで貝塚氏は、死罪に該当する罪を犯したものには、銅五十万銭を国庫に納めれば死罪は 免れたのだが、漢代には宮刑をもって死罪に替えることが出来るという制度もあり、司馬遷は死刑を 免れるために去勢手術を受けたのである、ということを説明し、また、宮刑の苦痛は生殖能力を失う ことがその最大のものではなく、肉体が不具になることは先祖に対する悪である、という宗教的罪悪 感こそが司馬遷を苦しめたのだということを、具体的で穏やかな「漢方薬」のごとき効力の文章で 述べておられるとか。 ベルトルッチの映画『ラスト・エンペラー』のなかにも、清朝の最後に、おびただしい数の宦官たち が宮中を追われる1シーンが出てきました。皆それぞれに、ちいさな壷をかかえていましたが、その 中に自分たちの身体の一部が入っているんだそうで、最後にお墓に入るときには必ずそれも一緒に埋 めてもらうということでした。あの世でご先祖に会うときは、完全な身体で会えるように、というこ となんでしょうね。 そういえば、以前中公新書から出ている『宦官』という本のなかに、その最後の「宦官」の写真があ りました。
Subject:当代の男として From:NorthFligh (男性/My melancholy baby) Date:2000/08/22 00:27 No:1245 Ref:1244 個人的に去勢されたことを想像して、やはり最初に思い浮かぶのは〈恥辱〉という観念です。 恥辱というからには、他人の目を意識したもので、これが、たとえば二度と他人に会うことのない ような、長期の片道宇宙探検で冷凍から醒めてみたら、もげていた、という事故なら、それほど精神 的なショックはないように想像します。地球のコントロール・センターには報告しません(笑)。 なんでしたっけ、あのマフィア映画。ペンチで潰すシーンが出てきますよね。その時、「こいつ、 ソプラノでさえずらさせてやるぜ」みたいなセリフがあったような。 加害者側も「辱ずかしめること」を狙いとしていたことが、よくわかるような気がしました。 昔の男友だちでハサミを異常に怖がる奴もいました。去勢コンプレックスちゅうもんでしょうかね。 その点、猫はお気楽ですね。抜かれたことも意識せずに、いたずらのし放題。
Subject:カストラート From:NEKODAMA Date:2000/08/22 07:00 No:1246 Ref:1245 >「こいつ、ソプラノでさえずらさせてやるぜ」みたいなセリフがあったような。 マフィア映画のほうはわかんないけど、イタリア映画の『カストラート』を思い出しました。 3オクターブ半のボーイ・ソプラノを維持するために去勢された少年のお話。 なにか、このあたりはFさんあたりから1コメント会ってもよさそうに思うのですが(笑)。 それと、単純な疑問なんですが、去勢されると女性に対する欲望などはどうなるんでしょうか。 器官は無くなっても、当初は欲望は意識されて、そのうち徐々に失われていくのでしょうか。 宦官でも女性と結婚していた者もいた、という逸話も読んだことがありますが。 朝からどーゆー話じゃ(汗)。 仕事行ってきます(あたふた)。
Subject:「陽はまた昇る」 From:NorthFligh (男性/My melancholy baby) Date:2000/08/22 15:21 No:1247 Ref:1246 NEKODAMAさん >去勢されると女性に対する欲望などはどうなるんでしょうか。   知らない人がROMしたら、僕こそ、その体現者だと誤解しそうなご質問。   ヘミングウェイの長編第一作目の主人公ジェイクは戦傷によって、そういうハンデを負わされた 男として描かれていますよね(恥ずかしいことに、高校時代、この作品を読んだ時には、そのこと さえ気が付きませんでした)。   愛する女性ブレットは、情熱のまま、こっちの男から、あっちの男へという生き方。普段は親友の ように、ブレットの男遍歴の節目、節目では保護者のように振る舞わざるを得ないジェイクやるせ なさ。そんな話でしたよね。   柴田練三郎の時代物だったと思いますが、去勢された男がかえって、女性たちに異常な執念を燃や し、暴虐のかぎりを尽くすといった内容のものがあったはずです。去勢=恥辱というメンタリティ のなかではありそうな話ですね。中国歴史物や千一夜物語でも宦官が宮廷の女性に悪さをする話は、 数あるのではないでしょうか。
Subject:秋鶯囀 From:yasuhiro_funakoshi (男性/神戸) Date:2000/08/22 20:00 No:1248 Ref:1246 >3オクターブ半のボーイ・ソプラノを維持するために去勢された少年のお話。 なにか、このあたりはFさんあたりから1コメント会ってもよさそうに思うのですが せっつかされてますね(笑) 塚本邦雄のタイトル名の短編に 「あら坊やばかりぢやないことよ。高宮さん御覧になつてるでせう。聖歌隊は中年以上の、お爺様も まじへて一グループ、青年を中心の一グループ、それに十台以下の少年が一グループと三段階で構成 されるの。理想的な男聲合唱(オルフエオン)、それも全部ソプラノよ。~父さまもそうだけど、永久の ボーイ・ソプラノ、汚れのない~のみつかひの聲、ほほほほほ」 アベラール教会という思わせぶりな、名の教会から流れてくる賛美歌の何番というのか、薄荷の匂いを 含んだような清らかなボーイ・ソプラノにこころ惹かれて立ちすくんでいた母と子の二人ずれにさし出 された、誘惑の聲。    血潮したたる主のみかしら    棘に刺されし主のみかしら    悩みと恥にやつれし主を    われは畏み君と仰ぐ オルガンの伴奏に乗って、唱和する山彦という名の少年の透きとほるばかり綺麗なボーイ・ソプラノ。 わが子ながら天晴れな爪の隠しやうと浮かれている母。 山彦君を是非教会へ引き取らせて欲しいという神父の艶めいた甘い聲。見据ゑた目に青い焔がもえて ゐて、支えてくれた腕はアスパラガスのように華奢だった。 からうじて、家のものに相談してからと云い終へての帰り道、弟に出つくわして、打ち明けてみたところ、 どうも少々胡散臭いところもあるその話。すこし調べてみるからと云つて10日目。 「ロンドンデリー・エアー」次に「ラ・マラゲーニャ」が少女の嗚咽のように尾を引いて闇に消える教会 裏に案内されて、驚くべき甘い黒ミサ、否蒼ミサを見届けてしまう。 「聖歌隊の坊やは十人のうち九人は孤児院からスカウトしてくるらしい。あとの一人は、民間の逸品を 言葉巧みに誘ひこむんだ。それからがスリラーでね、坊や達が十歳くらいになると聲變りしない様に 去勢(カストラチオン)するつて段取りさ。一生ボーイ・ソプラノだね。澤山造つた鶯は処処方方に 送つて、いや売り飛ばして儲けるんだつて。山彦なんかきつとゆくすゑはハンブルグか コンスタンティノープルで肥ったドイツ人かアメリカ人の愛玩物になつてゐたらうさ。 さうさう手術は年一回除酵祭の夜やるんださうな。」 いささか、塚本らしい味付けが利きすぎて、嫌味ではありますが、思春期を前に去勢された少年なんて、 性的には、ホモセクシャルな相方でしかないのでしょうし、こういった場合は、性的にも飼育されて しまうようで、考え方が非常に怖いですね。 問題は、普通の男性の場合ですが >去勢されると女性に対する欲望などはどうなるんでしょうか。 私も経験者じゃないからよく解らんが(笑) 夢野久作に、脚を切断した男が、しもやけになった足が痒くて仕方がなく思わずかきにいってしまう 幻想を見る件があったように思いますが、 ヒントは「ポポイ」にでもありませんでしたか?猫玉さん。 「ポポイ」はなんといっても、カストラシオンどころではありませんからねえ(爆)
Subject:ようやく、読み終えました。 From:kyariinn (女性/jp) Date:2000/08/22 22:37 No:1249 Ref:1248 去勢話にもりあがってますねー。(笑) 「アマノン」はやっぱり読む人が男性か女性かによってずいぶん印象が変わるもんなんでしょうかね? まともな女がでてこない分、馬鹿にされてるような気がして…。 (エイオスの登場でやっとそれらしき人物?と思いきやすぐに意識不明になっちゃうし) 途中、女の性質っぽい分析があって、そんなもんかねー って思ったんですが、なんて書いてあった かな? それで鎖国ね。と思えたような…、外交と防衛ができないって話だったかな。 目の前のことしか見えないとか。 最後まで読み終えて  「ふ〜ん、こんな話だったんだ。」と、あらてめてすっかり忘れてしまっていた自分を発見しました。 10年以上も前に読んだっきりだもんね。(笑) …ヒメコの行動はあんまりよくわからない。 そんなにまでしてPを自分だけのものにしておきたかったのか… 事件後、ヒメコが子供へ退行していったことからすると ちょっと、わかんないのよねー?
Subject:父性の追慕 From:NEKODAMA Date:2000/08/24 22:52 No:1255 Ref:1253 >なんじゃ〜、この解説は!? どんな解説なんじゃ〜?…って、きゃりさん、このごろわたしに似て、言葉遣いわるい(笑)。 さて、アマノンを読了。 なにから話しましょうか。倉橋さんはやっぱり根っこがマジメなのかしら、お遊びが徹底できない ところがあるみたい。この作品、異邦到着から脱出まで、という構成上の意味からは『Q』と対 みたいなところがありますね。それから多分『家畜人ヤプー』の女権国「イース」も意識に入ってる みたいですね。ヤプーのことばのお遊びみたいなのを彼女流にやってみたかったのかな。 すこしそれをやるには彼女の体力が足りなかった、というところではないでしょうか。 遊びには体力が要るもんね。 それと、不思議なのは、若書きの『Q』の感化院のほうが強烈なイメージで訴えてくるものがある のですね。アマノン国はいまひとつ風景も人間も、ピントがブレている感じがする。 フェミニズムの行き着く先は…なんて、まじめに論じていたら倉橋さんは笑うでしょうが、もし仮に そういう観点から読むにしても、男女の地位が逆転して女と宦官ばかりになってしまった国、という のはすこし発想が陳腐ではないでしょうか(笑)。まあ、作者にしてみれば、アマノン国が現在の、 おんなこどもの原理に支配されている日本のカリカチュア、ということになるのかもしれませんが、 かと言ってモノカミ国のような、男性原理で成り立っている国を作者は良しとしているわけでもない。 ただ、倉橋さんの場合は前から言ってるように、ファザコンが根絡みになってるところがあって、 父性原理的なものにたいそう弱い。強力な大人のオスが(入江氏みたいな?)率いていくような政治 体制を、成熟した価値として評価する傾向がありますね。後期の倉橋の作品の底には、いつでもこの 父性原理追慕の音楽が流れている… まあ、それはいいのですが、アマノン国のような国を思ってみるに、女は、出産の苦しみは出来れば 捨ててしまいたいことはあるでしょうが、男性との関りからくる楽しみのほうは(笑)多分捨てない と思うので、アマノン人のごとく無性化するというのは、わたしなどにはいささか想像の及ばない ところですね(爆)。
Subject:返却期限 From:yasuhiro_funakoshi (男性/神戸) Date:2000/09/02 00:14 No:1287 Ref:1285 >アマノンの返却期限が迫ってるんじゃないですか〜、Fさん? よくごぞんじ(笑) もともと、私は、遅筆なのですが くわえて、遅読になってしまいましたね(汗) まだ、宗教番組?「モノパラ」を読み終え、「秘境探訪」に入ったところですね。もうすこしかかりそう。 なんとなく、文体にきれがない感じで、速度が上がりません(泣) もうちょっと延長で、借りなおします。 ついでに、「暗い旅」も久しぶりに読んでみよう。 桂子さん以外でも、きゃりさんには、このところすっかり水をあけられてますね。 「腐敗」「ある遊戯」「解体」は僕も読みましたが、それらが収録されてる文庫は、中井英夫の解説 いいですよ。 きゃりさんだと、きっと、 >面白がっちゃいますねー。
Subject:空き地で休憩! From:yasuhiro_funakoshi (男性/神戸) Date:2000/09/05 21:40 No:1311 Ref:1306 きゃりさんが >ソファでうとうとしちゃってました。 ってころは、期限のある書類を車を走らせて、深夜、加古川まで運んでましたが、帰りは車のなかで 眠いこと、眠いこと ソファでうとうともできませんですから(笑) 空き地で休憩! 見上げた空だけは、星が綺麗でした。 「迷宮」は、倉橋さんが、どんな作品だか覚えてなくて、読むのを楽しみにしてたってやつでしたっけ(笑) その文庫の作品はどちらかいうと、拾遺集みたいなところがあって、マイナーなものを集めてあるの ですが、たとえば、腐敗とか、この迷宮にしたって、少しクキクキした印象なんですが、わりと詩的なと いっていい文体でしょう。「Q」の時のようなアクチュアルで重厚な印象はないし、イマジネーション の煌めきを感じるとまではもちろんいかないのですが、会話ひとつ取ってみたって、初期の倉橋は倉橋 ですよね。 どうも、読むのが遅い口実にしたくはないのですが、「アマノン」の場合は、そういった部分がなさ過ぎ て、僕のなかで違和感があるみたい。物語としてはいろいろ動いていくのですが、文体的な緊張感が ありませんねえ、今のところあまり。このまま最後までいっちゃうのかな?
Subject:おはよう From:yasuhiro_funakoshi (男性/神戸) Date:2000/09/09 08:06 No:1339 Ref:1338 ちょっぴり お湿りもあって 神戸の山の朝は、未明、 鈴虫の鳴声も聞こえ すっかり秋めいてきました。 アマノンもようやく読み終えたところです。 最後にはPのPも、少女ヒミコによって<バラ刑>のあったのでしょうか(笑) ノースさん! あれは、検索するとまず最初のほうに出てくるので、見てしまいますが(笑) ああいうのを、見せられるのが 軽く《薔薇刑》なのでしょうか(爆) あ〜あ、朝からの話題ですね(苦笑) 「アマノン」についても、話がまとまんないや
Subject:ぴーのぴー From:kyariinn (女性/jp) Date:2000/09/09 14:01 No:1340 Ref:1339 なんか「PのP」って表現がなんとも愉快で可笑しい。(笑) ノースさん、ネタばれの前に既に撃沈されてました。思惑どうり犠牲者のひとりです…。 あまりの疲労感のため、復活するのに今までかかっちゃいましたよー。 こうなってしまうと、「薔薇刑」が気になってしょうがない。 まともに解説できる人はいないのかしらねー?