●櫛田宮は昔から地域とともに歩んできました。
 
ここは地域の皆さまへの基礎情報のページです。

氏子地域について

 「氏子」といわれても「特別にそのような意識はない」という方も珍しくない時代になりました。
 「檀家である○○寺には先祖からのお墓があり、住職さんに供養の時には来てもらうけれど、地域の神社には何もしてもらっていないし、氏子と言われても迷惑だ」とうそぶく人もある時代です。

 しかし大多数の人々は「おくしださんのおかげで」とおっしゃり、少なくとも初詣など年に1回はお詣りして地域社会と家族・親族の安泰やますますの弥栄を祈られる姿があります。

 今に伝わる神埼荘 神埼とその周辺地域には「○○ヶ里」という地名が多く残っています。有名な「吉野ヶ里」をはじめ、「神埼ヶ里」「平ヶ里」「石井ヶ里」「小津ヶ里」「西小津ヶ里」「野目ヶ里」「大塚ヶ里」など。いずれも荘園時代の条里制のなごりだと言われています。その荘園の中央部に位置し、総鎮守として尊崇されてきたのが櫛田宮であり、荘園内外の地域を守護し、そこに居住する人々の幸福をもたらしてくださるのです。

 長崎街道 神埼宿 現在は櫛田宮の北側に国道34号線があり、多数の車両が通行していますが、そこが開通する以前は神社南側が東西に行き来する人達の重要な道路でした。江戸時代には長崎へ続く街道の重要な宿場町であり、参勤交代の人々も必ず宿泊する慣例でした。
 櫛田宮の門前町である神埼宿には市が立ち、町毎に決まった日に市を開いたことから今でも「五日町」「八日町」「四日町」「七日町」「二日町」「九日町」といった呼称が残っています。

 末社の数「189社」 櫛田宮の最も勢力の強かったであろう平安時代末期頃の記録には末社が189社とあります。末社とは各集落に祀られている神社などと思われますが、その数から考えても相当の広さの地域であることがわかります。現在でも神埼町内30余社の神社のご奉仕をしており、各地域との強いつながりを持ち続けています。

 氏子区域
全国どこでも区域割りがなされており、どこに住もうといずれかの神社より御守護いただく「氏子」となります。
 櫛田宮の氏子区域ならびに関係区域は 現代では次のように定められています。

神埼 一丁目、二丁目、三丁目、四丁目、駅通り、平ヶ里、駅ヶ里、出来町、本堀、野目ヶ里、曽根ヶ里、大門、永歌、神陽団地、永歌団地、小津ヶ里、西小津ヶ里、協和町、西溝、日出来、日出来団地、パインピア
西郷 本告牟田、鶴田、尾崎西分、井手迎田、 祇園原、土生、唐香原、平山、岩田、
大依天満宮関係 大依、田道、神納、広円、神埼ヶ里
田上神社関係 川寄、利田、野田、野寄、伏部、柏原、猪面、

年末の祭典奉仕神社

 ※ 各地区の都合・神職の都合によって毎年若干の変更があります。

四丁目西新町 天神社 11月5日
田道ヶ里 大依天満神社 11月20日頃の日曜
尾崎西分 冠者神社 11月23日
川寄 田上神社 11月23日
川寄 柳内若宮社 11月23日
利田 養母(ヤフサ)神社 11月23日
鶴田 天満神社 11月下旬の日曜
永歌  天満神社 12月第1日曜
唐香原 稲荷神社 12月第1日曜
平山 天満宮社 12月第1日曜
柏原 柏原神社 12月第1日曜
神埼ヶ里 神埼ヶ里天満神社 12月第1日曜
猪面 御上(オカミ)神社 12月第1日曜
猪面 河(カハ)神社 12月第1日曜
神納 海童社 12月第1日曜
野田 四面(シメン)神社 12月第1日曜
曽根ヶ里 天満神社 12月第2日曜
祇園原 八坂神社 12月第2日曜
井手迎田 厳島神社 12月第2日曜
地蔵町 大依天満神社 12月第2日曜
大門 若宮神社 12月第2日曜
本告牟田 若宮神社 12月第2日曜
本告牟田 天満神社 12月第2日曜
駅ヶ里 駅ヶ里神社 12月第2日曜
駅ヶ里 天満神社 12月第2日曜
西溝 貴船社 12月第2日曜
日出来 海童神社 12月第2日曜
小津ヶ里 天満神社 12月第2日曜
野目ヶ里 天神社 12月第2日曜
本堀上分 天満神社 12月第3日曜
本堀下分 天満神社 12月第3日曜
広円 広円天満神社 12月第3日曜
西小津ヶ里 天満神社 12月第3日曜
伏部 天満神社 12月第4日曜
岩田 天満神社 12月第4日曜
土生 天神社 12月25日
野寄 天満神社 12月25日
神社・境内の尊厳
 櫛田宮では常日頃より、『尊厳の護持』という心がけによって 運営上の決定がなされています。

 尊厳とは、辞書には『とうとくおごそかなこと』とあります。

 諸々の事情で心ならずも品格の感じられない事柄を承諾しなければならない事例もありますが、流されないよう常に考えております。

●清掃奉仕のお願い●
 以前は地域婦人会にお願いして清掃奉仕をお願いしておりましたが、婦人会が無くなったりご理解いただけないようになったりしたため、境内が徐々に雑草だらけになり大変困っておりました。そうしたところ近年では町の区長会よりご協力を戴いて、男女を問わず、各氏子地域ごとに年間1回の境内清掃奉仕をしていただけるようになりました。

 神社としましてはご奉仕戴くことに大変感謝しており、作業はいつでも結構なのですが、ある月ばかりに集中するより分散した方がよろしいのではと御意見をいただき、目安として以下のように提案させていただきました。

 令和4年度の依頼先
令和4年4月   小津ヶ里  西小津ヶ里 
5月   二丁目  四丁目
6月  一丁目  
7月  平ヶ里  総代会
8月  駅通り 
9月  三丁目
10月    野目ヶ里  曽根ヶ里
11月  本 堀 
12月   永 歌   総代会 
令和5年1月   大 門
2月  駅ヶ里
3月  協和町  出来町   犬の目 
※ 強制ではありません。

※ 雨天時等、都合が悪いときに延期するか中止するかは各地区にお任せしています。