●櫛田宮は古くから災難よけの神様として尊崇されてきました。
今でも年間を通して個人の厄祓いをはじめ、様々な御祈願を行っています。
■人生儀礼
 人の一生の間には様々な儀礼があります。その中でも人生の節目節目に、神様に奉告し その御加護を祈願するものを人生儀礼といいます。当神社で行っております人生儀礼について御案内いたします。

初宮詣日晴
 誕生より男児は30日目、女児は32日目に初めて櫛田宮に昇殿参拝して成長を祈願します。(日数は社寺や地方によって違います) 
 幼児に掛け着せる紋付の家紋は、着る人がその家の祖霊を背負っていること、祖神伝来の魂を受け継いだ幼児であることを意味しています。

初誕生祭
 日本では元々個人の誕生日を祝う習慣はありませんが、初誕生日だけは特別で、様々なお祝いをします。幼児にわらじを履かせ、つきたての餅を踏ませる餅踏み行事を行う家庭が一般的ですが、それに先立ち御神前で成長の感謝と奉告のお祭りをいたします。

七五三
男児は3才と5才、女児は3才と7才を祝います。本来数え年でするものですが、満年齢でする人も多くなりました。特に数えの2才はあまりに幼いと考えられて、あらためて満3才にお祝いされる御家庭も少なくありません。11月15日を中心とする頃に櫛田宮に昇殿参拝し、お守りと千歳飴などを戴きます。

令和6年11月の七五三
男児
 平成30年11月16日生まれ〜令和元年11月15日生まれ
 令和2年1月1日生まれ〜令和3年11月15日生まれ
 令和4年生まれ
女児
 平成28年11月16日生まれ〜平成29年11月15日生まれ
 平成30年生まれ
 令和2年11月16日生まれ〜令和3年11月15日生まれ
 令和4年生まれ

入学祭
 小学校入学の春には、御神前で奉告し、学業の上達と健康の祈願をします。
 ランドセルや文具を持参してお祓いする方も多くあります。

成人祭
 子供から大人に仲間入りすることを奉告し、社会にも公認してもらう儀礼です。周囲の方々が発起されて行われるようです。

厄祓
 一生のうちに特に忌み慎まなければならない年齢があり、それを厄年といいます。なかでも男性42才、女性の33才は大厄です。厄難を逃れるために厄祓の祈願をします。
 大厄年の前後の年も前厄・後厄といって3年間にわたり毎年祈願をし、その後に厄明
けを迎えるのが本来の姿ですが、当地方では後厄祓いと同時に厄明け御願成就のお詣りまで一緒にすます慣習がありました。現在は、どのようにされるかは御本人にお任せしています。
 男25才・61才、女19才・37才・61才の厄年は、繰り返し事故にあったり病気がちというような人でなければ、前厄後厄はせず、その年だけ厄祓をして、感謝のお詣りを次年にして済ます方がほとんどです。
 職場や地域でそろって祈願をする時は、厄入りの時に周囲の人たちが祈願や宴席の世話をし、厄明けの時には本人がお返しをされています。
 厄年には関係なく毎年必ず家内安全祈願をされる方も多数いらっしゃいます。


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神前結婚式
 
御神前にておごそかに結婚の奉告をいたします。2〜3ヶ月前頃までに御相談下さい。

年祝い
 
還暦61才(満59才)、古稀70才、喜寿77才、傘寿80才、米寿88才、卒寿90才、白寿99才、上寿100才などの年を祝い長寿感謝の奉告をいたします。


 
令和6年の年祝い

 還暦 昭和 39 年生まれ
 古稀 昭和 30 年生まれ
 喜寿 昭和 23 年生まれ
 傘寿 昭和 20 年生まれ
 半寿 昭和 19 年生まれ
 米寿 昭和 12 年生まれ
 卒寿 昭和 10 年生まれ
 白寿 大正 15 年生まれ〜昭和元年生まれ
 上寿 大正 14 年生まれ

神葬祭 神道形式での御葬儀をご自宅または葬儀会場にて行います。

 
■年中行事としての祭
新春家内安全祈願
 新年にあたり御一家の健康安全等を祈願します。
 仕事始めに職場の皆さまおそろいでの安全祈願もいたします。

お火たき神事(古守り札焼き)
 1月15日夜に境内広場にて斎行します。
 古いお守り札や縁起物などは12月15日頃より1ヶ月間昼間(暗くなる前まで)に受付いたします。

大祓神事
 7月15日夜、罪穢れを祓い除き無病息災延命を祈ります。

 
■その他 臨時の祭
○住宅の建築等に関する祭 

家ときの祓
 昔から長い間生活してきた家屋の解体に先立ち、謝恩の祭りをして、不慮の事故等が起きないように祈ります。

井戸水神上
 井戸を埋める場合は謝恩の祭りをし、井戸の神様の神上げをいたします。

井戸掘祓
 井戸を新たに掘る前に、祟り等がふりかかることなく、浄い水が多量に出るよう祈ります。

竈荒神上
 「おくどさん」「へっつぃさん」を解体する場合は荒神上の祭りをします。

伐木祓
 大木や柿の木などを切り倒す前には事情を奉告し伐木の祓いをして、御霊上をします。

地鎮祭(起工式)
 地鎮祭は、着工に当たり土地の守護神に無事完成を祈願する大切な祭です。地鎮祭の起源は古く持統天皇の御代(西暦690年)には既にこの祭の記録があり、古代より土木・建築等に伴う重要な祭として行われてきました。
 建設地の整備が済んで基礎工事に入る前に斎行します。準備していただくもの等もございますので、詳しくはお問い合わせ下さい。

※上棟祭
 佐賀県東部では神式による上棟祭の慣習はありません。しかし現代では他地域との交流もあり、特にご希望される方には上棟祭神事を略式にて行っています。

入居の清祓(竣工祭)
 建物が完成し、荷物を入れる前に行う神事です。新築した家屋を祓い清め、永く久しく安全堅固であることと、その家に住む人々の繁栄を祈願します。

車の清祓交通安全祈願

病気平癒祈願
 
櫛田宮には薬師如来が祀られていたことから病気平癒・手術無事の御祈願に多数詣られています。

進学就職合格祈願  学業上達祈願

安産祈願
 
妊娠5ヶ月目頃、暦のいぬの日を選んで祈願します。腹帯等をご持参いただき清祓もいたします。今でこそどこの神社でも安産祈願をなさいますが、昔から安産祈願が出来たのはこの地域では櫛田宮だけです。

良縁縁談成就祈願

○その他 心願成就祈願 屋祓 神棚設置の祓 神棚撤去の祓 改宗奉告祭

 
櫛田宮では玉串料(初穂料・祈願料)は定めておりません。おこころざしで戴いております。

なお、玉串料の目安を『作法と慣習』ページに載せております。