安勘さんの就職指南(小竹安勘:筆)
i-mode版〜4
LAST UPDATE 2001-08-20
PC版
目次



★ネット活用
 これから記しますことは、最低でも就職暦1年以上、または高度な技術・資格取得者向けの限定ですが記して参ります。

 求人情報には、新聞・求人雑誌(新卒向け・転職向けと普通それぞれ別)・ハローワーク・民間職業紹介所(正社員紹介・派遣紹介)が有りますが、最近では随分とインターネット上の求人情報も多く成ってきました。
 ただ、中でもインターネット上では高度の経験・資格・技術資格者を集めるものが多いですが、ご参考までに、私もずっと以前から利用しているのがリクルート社の転職サイトisize。私自身の経験では、仕事をおちつくつもりの期間まで登録したままで、2年間程のうち、主に営業経験を買われて6件程企業側からのアプローチ。
 他に最近友人に教わりました転職サイトの人材バンクネット http://www.jinzai-bank.com/
 こちらは幾つかの転職(正社員として)を紹介してくれる紹介所への入り口サイトです。
 先のリクルート社isizeと共に学歴・職歴・資格などを履歴書の様に入力し、企業や紹介会社が条件に当てはまった所で向こうからアプローチしてくるものです。

 また、派遣・アルバイトでは人材派遣会社のテンプスタッフとアデコキャリアスタッフなどでは派遣会社側からの紹介を待つのみならず、(あくまで派遣・アルバイトですが)自ら派遣会社のHPで条件を選択し有ったものをこちらから照会希望出来るというところが出てきました。
 ネット利用の場合、始めに条件を入れる為に履歴書もそのたび書く手間もなく、また双方が初期の段階でも合致した部分がある前提で交渉がスタートするので幾分スムースに行く様です。
 学生さんでも派遣などでは住んでいるのと別地域で探せるので移動せずに出来る点はお勧めでしょうか。
 ただ、転職サイトはそれなりに多額の紹介料を払ってまでの求人と有名企業で求人側の条件も高く、営業職はともかく他は相当高度な資格・経験でないと補助的に考えていた方が良さそうです。
*中にはMBA(経営学修士)取得有無が資格欄でも別格ながら最重視の転職紹介会社も)
*isizeとテンプスタッフ・アデコキャリアスタッフなどのURLは検索サイトで見て下さいませ。(2001/7/11)→top

★事務職スキルチェック
 では、事務職をする上で必要とされるスキルのチェックをしておきましょう。
 一つ目は、パソコンスキル。
 これは総務・人事・経理など問わずにどの職種でも事務職であれば出来ていなければというものが、エクセルとワードです。
 エクセルワードが出来ていれば特別困りませんが、デザイン会社やコンサルタント会社ではプレゼンテーション用(説明資料)にパワーポイント経験・マック経験があれば申し分無し。
 もう一段階上はシステム構築ソフトのアクセスが使えれば何も言うところ有りません(ファイルメーカーというところもシステムソフト経験希望の内1/5)。
 第二には、
 やはり簿記三級以上の経理知識。中小企業はともかく、終身雇用がまだ基本の日本企業では、ある程度の規模になるとまず、事務職といっても総務から人事へ経理へといった異動が普通はあります。そこで、殊に有る程度社歴を重ねてこられると会計・簿記知識が有る無しで将来の方向性が変わりますので、すぐとは言わずも簿記知識を身につけられることをお勧め(3級からでも十分知識有りとされますから仕事の合間でもゆっくりと)。

 高校生の新卒採用でも部署希望を言う機会があるときにPCスキルと簿記知識があれば希望が通り易くなると思います。
(2001/7/23)→top

★<専門学校進学について> new
 つい先日の進学状況調査によりますと、高校からより上位への進学率は上がっても大学進学率は僅かに落ちたそうです。
 学力的には大学進学すること自体は定員割れする私立大学が3割を超えるなどで大変に容易になったと言われていますから、4年間学費を払い続ける費用や期間的な不安感が低下を招いているのでしょう。
 しかし、資格の時代といわれてもおり、高校生の就職事情の厳しさから「専門学校には進学を」ということが増えているのでしょう。
 では、専門学校に進学するのに良いかどうかは別なのですが「取敢えず就職最優先」で選ぶならばどの系統が良いのか。
 専門分野の選択と就職に繋がり易いという意味で言えば、コンピュータの『プログラム系』『システム系』に進まれるのが将来的にクイッパグレはしにくいでしょうか
 以前記しました様な簿記2・3級は商業高校では既に取っている方もいますし、二年間有れば全く独学でもなんとか3級は取れるでしょうから、学校はプログラム・システムを学んでおき、同時に簿記知識を卒業までに身につけられるのがお勧めです。
 それは中途採用の場合でも未経験でも構わないとしてまで大量に採用する職種にシステムエンジニア(よくSEといわれています)が有る様に職探しには苦労しません。
 ただ、コンピューター系でもゲーム開発やデザインではデザイナー・ゲーム業界が結構、知り合いからの口利き的採用が多いという話ですから、就職するなら新卒時に圧倒的に片寄り、しかも出入りが激しい就業状態も多い様ですから余程好きなら初めに入る会社をじっくり見極めて生涯勤める覚悟が良いでしょうか。
(2001/8/18)→top

★<(新卒・中途採用問わず)経理関係のスキルのつけ方> new
 取敢えず、まずは最低限として求められるのがパソコンのソフト「エクセル」「ワード」を身につけること。そして、もう一つは簿記の知識です。
 ここまでは以前にも記しましたが、簿記ではことに資格試験を受けなければならない(受けられる時期が限定される)ので、知識があっても保有資格に入っていない人もいます。
 そこで、企業側も「簿記2級程度・3級程度の知識」という条件も有りますから、持っていなくても面接などで『現在まだ資格としては所有していませんが、簿記・経理知識を身につけようと励んでいます』程は自信もって言える様にされるのが1番。
 他には、給与計算や財務の為のソフトを使うことも有るでしょう。
 これらは一本買うと3〜数十万円しますから普通個人が練習にも買う機会は無いでしょうが、なんと今なら
 『日経IT21 9月号』
で『給与奉行』というソフトの体験版
が入っていたり、大型書店・パソコンショップ書籍の売り場でマニュアル本に体験版が入って3〜4千円程度で売っているのを先に試しておくのも良いでしょうか。
 私もつい『日経IT21 9月号』買ってしまいました(回し者では有りません・笑)。
(2001/8/18)→top

目次 社会 home