「救急車〜!」・・・・自動車事故巻き添え危機一髪
LAST UPDATE 2004-08-03

 数年前、近鉄奈良駅から最終電車に乗ろうと大通りの歩道を急いでいた時のことです。

 右側前方すぐの空き地から車が飛び出してきて、危うくはねられそうになりました。
 ところが同時に、向こうから車道を飛ばしてきた車があり、「危ない!」と思った瞬間、二台の車が激突。飛び出した方の車は宙を飛び、僕の左後すぐの所に仰向けに落下。またまた危うく押し潰されるところでした。

 逆さに落ちた車は屋根が潰れ、ガラスも割れ、オイルかガソリンが流れだしています。乗っていた人がどうなっているのかよく見えません。

 ともかく「救急車だ!」と、僕は大声で叫んでいました。ところが、深夜の大きな音に何事か?と出てきた人たちに動く気配がありません。何度か叫びましたが、動きがないので、奈良駅までダッシュし、駅の電話から警察に通報しました。あまりに慌てていたようで、電話口の警官が「まあ、落ち着いてください。あなたは事故をされた方ですか、見られた方ですか?」と聞きます。つい「見られた方です」などと答えた僕でしたが、急いで救急車を呼んでほしいこと、すぐ近くで目撃したことと、必要があれば連絡してもらえるよう勤務校と名前を名乗って、最終電車に飛び乗りました。

 翌日・翌々日の新聞には、奈良の交通事故死は0となっていたので、少なくとも24時間以内に人が亡くなることはなかったようです。あんなに潰れた車の下敷きで、よく助かったものです。僕も、あと数歩前を走っていたら、二台の車に続け様にはねられるところでした。
(Kubocchannさんへの掲示板レス・04/7/31)

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