三豊郡観音寺市では、ちょうさをかく時いろいろな唄が歌われる。しかし近年、唄の伝承がうまくいかず、掛声だけの非常に淡白な祭となっている。そうした背景からこのページではできるだけ多くの唄を書き残していきたいと考えている。多少、卑猥な表現の唄もあるが文化継承のため、御了承していただきたい。
















デカンショ デカンショで半年暮らす (ヨイヨイ) 後の半年寝て暮らす (ヨーイ ヨーイ デッカンショィ)

丹波ささ山 山家の猿が 花のお江戸で芝居する

酒は飲め飲め 茶釜で沸かせ 御神酒あがらぬ神はない

丹波ささ山 その山奥で ひとり米つく水車

ひとり米つく その水車 誰を待つやらくるくると

どおせやるなら でっかいことやろぜ 奈良の大仏 屁でとばせ

どおせやるなら ちっちゃいことやろぜ ノミの金玉ふみつぶせ

書生 書生と馬鹿にするな 家に帰れば若旦那

信州信濃の 新蕎麦よりも 私あなたのそばがよい

お茶の新芽と 二八の娘 人に揉まれて味が出る


咲いた桜に なぜ駒つなぐ 駒が勇めば 花が散る

俺とおまえは 羽織の仲よ 固く結んでとけやせぬ

俺とおまえは 卵の仲よ 俺が白身で君を抱く

重い体を この身にうけて ぬくにぬかれぬ腕まくら

うちの娘は牛よりごつい 村の若衆 皆乗せた

うちの姉ちゃん洗濯好きで 夢の中でも竿さがす

うちの妹は  自転車屋の娘  パンク直して また乗せる  

うちの息子は 狐か狸 夜の夜中に穴さがす

嫁にするなら うどん屋の娘 入れて温めて汁かける

ちょいっとやるなら 質屋の娘 入れたり出したり流したり

めかけにやるなら そば屋の娘 何度こねても 切れがよい

回る浮世に まわらぬお金 無理にまわせば 手がまわる

借りがあるとて 心配するな マラの根本に金がある

おそそするほど 仕事をすれば マラが立つほど蔵が建つ

明日の天気を あそこに問えば 私空見たことがない

おそその中にも お寺がござる 目のない坊主が出入りする

お寺の坊主が 博打で負けて いのか 走ろうか 寺売ろか

 汽車の窓から チンチン出して 車掌見てくれ 汽車ちんよ

そこで慌てて車掌がきたが余りのでかさに 釣りはない

汽車のドアから おそそを出して これがほんとの ワンマン電車

破れふんどしゃ 将棋の駒よ 角と思たら 金がでた

年増女と お寺の鐘は 突けばつくほど うなりだす

助平女と 雨降りみのは いつも毛の先ぬれている

ちんちの先に めしつぶつけて これが本当の松茸飯じゃ

おそその上に梅干のせて とうちゃん見てくれ 初日の出

高い山から 谷ぞこ見れば 姉と妹がさねくらべ

山のざくろは 何見てわれる 下の松茸見て割れる

下の松茸何見てのびる 上のざくろを見てのびる                      

おつにからんだ 垣根のへちま ぶらり下がったほどのよさ

富士の山より まさった苦労 もとは一夜の出来心

入れておくれよ かゆくてならぬ 私一人が かやの外

あなた痛いわ 血が出てきたわ 早く抜いてよ バラのとげ

可愛がられて撫でさすられて 忘れられたか 夏火鉢

お父ちゃんの頭に雑巾のせて これが本当の 親不孝

沖の大船 白波わける 私あなたの股わける

二階貸します お望みならば 下も貸しますごけじゃもの

ポリス ポリスと威張るなポリス ハジキなければただの人

デカンショ唄えば ポリスが怒る 怒るポリスの子が唄う

ポリス ポリスと威張るなポリス ポリス日本の恥さらし

なりた なりたや 風呂屋の石に おそそなめたり眺めたり

なりた なりたや 娘の下駄に おそそ眺めて 散歩する

誰が植えたか 女子校の庭に 生徒悩ます 長なすび

ちょいっと見たとき させそな様で ひろげてさせない 破れ傘

私ひろげて あなたがさして さしつさされつ 蛇の目傘

どうせやるなら 三途の川で 女並べて おちょこする

俺が死んだら 三途の川で 鬼を集めて相撲する

おそその中に 飯粒詰めて おかか見てくれ いなり寿司

おそその穴に 割り箸さして おかかみてくれ 帆掛け舟

子供教える 学校でさえも 初めに教える イロの文字

イロハ イロハと習ったけれど ハの字忘れて イロばかり                                     

色気づいたか 八月せみは 松の木あいてに腰をふる

ボボショ ボボショと夜鳴く鳥は 鳥の中でも助平鳥

朝から ボボすりゃ朝飯くえぬ かかもその気で飯炊かぬ 

丹波笹山 山国なれど 義理と人情の 花が咲く

私は 丹波の勝栗育ち 色は黒ても 味がよい

奈良の大仏 せんずりこけば 奈良の都は のりの海 

讃州 名物数々あれど 柞田の祭りが 讃岐一

どおせかくなら 黒渕太鼓 もとは百姓かごくどれか

どおせかくなら 黒渕太鼓 あとの太鼓はボロ太鼓


※参考(兵庫県篠山市)

酒は飲め飲め茶釜でわかせお神酒あがらぬ神はない

霧の海から丹波の富士がぼかし絵の様に浮び出る

灘のお酒はどなたが造るおらが自慢の丹波杜氏

雪はちらちら丹波の宿に猪がとびこむ牡丹鍋

デカンショデカンショで半年暮らすあとの半年ねて暮らす

丹波篠山鳳鳴の塾で文武きたえし美少年

寒さしのんで作りし酒で春は三三九度の式

私しゃ丹波のかち栗育ち中に甘味も渋もある

丹波篠山その山奥で一人米つく水車

一人米つくあの水車誰れを待つやらくるくると

向うのお山の紅葉が赤いあれが落ちたら雪になる

今年初めて我が子の踊りほめて下さい お月様

お国とわれて肩いからせて俺は丹波の篠山だ

ほりの櫻が咲いたよ咲いた城下一面花吹雪

踊りつかれて家路に向かうほほに夜霧の心地よさ

涼みしよとて出てきた娘またも音頭で汗をかく

ボート浮かべてお壕の花見流す浮名を恋でゆく

風が吹く吹く篠山城の松に武勇の声高く

踊り踊るなら浮かれて踊れあすの仕事はあすのこと

月が呼んだかよばれて来たか踊り仲間がちらほらと

あの娘可愛いや霧ふる夜はたもとぬらして逢いにくる

姉も妹もでかんしょゆかたどれが姉やら妹やら

デカンショデカンショで歌おて廻れ世界いづこの果てまでも



富士の白雪はのーえ  富士の白雪はのーえ  ええ  富士のさいさい 白雪は朝日にとーけーる

とーけて流れてのーえ  とーけて流れてのーえ  ええ  とーけてさいさい 流れーて三島にそっそーぐ

三島にそそげばのーえ 三島にそそげばのーえ ええ 三島さいさい 三島にゃー女郎衆が多い

三島女郎衆はのーえ  三島女郎衆はのーえ  ええ  女郎衆さいさい 女郎衆はお化粧が長い

お化粧長けりゃのーえ  お化粧長けりゃのーえ  ええ  お化粧さいさい 長けーりゃお客がこーまーる

お客困ればのーえ  お客困ればのーえ  ええ  お客さいさい こまれーば石の地蔵さん

石の地蔵さんはのーえ  石の地蔵さんはのーえ  ええ  石のさいさい 地蔵さんは頭が丸い

頭丸けりゃのーえ  頭丸けりゃのーえ  ええ  頭さいさい 丸けーりゃからすが止まる

かーらす止まればのーえ  かーらす止まればのーえ  ええ  かーらすさいさい とまれーば娘しまだ

娘島田はのーえ  娘しまだはのーえ  ええ  娘さいさい しまだーは情けでとーけーる

とーけて流れてのーえ・・・・・(繰り返し)




君は野中の いばらの花か(サーヨイヨイ) 暮れて帰れば やれほんに いき止める(マタハーリヌ チンタラ カヌシャマヨ)  

うれし恥ずかし 浮き名をたてて(サーヨイヨイ) 主は白百合 やれほんに ままならぬ(マタハーリヌ チンタラ カヌシャマヨ)

田草とるなら 十六夜月夜(サーヨイヨイ) ふたりで気兼ねも やれほんに 水入らず(マタハーリヌ チンタラ カヌシャマヨ)

染めてあげましょ 紺地の小袖(サーヨイヨイ) かけておくれよ 情けのたすき(マタハーリヌ チンタラ カヌシャマヨ)

黒渕よいとこ 一度はおいで(サーヨイヨイ) 春夏秋冬 緑の村よ(マタハーリヌ チンタラ カヌシャマヨ)



@(ひとつ寝たほいの よっさほいの ほいほい)一人娘とやる時にゃ 親の許しをえにゃならぬ

A(ふたつ寝たほいの よっさほいの ほいほい)二人娘とやる時にゃ 姉のほうからせにゃならぬ

B(三つ寝たほいの よっさほいの ほいほい)醜い女とやる時にゃ ハンカチ被せてせにゃならぬ

C(四つ寝たほいの よっさほいの ほいほい)よその二階でやる時にゃ 音をたてずにせにゃならぬ

D(いつつ寝たほいの よっさほいの ほいほい)いつもの女とやる時にゃ あの手この手でせにゃならぬ

E(六つ寝たほいの よっさほいの ほいほい)昔の女とやる時にゃ 思い出し出しせにゃならぬ

F(七つ寝たほいの よっさほいの ほいほい)質屋の娘とやる時にゃ 入れたり出したりせにゃならぬ

G(八つ寝たほいの よっさほいの ほいほい)八百屋の娘とやる時にゃ 大根片手にせにゃならぬ

H(九つ寝たほいの よっさほいの ほいほい)皇后陛下とやる時にゃ 直立不動でせにゃならぬ

I(十 寝たほいの よっさほいの ほいほい)とおといお方とやる時にゃ 羽織り袴でせにやならぬ

J(といち寝たほいの よっさほいの ほいほい)侍の娘とやる時にゃ 切腹覚悟でせにゃならぬ

K(十二 寝たほいの よっさほいの ほいほい)十二ひとえでやる時にゃ めくりめくってせにゃならぬ

L(十三 寝たほいの よっさほいの ほいほい)巡査の娘とやる時にゃ 手錠かくごでせにゃならぬ

M(十四 寝たほいの よっさほいの ほいほい)住職の娘とやる時にゃ  鐘をつくよにせにゃならぬ

N(十五 寝たほいの よっさほいの ほいほい)十五夜お月でやるときにゃ  団子片手にせにゃならぬ




お嬢さん 私お嫁にいきたいわ お前見たとこ十七・八で だけどあそこは 真っ黒けのけ それ 真っ黒けのけ

お嬢さん ビール会社の煙突は 長くて太くて大きいけれど 吐き出す煙は 真っ黒けのけ それ 真っ黒けのけ

お嬢さん ブランコ遊びは良いけれど 上がったり下がったりする時に ちょいと見えます 真っ黒けのけ それ 真っ黒けのけ

お嬢さん 橋のたもとで立ち小便 裾をめくったその時に ちょいと見えます 真っ黒けのけ それ 真っ黒けのけ





ああーあー 春はよーいーよおい ちょいと花見の席で(ヨイヨイ) 花をかきわけ花をかきわけ その中へ(ぐぐっと入れたらヨイヨイヨイ ぐぐっと入れたらヨイヨイヨイ お父ちゃんも お母ちゃんも OOO出して OOO出して)

ああーあー 
夏はよーいーよおい ちょいと海水浴で(ヨイヨイ) 波をかきわけ波をかきわけ その中へ(ぐぐっと入れたらヨイヨイヨイ ぐぐっと入れたらヨイヨイヨイ お父ちゃんも お母ちゃんも OOO出して OOO出して)

ああーあー 秋はよーいーよおい ちょいと松茸狩りで(ヨイヨイ) 芝をかきわけ芝をかきわけ その中へ(ぐぐっと入れたらヨイヨイヨイ ぐぐっと入れたらヨイヨイヨイ お父ちゃんも お母ちゃんも OOO出して OOO出して)

ああーあー 冬はよーいーよおい ちょいとコタツの中でで(ヨイヨイ) 布団かきわけ布団かきわけ その中へ(ぐぐっと入れたらヨイヨイヨイ ぐぐっと入れたらヨイヨイヨイ お父ちゃんも お母ちゃんも OOO出して OOO出して)





@一つとせーどっこいな 一つ人より よかちんちん よかよかよかよか よかちんちん

A二つとせーどっこいな ふればふるほど よかちんちん よかよかよかよか よかちんちん


B三つとせーどっこいな 見れば見るほど よかちんちん よかよかよかよか よかちんちん

C四つとせーどっこいな 四つよく立つ よかちんちん よかよかよかよか よかちんちん

D五つとせーどっこいな いけばいくほど よかちんちん よかよかよかよか よかちんちん

E六つとせーどっこいな むけばむくほど よかちんちん よかよかよかよか よかちんちん

F七つとせーどっこいな なめればなめるほど よかちんちん よかよかよかよか よかちんちん

G八つとせーどっこいな やればやるほど よかちんちん よかよかよかよか よかちんちん

H九つとせーどっこいな こけばこくほど よかちんちん よかよかよかよか よかちんちん

I十とせーどっこいな とうとういったよ よかちんちん よかよかよかよか よかちんちん

J十一とせーどっこいな いれればいれるほど よかちんちん よかよかよかよか よかちんちん

K十二とせーどっこいな 十人十色のよかちんち よかちんちん よかよかよかよか よかちんちん




夕べとうちゃんと寝た時に変な所に芋がある とうちゃんこの芋なんのいも? 坊やよく聞けこの芋は 坊やを作った種芋よ

夕べかあちゃんと寝たときに変な所に穴がある かあちゃんこの穴なんの穴? 坊やよく聞けこの穴は 坊やがくぐったトンネルよ

夕べ兄ちゃんと寝たときに変な所に竿がある 兄ちゃんこの竿なんの竿? 坊やよく聞けこの竿は 隣の姉ちゃん釣る竿よ

夕べ姉ちゃんと寝たときに変な所に膜がある 姉ちゃんこの膜なんの膜? 坊やよく聞けこの膜は 男がほしがる乙女膜

夕べじいちゃんと寝たときに変な所に釘がある じいちゃんこの釘なんの釘? 坊やよく聞けこの釘は 使い古しの古釘よ

夕べばあちゃんと寝たときに変な所にしわがある ばあちゃんこのしわ なんのしわ? 坊やよく聞けこのしわは 百戦錬磨の賜物よ




ヨーイセー  伊勢は津でもつ ヨイヨイ

津は伊勢でもつ ヨーイセー ヨーイセー

尾張ナー  名古屋は ヨーオイソーレハナ

城でもつ ソーリャ ソーリャ ヤートコーセーエエ

ヨーイヤナ ソレッ アレワイセー コレワイセーエエ

サーサ ヨーオイセー


伊勢は津でもつ 津は伊勢でもつ 尾張名古屋は 城でもつ

奈良の名所は 猿沢の池 朝日輝く 三笠山

出した出かけた 唐船よ 波に揺られて 磯づたい

吉田通れば 二階から招く しかも鹿の子の 振り袖で

咲いた花より 咲くつぼみより 咲いてしおれた 花が良い

伊勢は早よ立て 道中は急げ 国の妻子を 思わぬか

差した盃 中見て御飲み 中にゃ鶴亀 舞を舞う

嬉目出度や お正月様よ 門の門松 しめ飾り

おらが国さは お伊勢が遠い お伊勢恋しや 参りたや

伊勢へ伊勢へと 萱の穂なびく 伊勢は萱葺き こけらぶき

お伊勢よいとこ 菜の花つぶき 唄も懐かし 伊勢音頭

伊勢の豐久野 銭かけ松よ 今は枯れても 名は残る

讃岐平野に 黄金の波が 祭太鼓が 鳴り渡る

讃岐平野に 祭の太鼓 老いも若きも 勇み立つ

宵じゃ宵じゃと 夜中を過ぎて いつが宵やら 夜中やら

こちら座敷は 祝いの座敷 鶴と亀とが 舞いを舞う

嬉目出度や 若松様よ 枝も栄えて 葉も茂る

桜三月 あやめは五月 咲いて歳とる 梅の花

お伊勢参りに この子ができた お名を付けましょ 伊勢松と

あの子ええ子じゃ 俺見て笑ろた 俺も見てやれ 笑てやれ

御前百まで わしゃ九十九まで 共に白髪が 生えるまで

讃岐大野原 祭の日には 太鼓舁く人 勇ましや

娘十七、八 蝶々が止まる 止まるはずだよ 花だもの

娘十七、八 停車場の汽車よ 早く乗らなきや 人が乗る

娘十七、八 レコード盤よ 入れて回せば うなり出す

娘十七、八 したがる盛り 親もさせたがる 針仕事

娘十七、八 蝶々が止まる 止まるはずだよ 花だもの

娘十七、八 お山のざくろ うれて熟してまた割れる

娘十七、八 パン屋でござる 月に一度はジャムを出す

娘十七、八 材木屋でござる 太い丸太が出入りする

娘十七、八 酒屋でござる 月に一度は月桂冠

娘十七、八 小川でござる おたまじゃくしが上下する

娘十七、八 ポストでござる 赤い顔して入れさせる

娘十七、八 速達でござる 出せばしきゅうに届きます

娘十七、八 バイクでござる のったひょうしにうなり出す

娘十七、八 蓄音機でござる のせてまわせば歌い出す

娘十七、八 質屋でござる 出したり入れたり流したり

茶碗ドンブリ鉢ゃ 落とせば割れる 娘おはつは 寝て割れる

沖は暗いのに 白帆がみえる あれは紀伊国 ミカン船

今年参らん お伊勢の宮へ 花の三月 半ば頃

伊勢に行きたや 伊勢路が見たい せめて一生の 一度でも

紅い灯のつく 新古市で 心引かれた 伊勢音頭

近江琵琶湖の 安土のほとり 音に聞こえし 安土城

今日は祭りじゃ 金木犀の 香り芳しい 讃岐路で

猫も杓子も お伊勢参り 花も見送る お伊勢へと

瀬戸の白波 背中に受けて 風に揺られて どこまでも

咲いた咲いたよ 祭の花が 酔おて唄えよ 伊勢音頭

金毘羅参りに 出掛けた帰り 道草くいましょ お伊勢まで

春日三笠山 出でしの月よ 都照らして 天の川

つつじさつきは 山の原照らす 娘島田は町照らす

坂は照る照る 鈴鹿は曇る 間(あい)の土山 雨が降る

馬がもの言うた 鈴鹿の坂で 御伊勢参りなら のしょうと言うた

山で床とりゃ 木の根が枕 落ちる木の葉が 掛け布団

朝もはよから うとうて通る 御伊勢参りの 往き還り  




草をかき分けなぎ倒し 土手の周りをチョイとなでまわし 入れて押し込むこの力 これぞ日立のブルドーザー
 
ねえ押して押して また押して

またを開げてさぁお乗り 乗ったところがああいい気持ち上へ下へと上下する これぞ日立のエレベーター
 
ねえ乗って乗って また乗って

あなたのバナナは大きくて 私のりんごは小さいけれど入れて回せば 汁が出る これぞ日立のジューサーよ

ねえ入れて入れて また入れて



※参考(香川県詫間町箱浦太鼓台)

@ヤレモテサンヤノドッコイショ
(太鼓)トントントン・トントコトッテントン
 ヨイヨイヨイ ソリャ ヨイヨイヨイ
(太鼓)ドドスコ・ドドスコ・ドンドコドッテンドン
 ヨヤマカショッショ ヘラショッショ
(太鼓)ドンドコドッテンドン
 ヨイヨイヨイ ソラ ぼたんに唐獅子 竹に虎 (ヨイショ)
 虎追うて走るは和唐内 (ヨイショ)
 和唐内人には杖かそか (ヨイショ)
 かすかに見えるは淡路島 (ヨイショ)
 島のナアエー 財布にゃ ヨーオイソーラー 金五拾両
 ソラソラヤートコセーエーヨーイヤナー
 ハリワイセー コリワイセー ソラ ヨイトコセー
 (アー オシタ オシタ オシタ オシタ)

Aヨーイナアーエ
 伊勢は津でもつ (ヨイヨイ) 
 津は伊勢でもつ (ア ヨーイセー ソーオコセー)
 尾張ナアーエ 名古屋は ヨーオイソーラー 城でもつ
 ソラソラヤートコセーエーヨーイヤナー
 ハリワイセー コリワイセー ソラ ヨーイトコセー
 (アー オシタ オシタ オシタ オシタ)

Bヨーイナアーエ
 奈良の名所は (ヨイヨイ) 
 猿沢池よ (ア ヨーイセー ソーオコセー)
 猿沢池には 鯉が六分で水三分 (ヨイセー)
 中にはちょっぴり鮒一分 (ヨイセー)
 銀かけ柳に八重桜 (ヨイセー)
 鹿や灯篭は数知れず (ヨイセー)
 奈良の大仏さんは寸とれず (ヨイセー)
 せれにナーエ 輝くヨーオイソーラ三笠山
 ソラソラヤートコセーエーヨーイヤナー
 ハリワイセー コリワイセー ソラ ヨーイトコセー
 (アー オシタ オシタ オシタ オシタ)

Cヨーイナアーエ
 わしが国さは アーヨイヨイ
 お伊勢が遠い ソラヨーイセー ソーオコセー
 お伊勢 ナーエ 恋しや ヨーイソラ 詣りたや
 アー ソラソラヤートコセーエーヨーイヤナー
 ハリワイセー コリワイセー ソラ ヨーイトコセー
 アー オシタ オシタ オシタ オシタ

Dヨーイナアーエ
 伊勢へ伊勢へと アーヨイヨイ
 草木もなびく ソラヨーイセー ソーオコセー
 伊勢はナーエ かやぶき ヨーイソラ こけらぶき
 アー ソラソラヤートコセーエーヨーイヤナー
 ハリワイセー コリワイセー ソラ ヨーイトコセー
 アー オシタ オシタ オシタ オシタ


※参考(香川県詫間町箱浦太鼓台)

1お前百まで わしゃ九十九まで 共に白髪の生えるまで 
 アー ユッサー ユッサー

2紺ののれんに 松葉のちらし マツにこんとは気にかかる
 アー ユッサー ユッサー

3沖のかもめに 汐どき聞けば 私しゃ立つ鳥 浪に聞け
 アー ユッサー ユッサー

4来いと言われて 行かりょか佐渡へ 佐渡は四十九里 波の上
 アー ユッサー ユッサー

5うれし目出たの 若松さまよ 枝も栄えて 葉もしげる
 アー ユッサー ユッサー

6若い娘と新造の船は 人は見たがる 乗りたがる
 アー ユッサー ユッサー


※参考(香川県詫間町箱浦太鼓台)

(太鼓)ドンドンドン ドンドコドッテンドン
    ドドスコ ドドスコ ドンドコドッテンドン
 収めましょう (収めましょう)

 今年はナー  (今年はナー)

 豊作デー   (豊作デー)

 万作じゃー  (万作じゃー)

 大漁じゃー  (大漁じゃー)

(祝うて三度 ヨイヨイフェー)
(太鼓)ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン



※参考(岡山県倉敷市)

五万石でも岡崎様は 城の下まで船がつく

秋が来たぞと鹿さえ鳴くに 何故に紅葉が色づかぬ

娘島田に蝶々が止まる 蝶も止まらじゃ花じゃもの

つなぎ船ならおい出せけ出せ 置けば港の邪魔になる

起きておかえりうちの鳥ゃ チャボじゃ チャボが 二度鳴きゃ夜が明ける

ここは播州か舞子ヶ浜か 沖に見ゆるが淡路島

鯉の滝昇は何と言って昇る 水にばしゃばしゃ言って昇る

姉は西国 妹は四国 巡り合いましょう処女であれ

あの娘良い娘じゃうち見て笑うた うちも見てやれ笑うてやれ

入れておくれよかゆくてならぬ 私一人が蚊帳の外

今夜来るなら裏からおいで 表や車戸で音がする

沖のかもめに潮時聞けば 私ゃ立つ鳥波に聞け

恋にこがれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身をこがす

沖の暗いのに白帆が見える あれは紀の国みかん舟

唄の御上手は姫路の御家中 姫路ゃ殿様唄の神

誰もどなたも唄おうじゃないか 唄で御器量下がりゃせぬ

紺の看板に泉青と染めた どこの紺屋が染めたやら


※参考(岡山県倉敷市)

ここは乙島戸島の社か 沖に見ゆるが水島か

坂は照る照る鈴鹿は曇る あいの土山雨となる

目出度目出度の若松様は 枝が栄えりゃ葉も繁る

伊勢に参ったらこの子が出来た お名を付けましょ伊勢松と

お伊勢参りか岩に腰かけて 連衆待つのか休むのか

伊勢にゃ七度くまのへ三度 あたご山には月まいり

目出度目出度が三つ重なれば 鶴が御門に巣をかける

この座敷は目出度い座敷 鶴と亀とが舞いを舞う

私や備前の岡山育ち 米のなる木をまだ知らぬ





協力者:千歳楽さん しもばやしさん ほ印さん 黒渕Nさん 黒渕Sさん 豊浜町合田さん やまのがわさん 
    もたかさん 香川県歴史博物館 箱浦太鼓台
    
    本当に御協力ありがとうございました。