掲示板もどきから拾ってきた、おまけドラマその1 萌え編
作・つっちいさん&雲丸
どたどたどたどた……
こけっ
どっしーーーーーーん!
「いったぁい。お兄ちゃん、いたいよぅ」
「おいおい○○(お好み名前をお入れください)、大丈夫か?」
「う、うん……あーーーーーっ。めがね、われちゃったよぅ。うえーーーん」
「おい、泣くなって。まったく○○は子供だな」
「わ、わたし、子供じゃないもん。ブ、ブラだって、してるんだから」
「スポーツブラだろ?」
「う……しょ、しょうがないじゃん。あたしまだ……って、何でそんなこと知ってるのよー」
「いや、この前お前の部屋に入った時偶然タンスの中を見ちゃってな」
「偶然タンスって――そんなこと、あるわけないじゃなーーーーい。お兄ちゃんのえっちーーーーー」
「まあ待て、妹よ。胸が大きくなる方法を教えてやろうじゃないか」
「え? 本当?」
「確かな情報だぞ。それは……揉めばいいのだ!」
「も、もむ?」
「自分でやってもだめだぞ。男の手で触られることによって、刺激を受けて大きくなるのだ!」
「それ……本当?」
「もちろん! というわけで、俺が……」
「す、ストップ! その前にこれ!」
妹はタオルを持ってきた。
「これは?」
「これで目隠ししたらいいよ」
「うーむ、仕方ない……。まあ、いいだろう」
「じゃ、いいよー」
「よーし。そーれ、もみもみー。あれ? 何かお前、胸板厚いな。それに……け、毛深いぞっ」
「……何してるんだ、お前……」
「げっ! お、親父じゃないか!」
腰にタオルを巻いた父が、呆れ顔で立っている。
「風呂から上がってきて、いきなりお前に胸を揉まれるとは……」
「ご、誤解だーっ」
「ぷぷっ。お兄ちゃんのばーか」
父の後ろで、妹は舌を出していた。
……萌え。
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